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人災派遣TRPGリプレイ  作者: 紫電改
第二話:『その声を守るため』
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20/20

第二話:『その声を守るため』12(完結)

●戦闘~第三ラウンド


挿絵(By みてみん)



GM:ではイニシア!これが最後になるでしょう!

秀史:これは先手取らせずに一気に決めたいな。

カヤカ:どうにかイニシア取りたい…。

GM:レッドコームは(ころころ)16。

天美:20。とった!

カヤカ:7。……アッハイ。

チシャ猫:18。うーん。早くてもにゃあ。

秀史:35……あれ!?

カヤカ:ちょっとー!(爆笑)

チシャ猫:なんか凄いことに(笑)。

秀史:ちょっと!俺SP空だよ!

チシャ猫:2D6+7で35……。人災でなければとても見られないダイス目ですね(笑)。

カヤカ:最高記録に迫る勢いのクリティカルを見ました。


GM:正直なところ、君たちのターンでほぼ勝利は確定している。ここからは、『レッドコーム』を止めるためにリソースをどこまで消費しなければならないか、が焦点となるでしょう。

天美:うーん、まあ私が殴って倒すのが一番早そうではありますね。

GM:ちなみに瀕死とは言っていますが、1点2点では死なないと思ってください。

秀史:とりあえず副動作でSP回復します。8点、ぎりぎり『ロングショット』+『アサシネート』できる!

チシャ猫:『アドヴァイス』いっとくかにゃ?

秀史:『アドヴァイス』お願いします。

チシャ猫:というわけで相手の位置データを立体的に転送。衛星からもぎとってきたGPSデータで弾道計算を補填。

秀史:「第五射用意。目標、レッドコーム。距離3023.91m。北西の風、6.9m/s。気温23.2℃。湿度31.5%。」

カヤカ:当たれば!行けるッ!

秀史:行けっ!(ころころ)19!?

天美:うわー!ここにきて!

秀史:EPで振り直し!8点だが罰則は後!振り直して(ころころ)……44!!

カヤカ:爆発したー!!

天美:おかしい(笑)。

チシャ猫:うーむ。

GM:とんでもないことに。こっちの回避は、うん、ぜんぜんだめだね。

秀史:通常ダメージ15。

GM:まだ死なない!

秀史:追加ダメージ。「これで終わらせてやる!」(ころころ)24点!

カヤカ:平均して追加ダメージが高い!

GM:……耐えた。

天美:えっ。

カヤカ:なんっ!?

秀史:うそん!?

GM:正直に言いますと、HPあと4点!

秀史:とりあえず罰則。(ころころ)6。

天美:「知らんぷり」でペナルティなし。

GM:ダイス運いいなあ(笑)。

カヤカ:運を分けてください(切実)。

チシャ猫:カヤカ……。


GM:さあ天美さんだ!事前に宣言してしまいますと、『レッドコーム』は自分のターンが回ってきたら、『バックスタッブ』載せてダメージを増加させてきます。そして、二回目の速攻で、ひなたに対して全力でナイフ投擲をおこないます。

カヤカ:『献身』がある。オレが居る限りそれは通さない。

天美:「……降伏、してもいいんですよ? 今なら永久除名は免れるかもしれません」

GM:もはや聞く耳をもたない。もはや狂戦士の類だ。

天美:「……仕方ありません。最初に言った通り、私が止めてあげます!」

秀史:「……」何も言う気力もなくゆりかもめの屋根の上に倒れている(笑)。

天美:【魔力の矢】+【魔力収束】+【明鏡止水】。20、LPを2点振り足しで26。……微妙。EP6で更に2D振りたし、31。

GM:(ころころ)31!最後に意地を見せた!

天美:まあ、完全回避されなかったのでいいでしょう。ダメージが、34!

GM:……終わりだ。眉間に魔力の矢を受けたレッドコームは倒れ伏す。

天美:おっと。倒れる前に、カヤカ君の方に押し出します。「とどめはケン太の役目、でしょ!」

カヤカ:「……おーけー!」

天美:「ぴよ~!?」偶然転んだ体で、ぽすんと宇宙人の胸を叩いて、終了。

カヤカ:こっちに向かってくる宇宙人に向かって、見栄えのする上段回し蹴りを一発!

GM:では、ここに来ておおよそ自体を把握した音響さんが、絶妙のタイミングで効果音を合わせてくれる。「ズッバァーーン!」

天美:うまい!

