↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
8/8

リミット解放

「え???」

意味がわからなかった。だってランクSSSってSが3つよ?この男は何者なの?本当に頭にはハテナしか浮かばず、私は唖然としていた。

「とりあえず、紅魔館に戻ろうぜ?」

「そうね」

「カランの能力ってどんな感じなの〜?」

「まあ普通だな」

「教えて〜」

「そろそろ教えなさいよ」

俺はんーと頭を抱え、こう口を開いた。

「じゃあヒントをやるよ」

そして俺はその能力を発動させる。

「え?」

その瞬間彼の手にはナイフが握られていた。彼が一瞬にして取り出した?いや違う。いきなりナイフが作り出されたのだ。いやそれも違う。正確にいえば突然出てきたの方が正しい気がする。

「すごーい!何が起きたの?」

「能力を使った、それ以上でもそれ以下でもない。ただそれだけ」

「それだけじゃないでしょ!」

わけがわからない。

「はぁ」

と思わずため息が出た。….. さらによくわからなくなった。

「頭がぴよぴよしてるぞ、フラン」

「あわわわわわわわわ」


そんなこともありながら、私たちは紅魔館に戻ってきていた。私は彼の能力についてずっと考えてた。そして屋敷の前に着いたところで、

「お嬢様!!妹様!!」

咲夜が慌てて屋敷から出てきた。

「咲夜….」

「山奥の方でとても大きな音がしていましたが、大丈夫ですか!?」

そう聞いてくる咲夜に

「えぇなんともないわ」

といった。


そして、なんだか疲れ切った私は自分の部屋に戻ってきていた。

すぐさまベットに飛び込んだ。

そこで思ったことを口にした。

「今日の訓練はとても良いものだったわ」

自分自身でもわかる。それを実感するほど強くなれたのだ。

「古井想、カラン…..まだまだ高い壁だけれど、いつかは絶対超えてみせるわ」

そんな独り言をこぼしているうちに、私は意識を失った。


「ふぁ〜」

ある日朝方、かなり早い時間から私は、その訓練場に向かって能力の向上に向けて勤しんでいた。

まぁ私高校生だし!?もっと青春みたいなことしたいんだけれどね?

ただブライトの頭なだけあって、管轄や統制、指揮、任務。諸々をやっていると、そんな時間ないわけで….

幸いにも咲夜がある程度は手伝ってくれるから、かなりこれでも軽減されている方だわ。

咲夜にはいつもお世話になっているからね、あの子をもっと休ませたいのだけれど、いかんせん真面目すぎるのよね….

フランもフランだ。いつもは思ったままマイペースに動いているけれど、いざという時は本当に頼りになる、自慢の妹。

「恵まれてるわね….私」

だからこそ私がもっと頑張らなくちゃね!!!

「…..朝っぱらから、訓練とはさすがだなレミリア」

そう後ろから声をかけてくる主は、

「あなたもあなたで早いのね、カラン」

「朝方なもんでな」

ぐーっと伸びをして、

「吸血鬼なのに朝が得意なのか?」

「そんなわけないでしょ、私だって嫌わよ」

じとっと彼をみる。

少し沈黙ができてしまった。

「まぁなんだせっかくだし練習に付き合ってやろうか?」

「いいの?」

「あぁ、やっぱり実践あるのみだからな、本気でこい!」

じゃあ最初っから本気でいかせてもらうわ!

私はその瞬間に地を蹴り、彼の背後に回る。

そうしてその蹴りを放つ。もちろん全力で、

「っく!」

相も変わらず、すかした顔で私の攻撃を受け止めるカラン。

ただ….私だって馬鹿じゃない。

「受けたわね?私の攻撃を」

私の足を掴む彼の手をそのまま掴み返した。

「っ!?いい力で腕を掴んでくれるんだな」

余裕そうなのも今のうちよ。

そして…..



スペルカード


神槍


「エクスプロゼ・ランス」




「!?」

その手足からグングニルを生やし、突き刺しにした…..

….はずだったのだが、

「あっっぶねぇ…. 今のはちょっとひやっとしたよ」

平然と私の拘束から逃れていた。

「結構強く握ったはずなのに、どうして当然のように避けてるのよ!」

ちっ

と思わず舌打ちをしてしまう。

「いい攻撃だったと思うぞ。ただな、当たらなきゃ意味はないもんな」

くーいちいち腹の立つことを言ってくれるわね。

「じゃあこんどこそ….」

再び地を蹴ろうとした時、

「ストーップ!ちょっといいものを見せてやるよ」

と言うので、そこで立ち止まる。

「何を見せてくれるって言うのよ」

そう問いかけると、彼はニヤッと笑って、

「俺の一種の必殺技でもお見舞いしてあげようと思ってな」

「私がそれを受ければいいのね?」

「ちがうな、まずお前じゃ受けきれん」

「そんなのやってみないとわから…..」

そこまで言って、その雰囲気の変化を感じ取った。


俺は深呼吸をする。俺はレミリアから背を向けて、その木々溢れるところにある幻影を召喚した。

「何やってるの!?そんなでかいドラゴンをだして何して…..」

俺はその声を気にも止めず、




リミット解放 〜10%〜


スペルカード


終符


「カランコエ」



……見えなかった、ただ視界よりも先にその轟音が鳴り響いた。

「あちゃ〜またやりすぎたか?次はもうちょいでかいの呼んでもいいかもな」

さっきまでその化け物がいたところが、クレーターの如く削り取られており、

「….本当に化け物なのね….」

やっぱり彼にはまだまだかもしれないわね…

と認識を改めるのであった……




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。