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ドール・ライジング

チェリィ「思いついたわ」


「あいつに攻撃する『唯一の手段』を…」


「でもそれは残酷過ぎる…」


「ダイヤにそれは出来ない」


「でも、もし『死』までもを帳消しにできる力があれば…」


「確実に勝てる…ダイヤなら勝てる」


「私が伝えないと…」


「【クロノビクトリ】ってどんな魔法かはわからないけど、『時に関連することだけは』わかる」


「それで『死』を帳消しに…出来れば…」


「ほんの一筋だけ、もう誰も死なない未来がある」




ミカエル〔『死』さえも、ダイヤなら帳消しにできるかもしれない…〕


〔お前は因果律を少しだけ操れる…〕


〔時間軸から、という制限がついているから、これはつまり、あのルシフェルと互角ということだが…〕


そう…あのバリアの中は、ルシフェルが王様の『全く新しい世界』…つまり、リロードが済んださっきから今までの短い歴史、過去しかない

そしてそれさえも無かったことに出来るかもしれない

つまり、因果律もくそもない


それに、ページを破れなかったってことは、

そもそもクロノビクトリは効かない…


だが、それでも確実だ、確実は大きい。

バリアが無ければ確実に勝てる。


そうバリアさえ無ければ…


弟は、バリアがあることでほぼ無敵になった…


実際、『因果律操作』出来る【クロノビクトリ】も、

このままでは勘違いしている『瞬間移動』となんら変わらない…


バリアを破壊する為には…


方法は1つしかない




ルシフェル〔ふー…〕


〔危ない危ない〕


〔あの瞬間移動、バリアを突き抜けたらどうしようかと思ったぞ…ヒヤヒヤさせやがって…〕


〔一安心だな〕


アクシア〔思いついた…〕


〔思いついたぞ…〕


〔あのバリアを破壊する方法…!〕


ダイヤ「…」


「伏せて」


アクシア「えっ?」





ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン‼︎


チェリィ「【ゼロアタック&『空気エア』ソード】」‼︎


ルシフェル「…‼︎」


「こ、これは‼︎」


ダイヤ&アクシア「チェリィ‼︎」


ダイヤ〔メィプルの落ちた穴から…〕


チェリィ「『空気』」


「新しい世界に必要な物その1」


「空気の攻撃なら、バリアは無視出来る!」


ルシフェル「‼︎ラグナロク…?」


ボオオオオオオオオオオオオ‼︎


「!」


「駄目かっ‼︎」


斬ッ‼︎


「ぐああ‼︎…こ…この剣の形は…!」


Ēlysionエリュシオン


「あいつのレイピア…!参考にしたのか!」


天界でも最強クラスの剣の『形』!しまった‼︎


チェリィは距離を取ると共に、2人にある事を伝える



チェリィ「成る程…」

「【木星型惑星】」

「が球体なのと、同じ風な原理なのか…」

「ルシフェルを中心に世界が球体になっている…」

「つまり、世界がルシフェルの元へ向かっている…」


「たとえ【ドミニオン・ゼロ】でも、多分適応、支配はできないよ、ダイヤ」


「アクシアも…」


「『支配』も、『即死効果』も、『時の魔法』も、」


「全部効かない」


アクシア「でも『空気』は通じたな」


チェリィ「ええ」


ダイヤ「やはり『外悪』だけを通さないのか」


チェリィ「それと、もう1つ弱点がある」


「あいつはバリア発動中は絶対魔法、総合魔法を使えない」


ルシフェル「…」


「ばれたか」


ダイヤ「…なんだって?」


「じゃあそのまま『わたしの』絶対魔法とか総合魔法をぶつければ…」


「奴を簡単に倒せるのでは…」


アクシア「…それは無理じゃないか?」


「まず当てさせてくれない…奴には、お前には無い戦闘経験がある。そしてもし当たっても…」


チェリィ「【存在を消す能力】は無くなるだろうね」


「それと、空気ももう【バリア世界のラグナロク】は通してくれないでしょう…彼は息を吸ってない」


ダイヤ「じゃあ…やはりどうすれば…」


チェリィ「…でも1つだけ」


「たとえ今が変わっても、絶対に変わらない物はある」


…すでに、ルシフェルを見ている。


「うおおおおおおああ‼︎」


ダイヤ&アクシア「チェリィ⁉︎」


チェリィは、走り出した。

そして叫んだ!


