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ナイス暴徒

安心と信頼のカプ製墜落ヘリ




食堂に行くと皆集まっていた。




いつもならもう食べ終わってる時間だがやはり訪問者が気になったようだ。



「ふ~ん。立て篭もりっすか。アホっすね」


「まあな。こんな非常時に余計な事して」


「飯とか貰えると思ってるんスかね?」


「流石に人質かなんか取ってるだろ。じゃなきゃ放置して終わりだ」



カニピザを食いながら答える。てか人質とらなきゃ唯の引き篭もりだろ。



「そもそもの原因って何?」


「さあ?俺たちはメールでなんか起きてるとしか聞いてないし」


「来てた人の話は?」


「立て篭もりが起きた、助けてくれの一点張り」


「てかなんでココ来たんだ?フツー警察行くだろ」


「外行ったら林?森?になってるってやつじゃね?」




それがわかんねーんだよな。雨で見えなくても真っ直ぐ行くだけだろ。


「虫とかがいて避けてたら~って奴じゃね?」


「まあどうでもいいや。なんかあったらまた来るだろ」


それもそうかと飯に集中するのだった。


………

……


「んで、こうなるわけか」


目の前には生徒会長とニトコーの理事長がいる。

理事長は高峰のおじさん。つまりニカイドーグループの偉い人だ。





まあ、俺のほうが偉いけどな!



「先程は使いのものがご迷惑をおかけしたようで大変失礼いたしました」


二人が頭を下げる。



「別に俺じゃなくて渡辺かその下の森田が応対したんでしょ?しらんからいーよ」


おれはゆーじに起こされてちょっと早い朝食(昼前だが)を食べただけだ。


後ろを見ると渡辺が頭を下げている。どうやら渡辺が応対したようだな。




「んで?なんか用?俺今武器品評会で忙しいんだけど?」


ボクの考えた最強の武器()を作るのに忙しいのだ。


「事件解決に協力して」


「断ったよね?」


「で、ですが…」


「そもそもなんで立て篭もってんの?どこにいんの?」




「…そこからですか。どうやら本当に何も話してなかったようで…」


どうやら台風の中鼠が発生して備品が噛まれたのに対応してくれなかった事に不満を持ったようだ。


ハプニングに早期対応出来る人はそういないんじゃないかな?


その上家族が熱を出したり立て続けに被害を受けて爆発したらしい。



「ほっとけばいいじゃん」


「ですが立て籠もった場所が食料保管庫でして…」


「全部まとめてたわけじゃないんだろ?電気使えるから各学食にも保管してる筈だ」


「足の早い食材を優先的に使ってたので一週間分ほどしか」


「一週間ありゃ十分だろ。台風が去るのを待ってから警察呼んで終わりじゃん」


「しかし…」



「だいたい保管庫ならトイレとかに出る時捕まえろよ」


「中に人質がいまして」


「誰の?飯より大切なの?殺すって包丁持って脅したりしてんの?」


「いえ、そこまででは無いですけど」


「その状況で俺にどうしろって?食事に睡眠薬入れようにも飯は向こうだし。扉ぶっ飛ばす?」


「いえ、説得していただければと思いまして」



「向こうの要求はなんなの?金あんだから適当に叶えとけよ」


「ヘリで病院に送ってほしいと」



「……この台風の中で?墜落するじゃん。カプ製のヘリじゃなくても落ちるじゃん」


「そう言ったのですが取り合ってもらえなくて」

「車で行けば?」


「聞いてもらえなくて」



だめじゃんソレ。俺行っても意味ね~じゃん。


だんだんめんどくさくなってきたな。




「燃やそう。食料はウチから送ってもらえばいいよ」


「人質がいます!」



「運が良ければ助かるよ。つーか何やってもキレて殺されたりするかもだし。批判するなら自分でやれよ」


「大体家族を助けたいなら立て篭もらずに自分で病院いけよ」


ヘリじゃなきゃ助からない程なら結局間に合わずに皆死ぬだけだ。


大体こいつらもこいつらだ。ガキに責任押し付けてんじゃねーよ。


一週間分しかないなら支援こなきゃそこで詰みじゃねーか。


その時に慌てて外に貰いに行くのか?それとも一夜城こっちか?冗談じゃない。


今度はお前らが暴徒になるんじゃねーか。





はぁ~~。どうすっかな。とりあえず渡辺に対策するよう言っとくか。




これ助けても結局あとから雪崩込んでくる未来が見えるわ。





蓮達は避難所の食料庫に立て籠もってる人達を開放するために動き出すのだった。




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