授賞式
《大会優勝者は、ダイヤモンドです!》
《ダイヤモンド選手には、なんと、双天使ミカエルからの祝福が与えられます!》
…来た!この瞬間!
医療室から復帰したわたしは、授章式へ。
『大天使ミカエル』
ヴァルハラに置いて、恐らく最高の権力者!
そんな人が、
いきなり『景品』を賭けた大会を開催するなんて、
『普通ではない』
危うくトゥルカ帝国は戦火に包まれる所だったんだ!
…だが、仮にも大天使と言われるからには、
地上に迷惑をかけることなんて許されない…
なら、ミカエルの狙いは、
『景品』を授けること、そのはずだ!
ヤマトは、
『景品』は魔法なのではないかと言っていた…
わたしもそれに賛成する!
恐らくだが、地上に『魔法』を持つ者、
もしくは地上の魔法の強化が必要である、
と考えていいだろう。
そして優勝した訳だが、
わたしの身にこれから何が起こるんだ?
謎だらけだ…
「…長考は、終わったか?」
「…はい」
「ここまで来たのは【ドミニオン】だったか…」
「意外だな…」
「…さて、では…」
「待て!何をする気だ!」
「…?景品の授与だが?」
「嘘をつくな!」
「嘘などではない…」
「ただの景品なわけがあるか!」
「宗教戦争に参加させる為に力を分けるのか⁉︎」
「それとも部下にしたいのか⁉︎」
「!」
「わかっているんだ、異常が起きていることは!」
「はっきり答えろ!お前はわたしに何をさせたい!」
「…なんと…」
「思った以上に…素質アリだ…」
「君は、親の仇を追っているのかな?」
「いいや違う」
「わたしは安らかに眠って欲しいだけだ」
「なるほどそれで戦争を止める…か」
「…では、随分的確に動けているな」
「その調子で頑張って欲しい」
「そして、『近道』をしてほしい」
「?」
「なんの話をしている⁉︎」
ミカエルは真剣な顔でこういう。
「わたしに何をさせたい、と聞いたな?」
「させたいというよりは…お願いがあるんだ」
「お願い…だと?」
「ああ」
「私の弟を暗殺してほしい」
「…‼︎」
な、何を言ってる?こいつ…




