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学園まるごと異世界転移~よくあるモブ軍団のお話~  作者: つくも神
ようこそ異世界へ
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虫こねーわ

虫こねーよシリーズ好評発売中!

今なら害獣よけも付いてきてオトクな2万9800円!



……害獣よけが無ければ2000円!!



魔導車(本当は普通の自動車)に乗って南村からグラキットへ向かう道中に面白いものがあった。


「あの小屋はなんだ?」


大した整備もされてない土まるだしの道の横にたまに小屋が建てられている。


「アレは竈やな。その辺で毎回作って休憩するよりは小屋近辺で休憩しましょうって目印みたいなもんだな」


「でもアレに盗賊が化物が隠れてたら危なくね?」


「化物は兎も角盗賊があんな小さい場所に詰められててもたかが知れてるだろ。それに虫除けもついてるしな。どのみちどこでも襲われる警戒はしてない方が悪いってもんだ」


異世界おっかねえな。いや、日本以外は大体こんなもんか。日本は自販機置いてても無事なほど治安のいい国らしいからな。そこらの道に落ちててビビるらしい。落ちてんじゃねえよ、配置してるんだよ!




「しかし魔導車はええな。普通徒歩や馬車だから何日もかけて警戒しながら進むもんだぜ」


魔導車なんて凄いものがあるのに馬車が普通に使われているらしい。


「馬車はまだしも徒歩はないでしょ?水とかどーすんの?飯はパンとか持てばいいけど水何キロも持って移動すんの?」


「水は大体川が付近にあるからな。ちょっと遠回りしても川を経由するルートで進むのよ。ていうか街なんてもんは大体川や海に面してるもんよ。水がなきゃ生活なんてできねえしな」


一応考えられてはいるんだな。


「後は水魔法使ったり魔道具だな。魔道具は金はかかるが誰でも使える便利なもんよ。なんで水が出るのかは俺も知らん」


空気中の水素でも集めてんのかね?


「まあ竈はキャンピングカーあるし使わねえな。無くてもバーベキューコンロあるし。使うとしても竈で料理する技術がないから上手く使えないし」


「ソレよソレ。魔導者に竈くっつけるなんてどんな発想だよ。お前らの国はいい意味で発想がぶっ飛んでるな」


……普通の車にはついてないから安心しろ。




「それより気になったんだけどさ。こっち側の道に来てからバッタとか全然出くわさないんだけどどーなってんの?生息地域が違うの?」


「ばった?……ああ、ばったね。名前忘れたけど飛んでくる奴な?ホップだかステップだか言うたっけ。この道は一応管理区域だからな。整備された道は虫除け、通称”魔物避け”があるのよ。理屈は知らんが嫌な成分を出して近寄らせないようにしてるらしい」


……こんな土まるだしの道が管理されてんの!?そして無駄に凄い技術が使われてんの!?進んでるのか遅れてるのかわけわかんねーなマジで。”虫こねーよ”シリーズみたいな道具が設置されてるのかね。


「よくわかんねーけどすげーな。森出る時は毎回バッタ共にぶつかられて車体が汚い汁まみれになるだよな。」


「あいつらは虫が本体じゃないからよ。汁を撒いて増殖してるんだよ。葉を食って身体を大きくしてからぶつかって撒き散らしてから増えるんだ」


異世界バッタ気持ちわりいな!てか寄生虫みたいな生態系してんじゃん。そしてこのおっさん詳しすぎね?


「なんでそんな詳しいんだ?」


「ああ、組合で情報出てるからな。お前らも登録したんなら定期的に調べておくと良いぞ。特に付近の情報と今まで出会った動植物はな。受け付けで聞いてから2階行くと良い」


「おお、そうなんだ!ソレは助かるわ。こっちの情報は全く知らないからな~。そんな場所あったのか」


「組合員なら自由に調べられるからな、後はグラキット行けば図書館もあるぞ。あっちは高い金取られる上どこから調べていいかわからんからあまりすすめはせんが」


「図書館とかあるんだな。なんか紙の値段が高いみたいでそういうの無いのかと思ったよ」


「紙はメインが作ってるけど輸送してれば当然値上がりしていくからな。国が遠いほど自由に使えなくなる。それに魔道具で代用出来るしな。便利っちゃあ便利だけど絶対必要でもないから需要はあまりねーな。裕福層が自由に使ってる感じだな~。図書館も国のってより南部貴族の経済アピールの一環だな」


ふーん、図書館に蔵書寄贈してる有名人みたいなもんかね?




「それより見えてきたぞ。あの壁の向こうがグラキットだ」


自動車で走って大体6時間。盗賊や化物、虫などのお約束被害も一切なくたどり着いたグラキット。

そこは巨大な壁(おそよ15m前後)に守られている巨大な街だった。




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