4月15日
魔神社長みたいに信仰ポイント用の知的生命体を作って、効率良くエネルギーを得たいと考えている神は多い。(その生命が減少したら)ハイリスクだがハイリターン。
地球系列世界の今時の神みたいに広く薄く、大量に増やした生物の「思考力」の余剰をかき集めてエネルギーとしている神もいる。こちらはローリスクローリターン。
まあ俺たちには関係あるけど関係ない話だな。
ガチで「神」の影響下に置かれたら、この通り軽い反抗心すらわかないし、異世界人に全く同情できなくなる。
昨日、久しぶりに日記を書いたら「自分のやってみたい方向性」みたいなものが掴めた気がする。気がするだけだが。
だからちょっと色々と書いて整理してみようと思った。
つうかそろそろ隠匿生活しなくて良いのでは?とアシさんにつつき回されているのもある。7ヶ月くらいほぼニートしてたから仕方ないんだけどね。
日記としては「今日も何もなかった」ってだけだな。後は作ったチーズバーガーもどきが成功してニッコリ…くらいか。
もどきなのはハンバーグにしないで、炒めたひき肉と刻み野菜をチーズでまとめて「食べるソース」みたいにしたやつを、バーガーの具にしたら旨かったからだ。
さて本題。改めて情報を整理。
■まずは目的。
社長(魔神)のオーダーは「この世界が由来の知的生命体の根絶」だ。後で自分専用の知的生命体を入植するらしい。
簡単に言えば社長は信仰ポイント用の家畜を育てる牧場が欲しいんだな。だから過度な環境破壊は禁止ってわけ。
■根絶対象について。
地球と違ってこの世界では、人間レベルかそれ以上の知的生命体が複数存在する。全ての知的生命体はどのような宗教的価値観を持っていても、その信仰心は全て敵神に献上される生き物として作られている。
宗教儀式を汚染することでその効率を引き下げる事が可能…というか、現状で地上の単一種族が宗教的な分裂を起こしているのはその汚染のおかげ。
・人類種(分布:地上~海まで幅広く)
最多だが、他の知的生命体と比べて弱いのが基本の種。レベルを上げると化ける。
みんなだいすきエルフや獣人だけでなく人魚もいるし、マイナー気味な魚人もいる。
つまり種族は凄く細分化できる。文化的な摩擦でお互いに争わないわけではないが、信じる神は俺たちにとっての敵神のみ。
日本人らしい無遠慮さで分かりやすく表現するなら連中は、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の人々が共通して唯一絶対の創造神を崇めているくらいには同じ敵神を崇めているし、文化的な摩擦がある。
・竜種(分布:深海から山頂まで)
高位、中位、低位で群れを作る。元々はほどほどの数が居たが、『魔竜峰』の精力的な活動によりかなり減少している。めちゃくちゃ強いし教育も無しに本能から賢い生き物だが、慢心する種族だったせいだな。
人類種の管理者という役割で造られた。だから人類種が生存できる領域で生きられない竜種はいないんだな。深海から山頂までってそういう意味。
純粋な高位竜は自分たちが人類種の管理者である事を理解し、行動しているため、よほどの事がない限り竜種の群れ同士は争わない。しかし中位以下の竜は高位竜の統率が無ければ「人間~ちょっと賢い動物」レベルの行動しかとれないし、争う。
交雑で汚染された竜種の群れは、賢さは変わらないが敵神の影響力が下がり、人類種の管理者(敵神の使徒)の立場よりも自己を優先する傾向がある。もちろん汚染により敵神が得られる信仰ポイントは減る。
・雲上種(分布:雲上)
翼まみれのバケモノ。こう、天使と言われて想像する翼の生えた人間をバラバラにして、数人分の手足や頭をまとめて適当な位置にくっつけ、大量の翼をトッピングした形をしている。キモい。
この生き物(?)は重力が逆に働く。だから地上に降り立てないし、文字通り雲の上に住まう種族だ。連中にとって空(太陽=敵神)の方向は落ちるものだし、地に向かっては飛ぶもの……らしいよ。
デカいほど強い(翼や人間のパーツが多くトッピングされてる方が強い)
雲にぶら下がってる画像を見たけどすげぇキモい。