「それは、原点‼︎」


「そして、信念‼︎」


「ルシフェル、お前にも、絶対に揺らがない物が…」


「あるはずだ!」


ルシフェル「…?」


チェリィ「…ふん‼︎」


チェリィは、何かを投げた。

それは、武器。

【真空化爆弾】だ。


ルシフェル「‼︎そ…それは…」


チェリィ「そして…」


「【ウェポングロウ『アクアコーティング』】‼︎」


ルシフェル「それは『俺の考えた』…」


「何故貴様が持っている⁉︎」


チェリィ「…」


チェリィは、一瞬の間で少し考えた。

念のためにダイヤ家から持ってきた、

この真空化爆弾。


これにもし、

少しでも『楽しかった記憶がある』なら…

それは、バリア世界を突き抜ける。


『新しい世界』にあってもいい…

そんな…彼の言う『自分だけの平和』


どうやらこの真空化爆弾には、それがある。

これの元となった物を、兄弟で作ったのだろう。


後は、それに魔法を混ぜれば良い。


気づいて。ダイヤ、アクシア。


そして…


あたしも、少しは反撃したい。


なんて言ってやろうか。


惨めだけど…




「さ・あ・ねぇ‼︎」


ルシフェル「消えろおおおおおおお‼︎」


バギィュンッ‼︎

バギィュンッ‼︎

バギィュンッ‼︎


アクシア「またあの閃光…ダイヤ‼︎」


ダイヤ「【クロノビクトリ】‼︎」


ドゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン…


「チェリィを動かすしか出来ないが…」


「…うん?」



「…置き手紙?」



ダイヤへ、貴方ならなんとかしてくれるでしょう

でもダメ

あたしが戦線を離脱することが

アシュラへの合図になる

『あたしを動かさないで』


今一階にアシュラがいる。

彼が来るまでは、なんとか耐えて。



「‼︎…」


「そんな…チェリイ…」




「…開始」


ドスッ

ドスッドスッドスッドスッ


チェリイ「うぐああ‼︎」


「『…』!」


「2人とも」


ダイヤ「チェリィ‼︎」


アクシア「ダイヤ…?」


「何故…」


ダイヤ「…『アシュラが来る』!」


アクシア「え…?」



バゴオオオオオオン‼︎


同時に音がなった。


【真空化爆弾】はバリア世界を突き抜け、

アクアコーティングがルシフェルに突き刺さる!

そして、爆発する‼︎


【ルシフェルの閃光】はチェリィに利用され、

チェリィは壁に叩きつけられ、崩れた壁から落ちる!



上空何キロメートルかは知らない。

しかし、既に9階に駆けているアシュラが、


壁に穴を開けて、足を掴んで広場に放り込む!


