11/11
初 め て
とある日の出来事。
「お嬢様、ちょっと爺、手が離せないのでお使いをお願いしたいんですじゃ。」
「この私にお使いですって!?いいわよ!!!」
お嬢様を乗せてパカラッパカラ。なんだか今日のお嬢様はご機嫌だなー。
なんだかペラペラの紙を凝視してるけど、なんの紙なんだろう。
〜魚屋 7つの大海〜
「愚民!『グルメなら食さずにあられない虹色鮫』を寄越しなさい!」
「嬢ちゃん、一足遅かったな。さっき虹色鮫は売りきれちまったぜ?」
「そ、そんな、執事になんて言えばいいの」
「チラシ握り締めてきてくれたのに悪いな。あれは第3太平洋でしか獲れなねえ。次の入荷は半月後だ。」
店から出てきたお嬢様はまるでこの世の終わりのような顔で、スリスリ。
「...あんたに慰められるなんてね」
魚なんて美味しくないですよ?野菜にしましょうよー。
「...そうだわ。売ってなければ獲りに行けば良いじゃない!」
ニンジン?わーい
人気の少ない路地に移動したお嬢様。おもむろにブツブツ唱え始めました。
「まだ安定してないけど、仕方ないわ。転移!エニウェアドアー!」




