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初 め て

とある日の出来事。

「お嬢様、ちょっと爺、手が離せないのでお使いをお願いしたいんですじゃ。」

「この私にお使いですって!?いいわよ!!!」

お嬢様を乗せてパカラッパカラ。なんだか今日のお嬢様はご機嫌だなー。

なんだかペラペラの紙を凝視してるけど、なんの紙なんだろう。

〜魚屋 7つの大海〜

「愚民!『グルメなら食さずにあられない虹色鮫』を寄越しなさい!」

「嬢ちゃん、一足遅かったな。さっき虹色鮫は売りきれちまったぜ?」

「そ、そんな、執事になんて言えばいいの」

「チラシ握り締めてきてくれたのに悪いな。あれは第3太平洋でしか獲れなねえ。次の入荷は半月後だ。」

店から出てきたお嬢様はまるでこの世の終わりのような顔で、スリスリ。

「...あんたに慰められるなんてね」

魚なんて美味しくないですよ?野菜にしましょうよー。

「...そうだわ。売ってなければ獲りに行けば良いじゃない!」

ニンジン?わーい

人気の少ない路地に移動したお嬢様。おもむろにブツブツ唱え始めました。

「まだ安定してないけど、仕方ないわ。転移!エニウェアドアー!」

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