アシュラ「…あのルシフェルと撃ち合いか…」



アクシア〔午前2時…〕


〔まずいな…ダイヤに疲れが出てきている〕


ダイヤ「はぁ…はぁ…はぁ…はあ…」


「わたしは大丈夫だアクシア…」


アクシア〔俺たちの知らない所で、ずっとルシフェルと頭脳戦をくり広げているんだ…‼︎〕

〔しかも相手は元『大天使』…!〕

〔裏の裏の裏の裏の裏の裏の裏の裏をかく『程度』では、奴にはおそらく通用しない…‼︎〕



ゴゴゴゴゴゴ…


〔このままでは…負ける!〕




アシュラ「よう、待たせたな」




アクシア「あ…」


ダイヤ&アクシア「アシュラ‼︎」


アシュラ「なんだよ…負けそうじゃねえかダイヤ」


「なっさけねえ」


ダイヤ「すまない…あのバリア、めちゃくちゃ手強いんだ」


アシュラ「ふーん…」


「お前、勘違いしてねえ?」


ダイヤ「…え?」


アシュラ「バリア世界は、バリアじゃないぞ?」


「誰がなんと言おうと、あれは世界だ」


「なあダイヤ、あんなのの何処に苦戦するんだ?」


アクシア「あんなのって…」


「レンやイカロス、チェリィさんの結果を知って、そう言うつもりか、お前‼︎」


アシュラ「で?」


「だからどうした」


「お前らよりはまともな事を提案するがな、俺は」


アクシア「なんだと‼︎」


アシュラ「バイル」


アクシア「‼︎…」


アシュラ「それにチェリィ、ミカエル」


「お前らはこう思ったはずだ」


「【真空化爆弾】の様なものは、この10階には無い」


「あるとしたら…」


ダイヤ「…‼︎」


アシュラ「『ミカエル本人』だけってか」


「笑わせやがる」


ダイヤ「…皆⁉︎」





アクシア「…『仕方ないじゃないか』」

「『それしか方法は無いだろう…⁉︎』」



ミカエル《私は犠牲になってでも、弟を止める》

《そういう覚悟で来ているんだ、構わない》

《私を使っても、構わない》


アシュラ「違うね」


「諦めてるだけじゃねえか」


「なんでそんなに偉そうなんだ…?2人とも」


アクシア「‼︎」


「今なんて言った‼︎アシュラ‼︎」


アシュラ「怒んなよ」


「全部、俺から見た事実だ」


「そもそもダイヤの足を引っ張ってる奴が偉そうな事を考えつくな…レンに助けられて、パワーアップしてここに来たまでは良いが、それからお前は何をした?ん?たった一撃でも与えられたか?」


アクシア「て、てめえ‼︎」


アシュラ「ミカエルもそうだ」


「大天使とは言っても、所詮は自殺志願者かよ」


ミカエル《…》


アシュラ「訳がわかんねえ」


「答えはすぐそこにあるのに…」


アクシア「答え?お前が何かを思いついたってのかよ」


アシュラ「思いついた…いや、ちょっと違う」


「想像しただけだ」


ダイヤ「想像…?」


アシュラ「そう…思い浮かべた」

「もし全員が幸せな未来があるなら…」


アクシア「全員…」


アシュラ「そう、全員だ」

「ダイヤ…」


「お前は覚えてないかもしれないが」

「こんな事を言っていたよな」

「将来の夢を聞いた時…」


僕の夢はまだ決まってないけど…

“誰かの笑顔を作りたいな”


