43回転目
買い物を始めてからのキャシーは凄かった。
色んなパーツを即刻見極めてサクサク買い物を進めていく。
買い物が終了した時のパーツの総重量……50キロ。これ背負って町から1キロ近く歩くのかよ。
肩に食い込むリュックのベルトが痛いぜ。
このまま直ぐに町を出るかと思ったら、もう帰り着く時間は余り変わらないから外食しようということになり、キャシーお勧めの店へ。
店は小奇麗というか小洒落た感じで、BGMにクラシックを流していた。
取りあえず促されるままに席へ付き注文を頼んでしまうが、キャシーの懐具合は大丈夫なんだろうか。
さっきの買い物でも結構使ってるだろうしその前にも買い物をしてきている、そこにこの店だ。
「なあキャシー、お金大丈夫なのか?かなり使ってるみたいだけど」
「ああ、それなら平気よ。安心して」
自信満々に言うがやっぱり心配だ、家に居た頃にはお金の話なんかまったくしなかったからな。
「安心してって言われてもな……」
「ハルキが作ってくれたペレット、あれって結構な値段するのよ?」
エネルギーペレットの事か、でもあれって……。
「……って言っても水が原料だろ?」
「あのね、今の時代は水は貴重なのよ?特に汚染されてない水は特に。そしてペレットを作る為のジェネレーター、アレだって今の時代にちゃんと稼動してメンテナンスがされてる物なんて数少ない品物なんだから」
「だから高いと」
「そういう事」
なる程、確かにペレット自体が希少品なら高値で売れるのかもしれない。
「因みに今の金ってどうなってるんだ?家に居たら使う機会無いから全然聞いてなかったけど」
「今のお金はコレね」
そう言ってキャシーはテーブルの上に硬貨を並べる。
「単価は円だからハルキにも分かりやすいと思うわ。左から1円、5円、10円、50円、100円、500円、1000円、5000円、10000円ね」
ソコに並べられたのは全てが硬貨の円だった。
「紙幣は?」
「ハルキが生活していた時代と比べると、木材の確保がかなり難しいのよ。だから紙幣は廃止されて全部硬貨で賄ってるの」
こんな感じでいかにエネルギーペレットの生産が出来るのが凄いとか、ペレットの利用価値なんかを色々聞いていると晩飯が来たのでソレを食べて帰路に着く事にした。
移動シーンはバッサリカット!




