65 姉 22
近頃、弟が私と遊んでくれるようになった。
『姉さん、たくさんキスしてくれて、ありがとう。』
「どういたしまして。」
弟の姿が見えないのだから、私が弟に何かできるはずがない。
私は弟と、言葉で遊んでいる。
『今晩も、姉さんとしてもいいよね?』
「いいわよ。」
意識が途絶えた。
着信音を聞いて、枕元のスマホを手にとった。
『姉さん、僕が中3のときにが姉さんからもらったクリスマスプレゼントを覚えてる?』
中学3年生の可愛い弟を思い出す。
「ケーキの食べさせあい?」
弟が、私にケーキを食べさせてくれた。
私も、ケーキを食べさせてあげた。
ほのぼのとした、繰り返し思い出して私が消せない、楽しい思い出の一つ。
『それと、もう一つ。』
何だろう?
以前きいたとき、弟はごまかしたけれど、やっぱり私の裸を見たのかな?
『姉さんを、もらった。』
私を、、、もらった?
『姉さんは、あのときに、僕の恋人になった。』
・・・・・・・・・・・・恋人、、?
『僕は、姉さんの弟だけど、恋人なんだ。添い寝してる夜中に、いつもしてるよ。』
そんなはずは、、、!
『毎回、きちんと許可はもらってる。でも、反応がないのは寂しいよ。
まだ食べ足りないから、早く戻ってきて。』
「何を、勝手なこと言ってるの?!」
思っていることがそのまま声に出た。
私の身体に変化はないのだから、何かしたと思えない。
『証拠が欲しいの?』
意識が途切れ、スマホの電子音で目を覚ました。
『姉さんの、下を見て。』
私の下が、全て脱がされていた。
『今から、しようか?』
私は、下半身だけ肌をさらしていることが、意図的で恥ずかしくて、服を元に戻す。
弟は、今、どこにいるの?!
私は焦って左右を見るけれど、弟は見えない。
「わかった、わかったから、もう、止めて!」
『信じる?』
「信じるから、一旦休憩にしましょう!」
私の意識が途切れた。
翌日の夜、私は弟から、同じように羞恥を受けた。
次の日も、その次の日も、弟は私をからかって遊んだ。
あー、もう、弟に好きなだけ抱かせてあげるとか、止めだ!
何の遊びか知らないけれど、体調の悪い姉で遊ぶとは、いい度胸だ!
確かに、夜に弟に何かされていたとして、気づいていない可能性もある。
何しろ私はそういう経験がないに等しいのだから、証拠が無ければわからない。
朝に体調が悪くても、「そういう日もあるよね」、くらいにしか思わないかもしれない。
もし、本当に弟が以前から私としていたのだったら、弟の初めての体験は惨めでも何でもないではないか!
私の方が、寝込みを襲われて、記憶も定かではないし、惨めな体験だわ!
・・・・・・・・弟だから、いいけれど。
『姉さんの喘ぎ声を聞きたいから、感度も良くなってね。』
「私が、鈍感になったと言うの?!」
『触っても感じないって、そういうことだよね。』
なんてこと言うのよ! 私は敏感よ! お姉ちゃんは、繊細なの!
私の唇に、柔らかいものが触れた。
びっくりして、目が開いた。
『感じた?』
弟にのせられたのが悔しいから、答えてあげない。
『感じないなら、どこを触ってもいいよね。』
ちょっと待て! お姉ちゃん、許してない!
『姉さんには僕のことが見えないから、やり返せないよ。』
私は身体を撫でられた。久々の感覚に、ぞくっとくる。
唇に温かいものを感じる。
身体を温かいものが包む。
私は懐かしい感覚に、目を閉じた。
弟が、手慣れたように私の身体に触れていく。
私の身体が反応して、弟に知られるのが恥ずかしい。
弟は結婚前と違って、遠慮なく私に触れていく。
弟に、男を感じた。
思わず声が出てしまう。
弟の名前を呼ぶ。
激しく身体にキスされる。
舐められる。
喘ぎ声が止まらない。
ーー弟は、本当に、私としようとしている?!
弟が私にしがみついた。
弟の熱い息が敏感になった首にあたり、声が出る。
弟の息がずっとかかっている。
何か言っている、、?
弟は私を抱き抱えたままじっとしている。
弟の、懐かしい匂いする。
私は弟の熱い息を感じながら、弟の匂いに安心して、ゆっくり眠りについた。