「って…」


ダイヤ「‼︎…アシュラ…」



アシュラ「行こう、2人とも」

「『俺たちがもう絶対戻れない未来へ』

「『全員が生きている未来へ』」




ルシフェル「遺言はそれか?」


ダイヤ「‼︎【クロノ…」


アシュラ「いや、いい」


ドギュンッ‼︎


「効かねえからな」


ズガアアアアアアアアアアアアアアン‼︎




3人「…‼︎」


アシュラ「【オーバーウェルム】…」

「あいつはそう呼んだ」


「死ぬ前に俺にそう呼んだ」


「この能力…魔王が言うには、」

「【魔法なら絶対防御できる】能力らしい」

「相手の攻撃に対応できる魔法を創るとか…」


ルシフェル「何…?」


アシュラ「要するに、時間は稼げるって事だ」


「ダイヤ…お前はその疲労をなんとかしろ」

「そしてやばくなったら助けろ」


「そしてアクシア」

「時間稼ぎにはお前の力が必要だ」

「一緒に潰すぞ」


アクシア「‼︎…」


「…」


アシュラ「おいアクシア…?」



アクシア「やっぱお前は…」


アシュラ「ふん…行くぞ‼︎」


アクシア「大っ嫌いだぜっ‼︎」

「【キラーアイス】‼︎」


ルシフェル「面白い‼︎なら時間を稼いで…」

「このバリア世界を破壊してみろ!」


「できるものならな‼︎」


アシュラ「畳み掛ける‼︎」

アクシア「応‼︎」


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ






アシュラ「バリア世界は世界だ!」

「なら、当然質量を伴う!」

「その時、ルシフェルを潰そうと攻撃すれば!」


アクシア「『奴を後退させる』ことが出来る…!」


ルシフェル「う…うおああ!」


(なるほど考えたな…押しつぶすつもりで…〕

〔こいつら、本気で時間を稼ぐつもりか…!〕

〔バリア世界を使って…!〕


〔衝撃波(魔法)を撃とうにも…〕


アシュラ「【オーバーウェルム】」


ルシフェル「‼︎…」


「ぐおおおお!」


〔バリア世界から腕を出して総合魔法を撃とうにも…〕

〔ダメだ‼︎【キラーアイス】の即死の方が早い‼︎〕


〔なら、下に逃げるか…‼︎〕

〔いや、やはり駄目だ‼︎〕


〔【クロノビクトリ】で下から押されてまた振り出しに戻ることになる‼︎〕


〔うおおおおおおおお!〕


〔だが、奴らもそれ以上は出来ない‼︎〕


〔バリア世界がある以上、攻撃は届かない‼︎〕






この激しい硬直状態は、3時間に渡った。


そして午前5時‼︎


ルシフェル「うおおおおおおあおああおお‼︎」

2人「うおおおおおおおおおおお‼︎」


ルシフェル「図に乗ってんじゃ…」

「ねえぞ‼︎人形風情がぁ‼︎」


ドズンッ‼︎


2人「うぐああああ‼︎」


ルシフェル「はぁ…はぁ…」


「『堕天使』に…『オーバーウェルム』…」


「中々の強敵だった…」


「我が新しい世界には邪魔だっ‼︎」




「…今のうちに潰せてよかった…」

「てこずらせ…やがって…」


「両方…25%か‼︎」


アシュラ「…ーまだ…だ…」


「アクシア…」

「まだ終わってねえ…」


「起きろ‼︎」


ダイヤ「2人とも‼︎」


2人「…」


ダイヤ「わたしはもう大丈夫だ!わたしも…」


アシュラ「下がってろ!」


「お前は駄目だ‼︎」


ダイヤ「なんで‼︎」

「わたしだって一緒に戦いたい‼︎」


「もうベストコンディションだ、アシュラ!」


アシュラ「…そうじゃねえ」


「お前はこれから【パラレル】という絶対魔法に触れる最初の人形になるんだ‼︎絶対に完全な『お前』を残すのが、俺の使命だ!」


ダイヤ「‼︎…」


アシュラ「今だって、あいつの攻撃の軌道を既に数100パターン計算し終わっているんだろ⁉︎」


「もうやめてくれ‼︎」


『決戦はもうすぐ終わるんだ‼︎』


ダイヤ「…?」



アクシア「…アシュラ…?」


アシュラ「起きたか!よし、良いぞ、アクシア!」


「『今から邪魔者を破壊する‼︎』」


「『力を貸してくれ‼︎』」



ルシフェル「…うるさいガキどもだ」


「このバリア世界は破れん」


「そんなことわかっているはずなのに…」



“俺たちがもう絶対戻れない未来へ”


〔…?何か引っかかる〕


アシュラ「『バイル・アクシアー‼︎』」


ゴゴゴゴゴコゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


ルシフェル「…立った…?」


「何をするつもりだ…?」


〔ラグナロクのバリア世界…こういう時に手出し出来ないのが欠点だな…〕


アシュラ「【キラーミスト】の特殊変化弾を撃て‼︎」


「『俺に‼︎』」


アクシア「わかっ…た…」


「【リボルバー】…【キラーミスト】…‼︎」


シィイイイイイイイイイイイイイイイイイン…‼︎


ダイヤ「…チャージが早い‼︎」


ドンッ!


アクシア「がフっ…」

「…!…血が…」


「う…」



アシュラ「よし…よくやった…アクシア!」


「…」



「【オーバーウェルム】‼︎」


ドジュウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「これだ、これ!これで…」

「『霧を破壊する焔を手に入れた‼︎』」



ドンッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ



ダイヤ&ルシフェル「‼︎」


アシュラが跳んだ‼︎

空高く、『雲まで』‼︎


「雲…つまり【霧と同じ】」


「全部…全部だ」


「全部の死が、ダイヤへのバトンだ‼︎」


「弥生も、ヤマトも‼︎」


「【霧を破壊する焔のアシュラ拳】‼︎」


「【阿修羅『ライフユーズ』紅蓮閃光】ー!!!!!!」






ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎



ダイヤ&ルシフェル「‼︎」


ダイヤ「…‼︎」

「そうか…そういうことだったのか‼︎」


「アシュラの言う1番の近道って…!」



ルシフェル「…」


アシュラ「ぐっ…」



ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…


ポスッ…


ダイヤ「ありがとう、アシュくん」


アシュラ「あっはっは…どういたしまして、ダイヤくん」


ダイヤ「…おかげで奴を倒せる」


アシュラ「じゃあダイヤ、カッコよく決めてや…れ…」


「う…」


アシュラを床に置いた。


ダイヤ「…」


ルシフェル「…」


ダイヤ「堕天使ルシフェル」


ルシフェル「ダイヤ」


ダイヤ「『今が何時かわかるか?』」

「『時計さえ見る時間無かったろうがな』」


ルシフェル「貴様ら…一体何を企んでいる‼︎」





バッ…と。

ダイヤは腕を上に上げた。


弥生によって破壊され、天が見えるようになったバベルの塔最上階。


そこから見える景色は…





『わたしたちの太陽が昇って来た‼︎』




その瞬間!


