第4話 金も学歴も地位もない
お金が足りない、学歴がない、社会的な地位もない。
欠乏感こそが、豊かさを受け取る?
ワイズマン:「リッチマインド。
それは、宇宙が最も美しい形で
豊かさを流し込む受け皿だよ」
スピ乙女:「欠乏の言葉を捨て、可能性を信じることで、それは現実になるわ。
清さんが今、貧しいと感じているとしても、
それはただの欠乏の言葉じゃないかしら」
その言葉は、オレの心を深くえぐった。
確かに、オレは常に「足りない」という意識の中で生きてきた。
お金が足りない、学歴がない、社会的な地位も立場もない。
だが、その欠乏感こそが、豊かさを受け取る、
「受け皿」を塞いでいたのかもしれない。
足るを知るものは富む。
朝のピチピチした生気は、過不足なく都会の空に満ちている。
丸の内の朝は始まったばかりであった。
高層ビル群の窓ガラスに、朝日が反射して輝く。
この街で、多くの人が成功を目指してひた走る。
だが、オレたちの旅は、その先に潜む幸福の真意を探るものだ。
健二:「東西の哲学でも、幸福は心の持ちようですね。
継続的な学びと習慣こそが、人生を豊かにするカギなのだね」
そうだ。オレは、ただ哲学書を読むだけでなく、
それを自分の人生にどう活かすかを考えてきた。
絶望の中でも、学び続けることだけは止めなかった。
そして、それがオレのオンボロな道を照らす、唯一の光だった。
オレたちの駄弁りあいは尽きることがない。
それぞれの視点が交錯しながら、一つの結論をめざすのだ。
それは、この皇居が持つ、権力と自由、そして心のあり方についての
深い問いかけから始まるのだ。




