表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学園まるごと異世界転移~よくあるモブ軍団のお話~  作者: つくも神
ようこそ異世界へ
55/72

何でも屋ごじきんのごじき

ごじきん

誤字金

誤字すらも金に変える……物書きにとっての神か!


か、看板が読めねえ!


仕方がないので手前の家に入る。

ここは何の店だろうか。


「おじゃましま~す」


店内に入ると朝の袋や壺が並べられていた。

壺屋?いや、こういうのは壺の中の商品を売ってるタイプと見た。

小麦か飼料かな?


「ぬーがらやっちゃったびさ?」


「……あ~~。もしかして翻訳って門付近の範囲限定って奴か?」


燃費がどうとか行ってたしな。確認不足だった。

まじか、小型の奴買うまでひたすらグラキット語解読しないといけないのか?


「ごじきんの店ってどこかわかる?」


「ごじきんけーたぐってっどくおーらいらいでが」


「あ~~。奥?そんな感じっぽいな、まあこの店が一番手前だから当たり前なんだが。ありがとな、金入ったらまた寄るよ」


手を降って店を出る。

奥行く前に一旦門兵の所に戻らないとな。


「……アレ?アニキ奥行くんじゃないんスか?」


「ん?その前にちょっとだけ話を聞かないとな」


門兵のおっさんに話しを聞きに戻る。


「お?お前らもう店行ってきたのか?」


「あ~~違う違う。店行こうとしたら看板読めなくてな。仕方ないから手前の店入ったら言葉が通じなくて戻ってきたんだよ」


「あ?お前ら文字も読めね~でどうやってこの国で生活してたんだよ?手前の店は麦屋だな。つーか田舎何だからあんま店ねーぞ?」


「俺達は~~。いつの間にか来てた感じなんだよ。だからグラキット語もさっぱりでな。クロスのおっさんに助けられた感じ」


「クロスは人がいいからな。昔から色々人助けしてたもんよ。それはともかく大店なら”思念台”や”通信台”はあるぞ?この村だと組合とごじきん所といるかの宿にしかないがな。使用料金は一回銅貨1枚だな」


なるほど。大きい店にしか置いてないのね。

ドンキで外国語通じますよってのと同じ感覚かな?


「後はこの台の範囲広げるとかな。銀貨10枚でどうだ?」


ニヤッとおっさんが笑った。


「なるほど、入村税の変わりかな?金があればそれでもいいんだけどな。今回は遠慮するよ。その代わりごじきんの後で色々と買物すっからさ」


「わかってんじゃねーか。こんな村だ、旅人や商人から金落としてもらわんとな。ガハハハ」


しかし良い事を聞けたな。

門の思念台は範囲を広げれるらしい。

銀貨10枚ってことは10枚の単位はないのかな?

後は大体の通貨レートを調べないとな。ぼったくられる前にぼったくらないと。


その後文字が読めないので同じ記号っぽい文字を書いてもらった。

ついでに組合の文字も。まあ組合は突き当りのデカイ奴らしいので間違いようがないがな。


ここか。

右側にある建物の中でもそれなりの大きさを誇る店だ。


「おじゃましま~す」


ドアを開けてすぐの所におっさんが椅子に座っていた。


「ぬ?ぬーがらかけんやっちゃ?やっちゃったびさ?」


「そのやっちゃったびさってのは解読できてねーんだよな、お前ら~だれだ?か見かけん顔だなあたりかな?」


そう言うと無言でおっさんが台を指差した。

あ~あれが店用の思念台かな?

店のカウンターにレストランに稀に置いてある星座占いの奴みたいなのが置かれていた。


「使ってくれ。色々と買い取ってもらいたいからな、気合で会話しても齟齬があると価値が下がるかもだしな」


おっさんがスイッチを押すとランプが光る。


「これでえーな?銅貨1枚だ。お前らは買い物か?買取か?」


「まずは買取だな。グラキットの通貨がなくてな。色々と持ってきたから査定してくれ」


ノートやボールペン、コップに皿、水筒に水鉄砲。チョークにライターに懐中電灯。時計に液体洗剤やアクセサリー。ビー玉やビーズとバラエティに富んでいる。

ワンチャンビー玉が水晶と勘違いされないかなとか思ってたりする。

後はこっそり日本円を出して探りを入れる。

何か知ってるかもしれないしな。


「よー色々と持ってきたな。王都いきゃー高くなるのにいいのか?下手したら5倍は違うぞ?」


「ん?それはクソ査定してもバレないようにする言い訳かな?」


「んなこたせんわ!こんな場所でぼったくりゃ誰もよらんくなるでよ。ただ村じゃ買い取っても大した値段で売れんわな」


なるほどな、価値があっても払えないのか。


「ちょっと金が無くてな。高そうな奴だけ王都持ってくよ。それだけ避けてくれ」


「商人に堂々と言いおるわ。……ん?古銭にしては綺麗な通貨じゃな。どこの国だ?」


ごじきのおっさんが日本円を手に取った。500円玉だ。


「日本って東の端にある島国だよ、聞いたことないか?アメリカとか中国とか」


「にほん?知らんな~。東いうとゴールとかアイワナあたりか。綺麗な通貨じゃな」


……日本は知らないと。でもまだ田舎の村だしな。


それから色々と査定された。

ペンは有るがボールペンは無く面白い機構だが替芯が作れない為銀貨2枚

ノートはメインって国が作ってるらしいが此処まではあまり出回らず銀貨4枚

ビー玉は一個銀貨8枚。ガラスなのはバレたが綺麗な加工で価値が高いそうな。

懐中電灯は光の魔法が使えない村人にはおすすめらしく銀貨20枚

ビーズは銅貨1枚、1円が銅板1枚、5円が銅貨1枚、10円が銅貨10枚。

50円が銀貨1枚、100円が銀貨10枚。

500円がなんと金貨3枚になった。

お札は複雑すぎて買取拒否された。

アクセは銀貨20枚とか色々、洗剤は洗う対象がないので保留、後に使ってからということになった。

水鉄砲や水筒は王都にも有るらしく銀貨5枚。

コップは銀貨1枚皿は銀貨1枚。

ライターは金貨1枚。ジッポと時計は買取拒否。お高くなるらしい。


なんつーか価値がわからんと喜んでいいのかどうかもわからんな。

てか銅板ってなんだよ?科学の実験じゃねーんだぞ?

あととりあえず銀貨1枚にしとけ感が凄いな。

でも色々と単位がわかってきたな。


銅板ってのがある、今の所10の単位まである、金銀銅がある。

懐中電灯みてビビらない、科学が理解されてる?

そして日本円がわからない。


それで良いとそのままの査定で金額を受け取る。合計金貨41枚銀貨45枚銅貨33枚銅板6枚

うん、さっぱりわからん。

どこかで買い物して価格を見ないとな。

財布を見せても特に反応なし。

巾着袋が主流かと思ったが普通に長財布はある……っと。


後はクロスのおっさんの手紙を渡して組合に寄ってっと。


「お?お前らクロスの知り合いか。はよいえやそーいうの」


「なんだ?査定上がったか?」


「ばかいえ、客によって価格変えたら三流だろうが。おまけはつくかも知れんがな」


ほお。言うじゃねーか。


思念台の料金を払って店を出た。

さあ、いよいよ組合だ。酒のんだ酔っぱらいに絡まれに行こう。


ちなみに先生方は俺達の後に査定している。

村に寄る予定がなかった先生方は腕時計やネクタイ等を泣く泣く売っていた。

ごじきはここじゃ価格下がると伝えたが今すぐに現金が欲しいので我慢して売ったようだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