ルシフェル「…⁉︎」


「はっ…」


「こ…これは‼︎」


シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…


「どうしたんだ、『バリア世界』!【ラグナロク】‼︎」


「‼︎」


「まさか太陽光…⁉︎そんな馬鹿な…‼︎」


でも、これは…


光の当たらない世界で育った俺たちが、

1番輝いて見えたもの…‼︎






“なあルシフェル”


なに?兄さん


“やっぱりさ…何処にいても同じなんだよ”


なにが?


“『美しいものの輝き』がだよ”

“《あの太陽を見てごらん》”


…うわあ!






綺麗!






ルシフェル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼︎」


「潰す…‼︎潰してやるぜ、ダイヤー‼︎」


ダイヤ「敵うと…思ってるのか、そんなボロボロで!」


ルシフェル「うる…さい‼︎」


ダイヤ「叶うと思ってるのか‼︎そんなやり方で‼︎」


ルシフェル「うるさい‼︎」

「もう後には引けないんだ‼︎」


「後戻りは出来ないんだー‼︎」


絶対魔法【破律の頂点】‼︎

この距離で避ける術は無い‼︎


ドギュンッ!!!!!!!!


さあ、瞬間移動してみろ!

もうパラレルは止められん‼︎




ダイヤ「‼︎」


ドズッ!!!!!



…!


「しまった…‼︎」



ミカエル《ダイヤ‼︎》

《結界を貫いて直に…‼︎》


ダイヤ「まだだ…まだ…うおおおおおおおおお‼︎」


ミカエル《や、やめろ!》


《今ならまだなんとかなる、傷を治せダイヤ!》


ダイヤ「…駄目だ」

「そんな余裕は無い!」

「奴はもう『用意』してあるぞー‼︎」


ルシフェル「うおおおお‼︎【パラレ…』



ダイヤ「【クロノビクトリ】ィィィィィ‼︎」


ドゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン…



「一分間‼︎」


「もう、することは決まってある‼︎」


まずアシュラとアクシアを逃す!


9階になら落としても大丈夫だ!


ドスッ…ドスッ


「はぁ…はぁ…あと40秒‼︎」


「【パラレル】は…あと40秒で発動する‼︎」


「止めなければ‼︎こんなつまらない終わり方は‼︎」




ギュ


ギュイ



ギュギュイ


「…なんだ?」

「…なんだ?今の音⁉︎」



ギュギュギュギュギュギュギュギュギュィ



「こ…これは‼︎」


「なんだ⁉︎世界が歪んで見える‼︎」


ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ


「なんだ…なんだってんだ、こんな時にー‼︎」


ーーーーー


『…ル】‼︎」


ダイヤ「はっ」



…世界が開始した…


「ま…まさか…‼︎」


ルシフェル「ふ…あはは…」



「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは‼︎」


ダイヤ「まさかー!!!!!!!!!!!!」



ルシフェル「…『パラレルは完遂したァ‼︎』」

「もうお前以外、『円卓』はいないぞ‼︎」



ダイヤ「ル…ルシフェルー‼︎」


ルシフェル「何故お前を生かしたか…」

「わかるよな、ダイヤー‼︎」


ダイヤ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」


ルシフェル「『決着』する為だ‼︎この世界でな‼︎」





ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィイン‼︎


ミカエル〔ダイヤよ…気づけ、お前は負けない〕


ーーーーーーー


「うおおおお‼︎」


「【パラレ…』


ダイヤ「【クロノビクトリ】ィィィィィィィ‼︎」


ーーーーーーー


「…え?」


「これってさっきも…」


ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…


う…


まただ‼︎


世界が歪んで見える‼︎


これはまさかさっきと同じ…


ん…⁉︎


これは…部屋…か⁉︎


中に何が…⁉︎



…これは‼︎


世界が、広がっていた。

パラレルによって全員が死んでいる世界が。


い…いやだ…



いやだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎


はっ




…隣の部屋…⁉︎



まさか…


【『クロノ』ビクトリ】…


時間…




…ガチャ




過去…⁉︎


世界が広がっていた。

【破律の頂点】を撃たれた直後の過去が。


まさか…

やり直せるのか?

あの未来を…!


