34回転目
12時に間に合わなかったので18時投稿でございます。
何か妙に馴れ馴れしいというか、懐かれたと思うべきか……物は試しと言うし、アッピオの誘いに乗ってみるか。
「OK、じゃあやっても良いけど何かルールとかあるのか?」
「おっしゃっ!そうこなくっちゃ!」
アッピオは指を鳴らしながら大げさに喜んでいる。
主催側の人間だろうし、参加者を紹介すると何かしら良い事とかあるんだろうか。
「それでルールなんだけど、拳に布を巻いてやりあう。魔法とか武器は無し。これだけ、シンプルなもんだろ?」
「勝敗はどうやって決めるんだ?」
「相手がギブアップするか失神した所で終了さ。勝てばファイトマネーが貰えて、負けたら何も無し」
本気でシンプルだな。
「尻尾とかは使っても?」
「あーソレは流石に駄目。コード無しの奴だって居るし、使ってても無い奴や有っても短いのもいるから」
尻尾は無しか。
「で?直ぐに始めるのか?」
「お兄さんさえ良ければ準備して直ぐにあるよ」
キャシーが戻ってくるのに時間もあるだろうし……良いか。
「よし、やろう」
「じゃあコッチに来て!布を巻いて服は上を脱いだらファイト始めるよ!」
アッピオに連れられて路地を進んだ先で上着を脱いで拳に布切れを巻く。更に簡単なフェイスペイントまで施す。
水鏡で見せてもらったが……これってプロレスで言うなら完全にヒールだよな。白黒で髑髏書かれてるし。
こうすると客受けが良いからとアッピオに言われたがソレって完全にそっちの都合じゃねーか。
誘いを受けたことに早速後悔しながらもアッピオに先導されながら人垣のリングへ進む。
するとアッピオがリングの中央へ飛び出して司会を始めやがった。
そういやさっきフェイスペイントしてもらってる最中に紹介をアッピオがやるとか言ってたな。
「さあさあ皆様方!本日は皆様に更なる興奮をお届けする為に一人の野獣が立ち上がった!!身体に宿すは蜥蜴の力!!心と頭に宿すは凶悪な思想!!その名もっっっ!!!!スカルリザ~~~ドッ!!!!!!」
名前まんまかっ!!!!




