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ロイヤルツイン

迎賓館の扉が開かれると左右にズラっとメイドさんたちが並んでいた。


え?、このメイド服、シルフィたちと同じデザインなんですけど。


このぶっちゃけエロいのがこの国の標準なの?、


・・・なんて素晴らしいんだ。


オレが鼻の下を伸ばしてメイドさんたちの絶対領域を見ているとアリエスたちのジトッとした視線を感じた。


はっ、いかんいかん。


「「「いらっしゃいませ、お客様。」」」


メイドさんたちがいっせいに頭をたれた。見事に統率された動きだな。


メイドさんたちの間を通って二人の女性が歩み寄ってきた。


高貴そうな衣装に身を包み、プラチナブロンドの髪をツイン縦ロールにした二人はそっくりだった。


おぉ、ツイン縦ロールだよ、貴族か王族がほぼ確定って感じだな。それがまたツインできたよ。双子?


「いらっしゃいませ、アキラ様とそのパーティの方々。私、この国の第6王女のアイ・コーカスです。」


「第7王女のレイ・コーカスです。」


「滞在中は私たちがお世話させていただきますので、よろしくお願いしますね。」


なんと、まさかの王女様自らのおもてなし、とんでもないVIP待遇だな。


「ささ、長旅でおつかれになったでしょう?、こちらへどうぞ。」


王女様たちがオレの手をとり、先導してくれた。





豪華な接客室でオレは長椅子ソファの真ん中に座り、両側にツイン王女様がいた。


なにこの状況?、太ももが密着してとっても気持ちいいんですけど。


「ささ、アキラ様。紅茶をどうぞ。」


アイさんが紅茶を手にもってオレの口に近づけてくる。


ああ、オッパイがあたってますよ。かなりあるよ、この子。シルフィには負けるけど。


「クッキーもどうぞ。」


レイさんが反対側からクッキーを口に近づけてくる。


さすが双子、この子のオッパイもなかなかのものだな。


なんか、これ、ハニートラップって感じがブイブイするんですけど、逆らえない。だって、気持ちいいんだもん。


あ、デイジーちゃんがなんか書いてる。まさか、ステラさんに告げ口する気じゃあ・・・いかんいかん。正気を保たねば。


メイドさんが入ってきて、レイさんの耳元でなにかを告げる。


「お食事の用意ができたようですわ。皆さん、食堂へどうぞ。」





大きな食堂のテーブルに美味しそうな料理がいっぱいならべられていた。


「おぉ、肉がいっぱいあるぞ、食べていいんじゃな?」


「ええ、おかわりもありますから、好きなだけどうぞ。」


万年腹減り幼女のゴールドが料理にとびついた。すごい勢いで肉が消費されていく。


「ささ、皆さんもどうぞ。あ、アキラ様はこちらですわ。」


またもやツイン王女様の間に座らされるオレ。


「はい、アキラさま、あーん?」


「こちらも美味しいですよ?、あーん?」


美味しい。そして気持ちいい。両側からのロイヤルツイン攻撃の威力はすさまじかった。


あれ、なんか変な気分になってきた。頭に霞がかかってムラムラっと・・・





「ささ、こちらがアキラ様の寝室ですわ。どうぞ。」


食事の後、頭がぼーっとした状態で王女様たちに寝室に案内された。


寝室には王女様たちも当然のようについて入ってきた。中には天蓋のついた。巨大なベッドがあった。


ガチャリ、


アイさんが後ろ手に寝室の鍵をかけた。


「あれ、アイさん。なんで寝室の鍵をかけたんですか?」


「それは、邪魔がはいらないようによ。これからあなたを私たちで骨抜きにしてあげますわ。」


「私たちは生娘ですが、二人がかりなら、あなたを篭絡できるでしょ?、それにさっきの食事にたっぷり媚薬を入れておいたし。」


「さぁ、余計なことは考えずに楽しみましょう?」


二人がドレスをはだけさせて迫ってくる。


そうか、やっぱり媚薬が入っていたのか、どうも息子が元気になりすぎてるなと思ってたんだよな。


しかし、このままじゃまずいな。本当に骨抜きにされて、なんでも言うことを聞かせられそうだ。


かすかに理性が残る頭で考えたオレは壁をクリックして1LDKの扉を出し、開け放った。


「皆、王女様たちがオレを骨抜きにするって言ってる。逆に骨抜きにしてあげようぜ。」


「「「「「はーい」」」」」


扉から、ステラさん、アリエス、シルフィ、トレイシー、大人版ゴールドが黒いスリップ姿で出てきた。


「な、あなたたちどこから?」


「転移魔法?、なんなのこれ?」


「さあ、王女様たち、夜はこれからだぜ、たーっぷり楽しみましょう。」


激闘の末、オレたちは王女様たちを骨抜きにした。

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