GM:回し蹴りが顎をかすめたレッドコームは、よろ……よろ……どしゃっ!と、結果としてお芝居のように滑稽な倒れ方をした。

天美:「ポーズ決めて、ポーズ!」

カヤカ:「ポーズ!?え、あ、あー……」

秀史:あーいむうぃなー!(笑)

カヤカ:言わないよ!?なんかそれっぽいポーズを取っておきます。

GM:そこで、「森を荒らすやつらは、オイラたち森の仲間がゆるさない!」と本来のセリフがかぶる。

天美:ぴょんぴょん跳ねて喜ぶひよ子。「やったピヨ~!」

カヤカ:ポーズを決めたまま微動だにしないです。

チシャ猫:「うまーく倒した相手回収しないとなんだにゃー」

GM:「森に平和が戻ったぞ!さあみんな、楽しく歌おう!」ら~らら~。舞台が暗転して、袖から声がかかる。

秀史:あ、最後はダンスでしめるのね(笑)。

GM:「予備のきぐるみを来たダンサーが代わります!みなさんはこちらへ!」

カヤカ:――さっさと引っ込もうか。倒れた宇宙人たちも引き摺って。

天美:え、主役はこの後のライブ中もずっと後ろでダンスするんだけど。

GM:もちろん、残って踊ってもいいですよ。

カヤカ:出来るかァ!?

秀史:なんだやらないのか(笑)。

カヤカ:無理無理!!

天美:おしい(笑)。 じゃあさすがに私も引っ込みます。

チシャ猫:じゃぁチシャの人形がくるくる踊っておきますにゃー(笑)。


――森の妖精と、ケン太たちと、本来のアクターが扮した反省した宇宙人たちが歌って踊る。

客席から歌を覚えてきた子供たちも歌い出し、舞台はおおいに盛り上がった。


天美:「……ふぅ。なんとか乗り切れた、かな?」

GM:これは録音ではなく、ひなたの生声で。……「みんなー!!応援してくれて、ありがとう!私、これからもずっと、がんばるからね~!!」

天美:「妖精さ~ん!」「わーい!」「がんばってー!」

カヤカ:「着ぐるみ滅茶苦茶暑い……」

チシャ猫:「立派だったんだにゃ?」

天美:「お疲れ、カヤカ君。頑張ったわね」

カヤカ:「天美サンもお疲れさま。しばらく着ぐるみは見たくねえかな……」

天美:「シタナガさん、猫さんも支援ありがとう。この仕事ぶりでは、もうルーキーとは言えないわね」

チシャ猫:いやルーキーでいいです。LP超重要(笑)。

秀史:同じく(笑)。LP大事。超大事。

チシャ猫:しかし劇場なのに、どこから手裏剣飛んできてたんだろう。

カヤカ:しーっ(笑)。

秀史:「もう今日は動きたくねぇ……」ビルの屋上にひっくり返っていよう。

天美:あ、罰則の2回目。9で『叱責』。HP-10でした。

GM:それでは、経費判定をお願いします。

一同:はーい(ころころ)。

天美: 11、消化!

チシャ猫:10、こちらも消化。

秀史: 6、3点足りない!一応自前で3点持ってるからちょうどにはなるんだが

カヤカ:15!貰い過ぎでは!!!勿論消化ー。

天美:プレゼン上手(笑)。

カヤカ:というかここでこの出目が出なくても……。

GM:そして経験値。当然ながら、護衛と犯人確保両方成功です。

カヤカ:護衛はパーフェクトでした!

GM:はい。AP/BP/JP 各2点および、ひなたを完全に護衛しきった報酬として、追加FP2点をさしあげます。

秀史:やったぜ!

カヤカ:よし、何を取ろうかなー!

天美:意外と防御判定に穴があることに気が付きました。

チシャ猫:これでハッカーがもう1Lあげて5Dになるかな……。




 ストーカー本人と、彼の依頼を受けて動いていたエージェント『害為す邪妖』が制圧され、ひなたに迫っていた危機は完全に去った。

 

 ウェブサイト『リベンジ騎士団』は今回の件で大いに裏社会の評判を落とし、他に進行中だった彼らの案件も、停滞し、立ち消えになったという。


……その後、無認可の派遣会社『リベンジ騎士団』が業界に姿を現すことはなかった……。


天美:あら、本当に消えちゃったのか。

カヤカ:業界には、か。

チシャ猫:もっとアングラな方に潜った感じかな。

天美:……まあ、名前を変えて似たようなコトしているかも知れませんからね。

秀史:構成員が消えたわけじゃないからな。海鋼馬にでも吸収されるんじゃないか?



 高千穂ひなたはこれを機に、教育番組やナレーションなど、子供向けを中心とした仕事を多く手がけるようになる。

 その太陽のように明るい声は、これから多くの子供達をはげまし、元気づけていくことだろう。


 彼女の声が奪われようとしたとき、それを守った者たちがいたことは、当然、誰も知る由はなかった。


天美:よかったよかった。

秀史:めでたしめでたし

カヤカ:無事に活躍できるようで何よりだ。


GM:……ということで、『ミッション:その声を守るため』クリアーです!お疲れ様でした!!

一同:お疲れ様でしたー!!

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