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学園まるごと異世界転移~よくあるモブ軍団のお話~  作者: つくも神
ようこそ異世界へ
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銀貨というパワーワード

異世界の冒険者 オラオラオラオラ!

異世界の農夫  フンっ

異世界に漂着した人 虫でけえええええ!




異世界の農夫は強かった……



っは!?いやいや、たまたまこのおっさんが強いのかも知れん。

周りの人も動揺してないしな、きっとスーパー野菜人とかに違いない。

それにデケー虫をはたき落としただけだしな……動作が全く見えなかったけど。

その後呑気に会話して串焼き喰いながらどっかいってしまった。


「アレが冒険者なんすかね?」

「いや、どう見ても農夫だろ。オーバーオール着てたし」

「それよりもオーバーオールってこの世界にもあるんだな。発想が同じなのかな」

「たしか汚れてもいい服で肩の動きを阻害しない的な感じだったはず」

「んじゃ長靴もあんのかな?」

「ゴム製品は作るの難しくね?革のブーツとかじゃないかな」


いつの間にかおっさんの話からおっさんの服の話に発展していた。

ゴム製品が出来るまでふんどしとかドロワーズだったんだよな。

中世系の話ってそこら辺どうなってるんだろうか。

童貞を殺すスカートとしてドロワーズ出せば売れるんじゃないか?

金を稼ぐ手段はあるだけいいからな。

そんなことを考えながら一旦組合へと戻った。


「アレ?穀物屋?だかに行くんじゃねーの?」


「いや、行くんだけど。彼処通信台無かっただろ?不便だから依頼出そうかなと思って」


串一つとかなら金見せれば理解するだろうが壺や箱単位だとどれくらい必要かわからないだろう。

後依頼料の目安にもなる。個人用端末を買うまでは利用するだろう。


「それで戻ってきたと。仕事受ける前に仕事依頼する奴は初めてだわ」


組合に戻るとさっきの小柄なおっさんが受付にいた。

おばちゃんはまだ後続組の登録作業をしてこの場にいない。今は能力テストの最中だろう。


「一応門の大型思念台話す君の範囲広げるってのもあるぞ?金はかかるが簡単で面倒がなくてすむし」


「銀貨10枚だろ?それなら小型の持ってる奴雇ったほうが良いかと思ってな。俺達が買うまでは何度も依頼するだろうしそいつにもメリットはあるぞ?」


「つーてもこの国じゃ基本グラキット語だしな。今持ってるやつは~~~~。おーーい、誰か話せる君持ってる奴いたっけ?」


後ろにいるもう一人のおっさんと会話している。

さっきおばちゃんのヘルプを担当していたおっさんだ。

……おっさんとおばさんしかおらんなこの村。

この村も若者離れが深刻なのだろうか?


「あ~~、そういやジェネが酒飲んでるわ!あいつならもってっべ!」

「呼んでくんろ~」


……ちょこちょこ訛り入ってんな。ちなみに思念台は起動しているのでこれは日本語翻訳された会話だ。

ていうか日本語翻訳なのか?意識に直接語りかける感じだから厳密には翻訳ではないのかな。

意識に訛りってわけがわからんな。雰囲気で判断してるのかな?

翻訳アプリのなんとか弁を使ってると思いたい。


技術の凄さに凄いのか凄くないのか考えていたら上からおっさんが降りてきた。


「あ!アレさっきのおっさんっすよ!」

「おっさんしかいねーからどのおっさんかわかんねーよwww」

「あの串焼き買ってたおっさんっスよ!ハエたたきしてた」

「恐ろしく早い手刀のオーバーオールか。あの後酒飲みに来てたのか」


農夫なのに買い食いして昼間から酒飲んでるのか。


「なんや人がきもちよー飲んでんのに」


「依頼だ。グラキット語がわからないので通訳のな。端末持ってるのがお前しか見当たらなくてな」


「あ~。俺はマイン出身だからグラキット語わからんからな。端末ねーと何言ってるかさっぱりだわ」


「せやろ。ほならこいつらの面倒見たってや」


「ほ~~。こいつらが依頼人か。まあ飲み始めたばっかだからええよ。言葉がわからんと苦労するでな」


途中から何弁か混じってきたな。古い機種だからか?


「よろしくお願いします。何度か依頼するかもしれませんので」


「お、そーか。俺もしばらくは南村付近で活動するから贔屓してくれや」


それから料金の話し合いをして銀貨1枚になった。時間が長くなると別途上乗せという形だ。

この手続は最低保障なので払わないと捕まるそうだ。

上乗せ交渉で目処がたたない場合組合の提示金額になる。その場合も払わないとやはり捕まる。

とは言え最初銀貨5枚だったのがいいおいいおと1枚になったのでそこまで酷くはないだろう。

でも銀貨の単位がわかんねえんだよな。


一杯売っただけあった今はかなり銀貨を持ってはいるが支出ばかりではいずれ尽きる。

安定した収入源をみつけないと。

そんなこんなで改めて穀物屋に向かった。


「いらっしゃい。おや、さっきの団体さんとジェネさん」


「おー。こいつらが買い物したいみてーでな。俺が通訳してんだわ」


「なるほどね。たしかにグラキット語が話せないみたいで困ってたんだよ」


この会話は小型翻訳機による変換をされています。


「んで何がほしいんだ?」


「普段食ってるもんをくれ、後は小麦と米があれば」


「普段はパンに肉、野菜と魚だな。川が近いし獣も多いんだ。米ってお前あんな高いの置いてるわけねーだや。欲しいなら王都行くんだな」


おお!米があるのか!しかも米で通じてるって事は米を理解してるのか。


「んじゃそれでいーや。あ、氷がないなら魚はいらんわ。干物とかもな」


「氷は高いぞ?北から持ってくるか術士いないといかんし。予算はいくらだ?」


「う~~ん。金貨数枚ってとこだな。そんな人数いねえし」


「金貨?飯で金貨使おう思たら50人分くらいなるぞ。そんなにいるのか?」


ほお、金貨で約50人前と。


「じゃあ銀貨何十枚かで……そうだな、30人分色々詰めてくれ」


銀貨40枚を台に並べた。後5枚は通訳代金にすればいいな。


まいど~~っと答えならがニコニコして作業するおっさん。

やはり村では銀貨はあまり使わないようだな。

むしろこうなると何でも屋の凄さがわかるな。金貨を何十枚も置いてるんだから。

つーか何でも屋なのに穀物とかの需要取られてどう生活してるのか。

客層が違うのかもしれないな。通信台もあるって言ってたしチェーン店なのかも。


川が近いお陰で生魚が豊富だ。ってアレ?穀物屋だよね?


「これか?隣の店からだ。村じゃ基本どの店いっても横からもってきてもらえるぞ」


そうか、知らなかった。便利だから覚えておこう。

木箱に葉を詰めて氷を入れてたり……って氷もあるじゃん。


「そりゃ40枚もありゃーガンガン使えるでよ」


まあいれてくれるならそれでいいや。



銀貨って凄いな。


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