外来の存在に対する迎撃として造られた。が、魔神社長の侵入を許してしまった。しかし侵入時の攻撃は抑えた模様。
強くて賢いというか、敵神の人形みたいなものらしい。こちらも竜種と同じ敵神の使徒だが、姿形から「可哀想な天使さん」「バグ天使」とか言われている。
信仰ポイントを生み出しはするが、その信仰ポイントをエネルギーにして侵入者を叩き落とす役割があるため、信仰ポイントだけで考えるなら竜種どころか人類種より生産力がないんだと。
なんと繁殖する方法は分裂。主食が人類種。
地上の人間に幻覚を見せ、拐って空で貪り食い、新たなパーツとして翼と共に生やす→全体が大きくなったら分裂する……らしい。
なんでコイツらだけ世界観バグってんだよキモいわ。
マジで天使をぐちゃぐちゃの醜悪な塊にしたみたいな物体であるため、ダンマスを選ぶときにキリスト教に親しみのある日本人を除外する原因となったらしいよ。やべぇ。
■現状について。
・人類種
メインの敵。レベルを上げると化ける。かなりしぶとい。
・竜種
くそアホ強いが、魔竜峰やその他の対竜能力があるダンジョンに任せれば大丈夫な程度になっている。対竜ダンジョンを目指すならまずは魔竜峰の通信講座で適性診断を受けろとか言われるレベル。マジで魔竜峰がなかったらこの生き物どうしてたんだろうか。
その答えは社長いわく「人類種退治でレベルを上げて攻略してもらう予定だった」「竜専門ダンジョンとか正気じゃない先駆者が出たからビビった」とのこと。
・雲上種
あたおかレベルで強い。社長いわく「本来はダンマスが相手にするもんじゃない」「繁殖に必要な人間を滅ぼしてレベルを上げ、竜種を退治できるレベルになったら相応のモンスターを生み出してもらい、それで何とか殴ってもらう予定だった」「なのになんでダンジョンを土地ごとラピュタして直接攻撃してる連中がいるの?竜専門の連中と同じくらい意味分かんない」「いや、今から雲上種を叩いてもらえているのはありがたいけど」とのこと。
こちらもダンジョンをラピュタした連中が講座を開いている。ラピュタ勢が雲上種を滅ぼせたら、マジでラピュタごっこで地上を制圧できるそうな。つうかラピュタやりたいからダンジョンを飛ばした連中が雲上種と接敵したから、今も制空権を確保するために殴りあいしてるそうな。
バグ天使、キモいけど立派にこの異世界を守ってるんだな。
■どうするのか、どうしたいのか。
まあ以上を加味すると、俺は人間を相手にするしかないわけだ。
対竜にもラピュタにもそこまで興味はわかないし。
ほどほどに活動してほどほどに稼いで、できればクリアまで見届けたい程度か。
じゃあほどほどにヤるにしても、人間を相手にするにはどうするかって話。
ここヘルクスタは村がちょっと滅べば新ダンジョンを疑うくらいにはダンジョンアレルギーの国だ。この前みたいに村くらいで騒がれたら、こちらとしてはたまったもんじゃない。成長するにはやはり人間が1番美味いのだ。
ちなみにアレルギーの原因を調べたところ、なんと600年前に存在した大国が巨大な地下ダンジョンを作られて、地盤沈下で王都だけでなく大きな都市を一夜にして滅ぼされたのがかなりのトラウマになっているらしい。(ダンジョン空間を次元の内側ではなく、わざわざ外側に拡張しなければ成立しない)
その地盤沈下ダンジョンは竜種に袋叩きにされてお亡くなりになっているが、以降の地盤沈下型の流行りは教会による「地盤固定のための聖杭技術の発展」により阻止されるまで続いたそうな。
そしてお世話になった『眠れる熱帯林』は森に偽装して内側の空間を拡張し続ける方法でゆっくり育ったから気付かれずに大きくなれたが、同じ事をされてはたまらんと、それ以降は余計に新ダンジョン狩りが激化したらしいし。
思った以上にやべぇわ。こんな土地でろくな資材もなしにやってける気がしねぇ。
とりあえずダンジョン研究の論文とか漁ってこようかな。
基本的なダンジョンが発展・安定するための条件。戦力だけのシミュレーションでは分からない「ダンジョンと人間社会の関係」や、交雑による侵略を目的とした生物学やダンジョンで変えられる環境などなど。
古参が色々と研究してるらしいから、なんか種になれば良いなぁ。




