主要登場人物紹介③&重要用語集②
第8章まで『鏡合わせのミロワール』をご覧いただき誠にありがとうございます。
ついに敵対勢力の全貌が明らかになったところで、3回目の主要登場人物と重要用語の紹介を行いたいと思います。
【主要登場人物】
タスク・クサカベ(日下部 佑)……東洋の島国・扶桑国出身の寡黙な剣士。25歳。家伝の秘技『神降ろし』の使い手。首都・ロワゴールで殺戮の限りを尽くす仇・善磨と死闘の果てに両腕を断たれてしまったが、仲間たちの懸命の治療により最悪の事態は免れた。十年前の真実を知ったことで囚われていた復讐の念から解放され、死者の魂を弔うためにゼンマを斬ることを改めて決意した。
ジャン=アラン・ノロ……ゴール国出身のお調子者の青年。21歳。屈強な『晄石狩り』の中でも下級の戦闘能力ながらもその持ち前の明るさや機転で仲間たちを支えてきたが、『母』の正体を知ったことで絶望感と恐怖心を感じ、葛藤の末パーティを離脱した。
ミロワ……鏡花の姿を写し取った『鏡人』と称される存在の一人だったが、『写し』の際に手傷を負ったことと、鏡花のタスクを想う意志が入り込んだことで不完全な擬態を遂げてしまった。その後、記憶を失っていた間に形成されたミロワの人格と鏡花の意志が融合された唯一の『鏡人』となった。
シュウ(修)……元は鏡花に飼われていた雄の隼。タスクのことは相棒、ジャンのことは下僕と認識しているようだが、仲間のために身体を張ることを厭わないなど、まるで鳥類らしからぬ気高さと知能を持っている。下級ランクの『晄石獣』を倒すなど、高い戦闘能力を誇る。
リンファ(琳華)……ウラジーア大陸の最東端に位置する大国・神州国出身の女性武術家で『青龍戟』の使い手。愛するタスクのために、そして、姿を奪われた師姉の無念を晴らすために『母』との対決を決意した。ミロワを戦闘の腕前やタスクへの恋心からライバル視している。
ヘイワン(黒王)……タスクを追い掛けるためにリンファが捕まえた雄の黒毛馬。自分が『晄石獣』に襲われないことを理解しているなど高い知能を備えている。シュウとは種族の壁を越えた友情を築いている。
ジゼル・オットー……男性並みの長身とウェーブの掛かった薄紫の髪に眼鏡がトレードマークの女性学者。40歳。色々と奇行が目立つが、豪語していた医術の腕で見事にタスクの腕を繋ぎ、さらに『母』の正体を看破するなど面目躍如の活躍を見せた。タスクたちの良いブレーンになるかと思われたが、手に入れた『鏡人』の研究に頭がいっぱいな様子。
ゼンマ・ツキシロ(月代 善磨)……ミロワと同じく、善磨の姿を写し取った『鏡人』の一人。生真面目な性格故に偏った思想を持っていた善磨と、人類の滅亡を望む『母』の思念が結び付いたことで『鏡人』の中でも強力な個体へと成長した。現在はタスクから受けた傷の治療中と見られる。
ルゥイン(路影)……神州国出身の女性武術家でリンファの姉弟子。中性的な容姿で『偃月刀』の使い手。ゼンマと同じく『鏡人』の一人で、リンファの一族を皆殺しにしたのも『母』の思念によるものだった模様。その実力はゼンマと並び『鏡人』の中でも最上位に位置されている。
パイフゥ(白虎)……雪のような白い毛並みの『トラ型晄石獣』で、そのランクは最強と称される『無色角』。『晄石獣』の上位種ともいえる『鏡人』のルゥインの命令には忠実に従っている。
ヨアン&オリヴィエ(デュー兄弟)……ウラジーア大陸一のフェンシングの腕前を持つ双子の兄弟。元は右利きで髪が左分けの方が兄のヨアン、左利きで髪が右分けの方が弟のオリヴィエだったが、コピーされた後は特徴が反対になっている。『母』の命令でタスクたちを襲撃したが、ミロワとリンファに敗北した。
キョウカ・クサカベ(日下部 鏡花)……十年前に生き別れたタスクの姉。自らの姿を写し取った『鏡人』を倒すため交戦していたが、ゼンマの不意打ちにより敗北し致命傷を負った。しかし、死の間際に自らの意志を『鏡人』に投影させたことで現在はミロワの人格と融合することとなった。
『主』(『母』)……その正体は母なる大地である『地球』そのもの。母の肉体(大地)を削りながら繁栄を続ける子(人類)に見切りを付け滅ぼすことを決意し『晄石獣』と『鏡人』を産み出した。しかし、その本心は未だ謎に包まれている……? ジゼルによって『地母神』と呼称されることになった。
【重要用語】
『ロワゴール』……国立大学や最新式『晄石』工場などが立ち並ぶゴール国の首都だが、突如襲来したゼンマとルゥインの手により壊滅的なダメージを受けた。
『グロンダン』……ロワゴールから南方に位置する港湾都市であり、ゴール国最大の工業都市。タスクたちの次なる目的地。
『晄石』……数十年前に発見され、瞬く間に世界中に普及したエネルギー資源。その色と純度によって7つのランクに分けられている。『地母神』が人類を誘き出すために地球のエネルギーを結晶化させたもの。
『晄石獣』……『晄石』を額に宿す生物の総称。生殖機能がなく人のみを襲うなど、その生態は多くの謎に包まれていたが、『地母神』が人類を滅ぼすために産み出した生物兵器だったことが判明した。
『鏡人』……『地母神』が人類を滅ぼすために産み出した生物兵器である『晄石獣』の上位種ともいえる存在。強力な個体を選別し、その肉体はおろか記憶や能力までも写し取る『人ならざる人』。コピー元の人格を引き継ぎながらも『地母神』の命令を最優先に行動する。ジゼルによって『鏡人』と呼称されることになった。




