テンプレートにあらず
いつの間にかとブクマが増えてた
ありがとうございます_(:3 」∠ )_
先生が高級腕時計を売ってるのを背にして店を出た。
教師の少ない金を貯めて買ったお高い物だったろうに。
そういや時計ってねーな。まだ田舎だから判断が難しいけど。
さて、いよいよ組合だ。
筋肉モリモリマッチョマンのオカマがギルマスだったりする場所だ。
……天下りかな?
事務能力が皆無でサブマスに全権委任してたりする組合だ。
その建物は田舎なのに一際大きな3階建てだった。
周りは1階建てばかりなのに。
土地が余ってるから上を増やす必要が無いのかな?
中に入ると正面に受付、右側に買取倉庫?左側に……依頼ボードかな?
だが紙ではないな、木だったり皮?だったりだ。
「おお、なんかソレっぽいっすね」
「2階に酒場なのか。1階だと混雑するからかな?」
「興味深いな。木板を使っていたりするし紙は少ないのかね」
受け付けのねーちゃん……ねーちゃん?は40過ぎの女性だった。
なるほど。元冒険者なのか大変恰幅が良い。
「すいません、相談に乗ってほしいんですけど~」
そう言うとおばちゃ……お姉さんはちょっと目を見開いた後台を指差した。
星座占いっぽい通信台だ。
頷いて使用してもらう。基本銅貨1枚らしいので先に台に置いておくのも忘れない。
「いらっしゃい。旅人だね?ここは総合案内だよ、っても人が足りないだけだがね」
あっはっはと笑うお姉さん。
「ええ、集団で転移事故に巻き込まれまして。何か仕事を紹介してもらえたらと」
「あら~。ソレは大変ね~。組合は誰でも働けるさね。ただ失敗したり壊したりすると罰金だけどね」
「組合ってどんな仕事をするんですか?」
「ん?そりゃ何でもさ。どんな依頼でも基本的にまず組合に届く、その後適正によって割り振られるんだよ。お使いから剣術指南、化け物退治に人足募集なんでもね」
……ハロワみたいなもんか。
「あれ?冒険者組合とかってあんのか?」
「それは下部組織さね、魔術も薬師も冒険者も纏めて一つの組合だよ。昔はバラバラだったんだけどね、一々移動するの面倒だろう?」
たしかに。役所行って何度もたらい回しにされる感じか。
「登録料とかかかります?」
「1人銀貨3枚さね。働きに来て変に思うかも知れんが本部に内容を送らなくちゃならなくてね。その費用さね」
銀貨の価値がわかんねーんだよなぁ。
「後から更に来るんだよ。纏めて登録するから安くならん?」
「面倒くさいねぇ。通信するんだから安いも高いもないさね」
「そんなこと言って、1回で何人分も纏めて送れるんでしょ?」
「……あんた登録したこと有るのかい?」
「いや?ただ1人づつ送ったら面倒だろうなって。普段は達成報告と一緒に送る感じかな?」
おばちゃんがピクッと繭を動かして答える。
「…いいだろう、全員纏めて銀貨10枚だ」
1人3枚が全員で10枚になった。
元がボッタクリだとしてもここらでいいだろう。
素直に10枚テープルに差し出した。
「この羊皮紙に記入しな、代筆は銅貨1枚だ、こっちはまけないよ」
「ああ、グラキット語はわからんから頼むよ」
俺達で12人、森下さん達で6人、先生方で6人、その他生徒10人で34名だ。
大変だろう。奥にいたおっさんも加わってカキカキしている。
尤も半分は車の見張りをしてるけど。あとで交代して登録する予定だ。
……言語は翻訳機を買う予定だからいいが(いくらかわからんけど)文字はどうするか。
記号の組み合わせっぽくて気合じゃ厳しいよな。
通訳の人雇うのも検討しないとな。
そういや絡まれないなと思って待ってる間に2階を見る。
酒のんだおっさんがいるが農夫っぽい……アレ?冒険者いなくね?
「村だからね、昼から酒飲んでるのは嫁に隠れてこそこそしてるやつだけだよ」
疑問をおばちゃんが教えてくれた。
なるほど、酒のんでる場合じゃねえと。
はぁ。お約束の俺つえーが出来ないじゃん!
いやチート貰ってないから素の状態で戦わないとだけど。
皮鎧とかもないからエアガンと鉄のハエたたきしか持ってないけど。
……仕方ないので依頼ボードでも見ようかな。
こういういかにもな感じがいいよね。
木板を使うことで消耗品を薪にも出来るエコロジーシステムだ。
うん……
なるほど……
ほうほう……
こんなものもあるのか……
さすがは総合組合だぜ……
…………なんて書いてあるかさっっぱりわからん!