そんな話が…


ミカエル〔あるんだよ〕


ダイヤ〔‼︎ミカエル‼︎〕


ミカエル〔ダイヤ、君は気づいてなかっただけだ〕

〔君が望めば、今の様に世界は変えられる〕


ダイヤ〔変えられるのか⁉︎〕


ミカエル〔ああ…ただし、君の傷は治せない〕

〔【破律の頂点】は絶対魔法だからな…〕


〔でも、治す方法が全く無い訳ではない〕


〔世界を捨てろ〕


ダイヤ〔え…〕


ミカエル〔どちらか一つだけなら、絶対魔法だって消せる。君のクロノビクトリは、そういうことができる〕


〔そう、時間軸を操ればな…〕


ダイヤ〔わたしにそんな力が…〕


〔よかった…〕



〔『みんな、死ぬかと思った』〕


ミカエル〔…〕


〔これがラストチャンスだ〕


〔君が生きる未来へのラストチャンスだ〕


ダイヤ〔…〕


〔わたしはもう弥生とヤマトの元に行くよ〕


〔そりゃ嫌だけど、後悔とか未練とかは無い〕


〔これもわたしの人生だ…受け入れることにした〕



ミカエル〔…そうか…〕


〔では、私も弟と共に行こう〕


ダイヤ〔…ああ〕



ミカエル〔なんであんなことになったんだろうな〕

〔昔はいい奴だったんだよ、ルシフェルは。〕


ダイヤ〔…〕


ミカエル〔なあダイヤ…〕


ダイヤ〔…なんだ?〕





ミカエル〔『殴ってやってくれ、私の弟を』〕

〔『私自身で』〕




ダイヤ〔…了解〕


〔じゃあ…行こう‼︎〕



世界は再び開始する‼︎


ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィン‼︎


ーーーーーーーー


全く同じタイミングで‼︎




ダイヤ&ルシフェル「【パラレル】!!!!!!!」




ルシフェル「…⁉︎」

「な…何故間に合ったんだ‼︎」


ダイヤ「止めるためだ」

「お前を、悲しい未来を、パラレルを、」


ドシュウウウンッ!!!!!!!


ルシフェル「無…無効化」

「そんな…」


ダイヤ「これでお前も終わりだ」

「天国で幸せになってくれ」


ルシフェル「くそッ‼︎まだだ‼︎」


〔こ…ここさえ逃げ切れば‼︎〕


〔パラレルのチャンスはあるっ‼︎〕

「今すぐ…飛んで…」


「飛んで…」


「…⁉︎」


ダイヤ「『時間軸の支配による』」

「【因果律操作】だ…クロノビクトリは」


「お前は原因無しで『動けない』」


ルシフェル「な…」

「何いいいいいいいいいいいいいいいい‼︎」




ダイヤ「『終わりだ』」


ルシフェル「や…やめろ」


ダイヤ「悪いがそれは出来ないんだ」

「わたしももうすぐ死ぬ」



「…わたしはアクシアとは違って」

『あまり両親に愛されなかった』


「アイとは違って」

「両親を慕っていた訳でも無い」


「…ルシフェル、お前と違って」

「見放されすらなかった」


「ただただ『不良品』扱いされる…」

「一緒に過ごした日々は地獄だったよ」


ルシフェル「…なんの話だ!」


ダイヤ「だから『憎い』だとかいう感情を抱いた事もないし、『復讐』しようとも思わない」


「逆に、感謝しているほどだ」


「『わたしを強くしてくれてありがとう』と…」


「でも、それでお前への怒りは消せない」

「弥生とヤマトの分を、しっかり受け取れ」


ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…


「…今日はいい風が吹いてるな…」




ルシフェル「や…やめろ!」

「来るな‼︎くるなああああああああああああ‼︎」


ダイヤ「『また兄から逃げるのか、ルシフェル‼︎』」


バッ‼︎


ルシフェル「ひっ…」


「そ…その翼は…」


ダイヤ

「【せめてもの『感謝』と…】」

「【せめてもの『慈悲』と…】」

「【せめてもの『復讐』を…】」


ルシフェル「まさか‼︎その翼は‼︎」


「【天使奥義】…」


「その、翼はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」


「【ミカエルの剣】!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



全ての思いをのせた光の剣を‼︎

ダイヤはルシフェルへ『届ける』‼︎



ルシフェル「【神殺し】いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい‼︎」



ドギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


ダイヤ「そうか…わたしは…」


「『神を殺せる魔法使い』になったんだな…」


「…でも…」

「関係ないか…」


ヒュウウウウウウウウ…


…どさっ


落ちた。10階に。


「遺体を残さず…死ぬんだから…」


ーーーーーー


ドギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


ミカエル「…ルシフェルよ」


ルシフェル「……!」


ミカエル「…気がついたか」




ルシフェル「…兄者‼︎」

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