あとがき
スイリの過去編なんだからハッピーエンドなんて無かった。
完結しました! お疲れ様でした!
『妄想ゲンリ』、如何だったでしょうか?
まさかの箸休め続編ということになりましたが、箸休めの続編は相変わらず箸休めです。お漬け物です。
過去編ということでやってみましたが、まさかの恋愛小説でした。推理要素なんて欠片もありませんでした。
粗筋にある通り、これは『俺が鶴ヶ谷と同じ時間を過ごしていた』ときの物語なので、俺もちゃんとかぎかっこをつけて喋っております。私としては、書いていて違和感が凄かったのですがどうだったでしょうか。それを考えると、ラストの話はいつも通りに戻ったので大分やり易かったですね。かぎかっこをつけて喋れない系主人公です。
毎度のごとく、持ち上げて持ち上げて突き落とす仕様の話です。普段がリア充みたいなもんだったから、ラストがハッピーエンドじゃなくても仕方ないよね? の精神でした。いえ、決してリア充が憎いわけではありません。人目を憚らずいちゃついているカップルが憎いわけではありません。ええ。
多くは語らないぜーの精神でいたいのですが、やはりあとがきというものは何を書いたらいいのか分からないんですよね。ゲンリを書いている最中の小話……とか考えなかったこともないのですが、『冒頭の夏服の魅力については私が本気で語りたいと思っているもの』、『私も鶴ヶ谷のおっぱいを鷲掴みにしたい。いや、掴まなくていいから埋まりたい』、『告白のシーンってなんでこんなに恥ずかしいんだろう』ぐらいしか無かったんですよね。ああ、困った。
じゃあやらなきゃいいじゃん、という話でもあるのですが、やりたいものはやりたいんだから仕方ないじゃないか、ということで。
『空想スイリ』に比べて『妄想ゲンリ』は自由度が増している気がしますが、活動しているのと眠っているのとでは違うんですよ、ということにしましょうか。
ちなみに、タイトルの『妄想ゲンリ』は、空想と似たような言葉で妄想をセレクトし、妄想の源、空想の原因、現実からゲンを、リは……スイリと対にするため、ですかね。あ、ちょっとあとがきっぽいエピソードになった。
相変わらず、主人公である俺の名前は欠片も出てきませんが、決して名前が考えつかなかったわけではないのです。考える気が無かったわけでもないのです。スイリで出てこないんだからゲンリも出てこなくて大丈夫かー、なんて考えていたわけでは……
そんなこんなの妄想ゲンリでした。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。また別の話でお付き合いいただけたら幸いです。
ありがとうございました!
平成26年9月18日 千虎




