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クロノビクトリ❸:ミカエル

ミカエル「き、貴様なんてことを!」

ダイヤ「ミアズマを出すためさ」



ミカエル〔弥生さんが好意を向けてた気がするが…〕

ダイヤ「気のせいだよ…わたしなんか」



ミカエル〔では、訓練の説明をしよう…〕

ダイヤ「短めで頼む」



ミカエル〔…なあダイヤ〕

ダイヤ「何だ?」

ミカエル〔最近のお前は、単語を飛ばして喋るのがマイブームなのか?おかしいぞ、それ〕

ダイヤ「…なんのことだ?」

「最近のマイブーム弥生だが?」



ミカエル〔なるほど…時間を止める能力の仕業か〕

ダイヤ「明日かは操作の訓に変えよう」



ミカエル〔チュウヤってのはどうだ?〕

ダイヤ「いいね」



ミカエル〔口調が普通になってきたな〕

ダイヤ「操れてきた証拠だな」



ミカエル〔なんだかんだ言って…お前で良かったよ〕

ダイヤ「…なんとしてでも勝とうな」



ダイヤ「【クロノビクトリ】の完成だー!」

ミカエル「あと4ヶ月だな…」



ミカエル〔お前は既に私を超えたよ、ダイヤ〕

ダイヤ「まあ、才能を貰ったからな…お前のお陰だ」


なんだろう。

なんなんだろう。


なぜ違和感がするのだろう。


ダイヤがクロノビクトリを使う時、

何故か世界が本のように感じられる気がする。。



『第三者地点から世界が見える現象』


解決せねば…



ダイヤ「これで訓練は最期だな」

ミカエル〔行け…クロノビクトリ発動だ!〕


事前にヤマトに貰っておいた銃が全ての方面から発射される!ダイヤは時を止め…


止め…?


なんだろう?

やはり違和感を感じる…


うっ…

また本のページの様に見えてきた…


今日こそは、この違和感の謎を…


突き止めてやる!


ダイヤがいるのは最期のページ…


銃が発射されたのが少し前のページ…


って…あれ…?


ダイヤが…いない…?


‼︎…


一体何処のページに…?


パラパラパラパラ…


…?これは…


‼︎


ダイヤが撃たれている!


なんだこのページは‼︎


ダイヤは失敗したのか…⁉︎


馬鹿な…確かに時は止まっていたはず…




ダイヤ「…停止‼︎」

バキッ

バキッ!バキッ‼︎



…このページだ…


確かに銃を壊していたのに…


…ん?


…‼︎


そこでミカエルが見た物とは…



『な…』


『無いっ⁉︎』


『これが最期のページになっている⁉︎』


『さっきのページ…』


『銃で撃たれていたページは…』


『何処へ行ったんだ‼︎⁉︎』


『ど…どういうことだ⁉︎』


その時、1ページ増えた気がした。


『こ…これは…』


『このページは…‼︎』


ペラ…


『…白紙か…』


その時。



ダイヤ「よし…これで終わったな」



『!ダイヤの声だ』


『弾丸を全て処理し終わったんだな』



ジュオオオオオオオオオオオオ…

謎の音に、まだミカエルは気づかない。



『この、世界を本として監視する時間は、ダイヤが時を止めている時間と一緒のようだな』


『…どうやって戻るのだろう』


だが。

少し後…ミカエルは気づく。


ジュオオオオオオオオオオオオ…



ん…?何か音がしている…?


なんだ…なんの音だ?



…まさか本からか…⁉︎



…本からだ








…ダイヤはさっき、『開始』と言った


もし時が動き出すことで鳴る音ならば…


…未来が印刷される音…ということか






がさ…







…なにか踏んだか…?


…ッ



ッ‼︎‼︎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????



これ…ページか⁉︎


何故こんなところに‼︎



…まさか…



まさかこのページは…‼︎



…‼︎



やっぱりだ


銃で撃たれている







「開始!」


ミカエル〔うお!〕



ドウウウウウウウウウウウン…



ミカエル〔…戻ったか〕


ダイヤ「ああ、終わったよ」




ドミニオン・ゼロ…


『支配する』魔法…


まさか…


『時間軸』を支配して、

クロノビクトリをと進化させたというのか…?


『ただ時を止めるだけ』のクロノビクトリを、


『時間軸から【宿命の歯車】へ干渉できる能力』に…



つまり



『先に決定している気に入らない世界を破壊して、〔時を止めた〕とダイヤが判断しているあの瞬間から、自分に都合のいいように世界を再構築できる魔法』



『現在から未来を決定できる魔法!』



それがクロノビクトリの真の能力…


わずか一年たらずで世界を掴めるような魔法を…


凄いぞ…


本当に凄いぞ…




『この魔法はもっと強くなれる』


クロノビクトリ発動後、

私がページを破ってしまえば

効率は2倍になるし、


クロノビクトリ発動後、

私がページを見て判断すれば

ダイヤは間違った選択をしなくなる…!


…だが問題は、ダイヤが本の中にいるということだ。


声は届かない…


それに、本に見えるのは「観測者」だけだ…


はあ…勿体無いな


ダイヤが本に見えたらほぼ最強なのに…


「ミカエルの才能」を持ってしても本に見えないってことは、これはもはや「神」の領域に達しているな。


三次元の全てを支配する神の…


まあ、偶像だけを見ながら育てば、本来の「あの」神の姿なんて想像もつかないだろうけど…


それと同じだな


人間も人形も天使も鬼も、三次元に生まれた以上、4次元を想像することは出来ない。


さっきの私は恐らく4次元から三次元を見ていたんだろう…


がしかし、神の半分の力しか体験したことのない私にそのままの可視化は難しかったので、1つ次元を下げた「三次元から二次元を見る」形になったわけだが。


さあ、この絶対的な力に、あの愚なる弟はどうやって対抗するつもりなのだろうか…




ダイヤ「一回で見切れるようになってくれ」


4人「了解!」


ダイヤ「はああ‼︎」



クロノビクトリ!



…ルシフェルの生まれたページ…


これを破けば、戦いは終わると誰もが思うだろう。


…だが、それは違う…


私と弟は、手を取り合って、生き延びてきたのだ。


一蓮托生。


弟がいなければ、私は死んでいただろう…


だから、弟の生まれたページを破壊すれば、私は死に、そもそもクロノビクトリは生まれないということになる…つまり、タイムパラドックスが起こる。


なんの解決にもならないのだ。





ルシフェル「瞬間移動か‼︎」

ダイヤ〔凄いぞ…時を止める魔法!〕




ミカエル〔さあ、ダイヤよ、放て〕



〔世界を握り潰す魔法を‼︎〕

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