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22 歴史・人間関係等まとめ

こんがらがってきましたので、ちょっと整理しますね。



まずは、時代の流れからです。


1 フン族が大移動

2 東ゴート族などが追い出されてローマに侵入

3 ゲルマンの諸民族が大移動を開始する

4 西ゴート族が、ガリアを占領する

5 フン族のアッティラが、配下の東ゴート族、ゲピド族などを連れ、ガリアに侵入(フランク族の内紛に介入したという説もあるようです。)

6 ローマのアエティウス、抗戦を決意する。フランク族のメロヴィクスの参戦を促す。西ゴート族もアエティウスと共に戦うこととなる。

7 カタラウヌム(現在のシャロン・シュル・ソーヌ)の会戦で、フン族が破れる。西ゴート族の王が戦死する。フランク族は北ガリアを得る。

8 オドアケルにより、西ローマ帝国が滅亡する。

9 テオドリック大王がオドアケルを殺し、イタリアに東ゴート王国を建国する。

10 フランクのメロヴィクスの孫、クローヴィスは、その長子テウデリクと共に(この辺は、ちょっと調査不足です。)西ゴート族を撃破し、ガリア、アクィターニアを占領する。西ゴート族はヒスパニアで西ゴート王国を建国する。

11 クローヴィスは、カトリックに改宗する。

12 クローヴィスは、現在のフランスとほぼ同地域(中東部と南部除く)を占領し、全フランクの王となる。フランク王国の誕生。

13 これ以降、フランクは、ゲルマニアに侵攻し、間接的に支配を強めていくようです。

14 511年クローヴィスが死去し、息子たちがガリアを分割して相続する。ブルグント王国(現在のブルゴーニュ地方だそうです。)がフランクに滅ぼされる。

15 553年、東ゴート王国は、東ローマ帝国に滅ぼされる。このころ、東ゴート王国は、援軍を求めてフランク王国に、プロヴァンス地方を割譲する。

16 558年 クロタール1世、フランク全土の王となる。

17 561年 フランク王クロタール1世、死去。4人の王子が分割相続する。

18 565年、ランゴバルド(ゲルマン民族)が北イタリアに侵入。

19 (多分)565年、キルペリク王とアウドヴェラ王妃の間に娘が産まれる。キルペリク王、王妃アウドヴェラを追放し修道院に入らせる。フレデグントが新たな王妃となる。


この、565年が、今の話の時点となります。


次に登場人物です。


歴史上の人物

メロヴィクス フランク族の伝説的な王

クローヴィス メロヴィクスの孫と言われている。フランク王国を建設

テウデリク クローヴィスの長子。後に子孫が途絶え、その領地は弟であるクロタール一世のものになる。

クロタール一世 クローヴィスの息子。兄弟が死んだので、全フランクの王になる。

キルペリク王 クロタール一世の末子。後に兄王たちと激しく争う。

フレデグント もとは王妃アウドヴェラの侍女だったが、キルペリク王の寵愛を受けるようになり、後にアウドヴェラを陰謀により追放する。

トゥール大司教 グレゴリウス 立派な人だけど、この話の中では、嫌な感じがしている。

フォルトゥナトス イタリア出身の吟遊詩人。ガリアの宮廷で歓迎されている。


本話中の人物


ロゴ クロタール一世の従士頭をしていたが、死去に伴いキルペリク王子と共謀して功績を立てる。褒賞として領地を貰う。ガリア西部、ロワール川北岸、トゥールの下流あたりの領地で、周辺の領主たちの旗頭的位置付けになっている。


ジャケ クロタール一世の従士をしていたが、ロゴが領主になるときについてくる。近くの村を任せられている。


クロティルド イタリアに住んでいた東ゴート族。フランク族がイタリアに侵攻してきたときに略奪にあい、ジャケの愛人のような存在になる。その後、牛4頭でロゴに買われる。


犬頭族の女 ロゴの相棒だった。ロゴとの間に犬っこのシアンがいる。既に死亡している。


シアン トゥールの教会で見習い僧。神聖魔法がちょっと使えるらしい。


レイナ 旅の女。クロティルドの侍女。


ミーレ レイナの娘。3歳くらいの幼女。


錆猫のサビ 館の三階、領主と妻の私室に住んでいる。蝙蝠を捕まえるのが得意。野蛮魔法の使い手にして、その力をテウデリクに継承させる。


ジェーロム 村の司祭。ラテン語が下手糞だからか、洗礼がまともにできない。フランク族が嫌い。


クーレヌ 近くのフランク人領主の妻。クロティルドとは、人妻会で顔見知り。ジェーロムの洗礼をいつも手伝っているが、そこにはいかがわしい取引が存在している。フランク族に対して冷淡なところがあるので、ガロ・ローマ人であると思われる。


テウデリク ロゴとクロティルドの息子。元々は織田信長だった。


明智光秀 山崎の合戦で死亡。



その他


フランクの王国は、ネウストラシア、アウストラシア、ブルグンド、アクィターニアに分割されていますが、ここでは、混乱を避けるため、西フランク王国(キルペリク王)、東フランク王国、ブルグンド王国、アクィターニア王国とします。


              北


   西フランク王国         東フランク王国     ゲルマニア

   (キルペリク王)        (シギベルト王)

西    (ロワール川)                 東

   アクィターニア         ブルグンド王国

   (カリベルト王)        (グントラム王)


  ピレネー山脈      南


西ゴート王国                     ランゴバルド王国



フランク人は、独立の領地を与えられた家臣と直属の従士を配下に持ち、家臣は、ときと場合によっては離反することもありえますが、従士は伝統的に主に対し絶対の忠誠を誓っているとされています。

ロゴにとって、ジャケは家臣です。家臣は基本的には、それぞれ与えられた村に住んでいます。

従士らは、館に住んでいたり、丘の下の村に住んでいたりします。

いずれも騎乗しています。

歩兵は必要に応じて、村から徴兵します。


このあたりは、歴史的に正しいかどうか分かりませんが、ご容赦下さい。


宗教


キリスト教とは違うものです。ここで、悪口を書くことがあっても、それは実在の宗教に対するコメントではないです。


正統派聖教 正統派です。

アリウス派聖教 異端です。東ゴート族はもとはアリウス派でしたが、融和的立場をとります。西ゴート王国もアリウス派です。ゲルマニアでも有力です。


魔法


神聖魔法 白い光を発する。昔は文明魔法といわれていたが、今は、砂漠の神に盗まれて神聖魔法と呼ばれている。正確なラテン語で詠唱するのが鍵。雷を放ったり、身体の不快感を取り除き、身体を頑健にするなどの効果が確認されている。


野蛮魔法 赤い光を発する。血を浴びたり、その他ちょっと話しにくい形で発現する。身体能力を高める。無謀な戦闘が可能となる。また、空中で跳躍できるようになる。


魔物


西ローマ帝国が滅亡してから、各所で発生するようになった。ゴブリンなどは、地元の領主たちが兵を出し合って討伐したりする。その他の魔物の存在は不明。


整理して、自分自身が、まずすっきりしました。

上でも触れましたが、歴史的事実等については、正確でない可能性が相当あります。お話だとして、適当に受け止めて頂ければ幸いです。


ご一読ありがとうございました。


次が第一章の最後の場面で、その後は、幼児編に入りたいと思っております。明日、5時ころに投稿予定です。

引き続き、お楽しみ下さい。

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