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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第2章:学院三年生
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誕生日おめでとう

sideレイア


教会の事件に雷魔の襲来から数日後、俺たちはナイトヴァンス家でソフィの誕生会を開いていた。


「ソフィ、誕生日おめでとう」


「おめでとうソフィ」


「誕生日おめでとうソフィ」


「「「「「誕生日おめでとう」」」」」


「皆さん、ありがとうございます」


俺たちは皆でテーブルを囲み、様々な食事を食べながら盛り上がっていく。

そして俺たちのプレゼントを渡す事にした


「ソフィ、俺からはイヤリングだ。

レイアの奴、お前にネックレスはプレゼントしたのにイヤリングは無いからな」


「ありがとうございます、ベルゼさん。

お兄様ももう少し女心を理解してくだされば良いのですが・・・」


「え、俺が非難されるの⁉︎」


ベルゼは意外にも食物意外を渡した。しかも中々いい奴選んでる。

完璧に予想が外れた


「俺からは杖だ。ソフィは魔法職だし、必要だろ?

名前は『暴風王の杖』、『風魔法』の消費魔力を抑えてくれる杖だ」


「わぁ!凄いです!これで何度も魔法を使えます。

ありがとうございますエッジさん」


エッジもまた珍しく良いものを用意してきた。

ますますハードルが上がってる気がする。


「私は大した物じゃないですけど、ティーセットを用意しました。

今度お茶しましょう」


「ありがとうございますエルス。

また家(寮の部屋)に来てください!」


エルスはいつの間にかソフィと相当仲良くなっていたようだ。呼び捨てだし。

ティーセットと言うと大したこと無いように見えるが、あれ、この間店で見た。

めっちゃ高かったやつだ。金貨8枚位する奴だ。


「私からは護身刀だ。あまり見栄えは良く無いが、中々いい物の筈だ」


「あ、ありがとうございますエンヴィさん。

えぇと、持っておくようにします」


エンヴィは無骨な短剣だった。確かに良い物を使ってるように見える。

多分、ワイバーンの牙かなんかだあれ。

良い物には違い無いが、誕生日プレゼントにするような物じゃない。

珍しくソフィの笑顔が引きつってるぞ


「私からはこれね!」


「・・・・なんですか、これは?」


「ぬいぐるみよ!自作したの。料理科ってこういうのも習うから作ってみたの」


クラリスが渡したのは、なんと言うか、名状しがたい何か・・・もといナニかだ。


「えぇと、何をモデルに作ったんですか?」


「え?そりゃあソフィの喜びそうな物だし、レイアよ」


「え⁉︎俺なの⁉︎」


あの、全身黒一色で顔っぽい所に赤と青のボタンが付いてて口っぽい所に裂け目が入ったアレが⁉︎

手足が異様に短くて胴体の大きさが尋常じゃないアレが⁉︎

全身黒といっても所々ツギハギで出来ててその癖背負ってる剣だけ妙にクオリティ高いアレが⁉︎


「俺って、客観的に見るとあんなんなのか・・・・」


「え⁉︎お、お兄様!お兄様はこんなんじゃ無いですよ⁉︎

クラリスさん!ありがたいのですが、これは酷いです!

そもそもお兄様の人形でしたら既に私が・・・・イエ、ナンデモナイデス」


俺は、あんなんだったのか。うわぁ、そりゃあ皆避けるわ。だって最近同年代は大丈夫だけど後輩に話しかけると顔赤くして悲鳴上げて逃げるし、少し前まで同級生どころか先輩や先生もそうだったし。男の方は半分位は俺のほう見ると舌打ちするし、って言うか未だにされるし。もう半分は彼女居ない同盟みたいなわけわかんない事言いながら絡んでくるし、学食でも皆避けてた気がするし、たまに困ってる子助けるとお礼言って逃げちゃうし、やっぱり俺の外見があんなグロテスクな物だからなのか?先生に妙に目付けられるのもあまりにもキモい外見のせいで変な被害が出ないようにする為か?そりゃあ例えばこの外見で告白なんてしようものなら女子は悲鳴上げて逃げるか気絶するだろう。あぁ俺もうなんとかして顔を作り変えたい。技術国には肌やなんかを綺麗にする奴があるって聞くし卒業したら技術国行こうかなぁ。卒業まで俺の精神が保てばの話だけど。あはははははは


「お兄様⁉︎」


「え、何?」


ソフィが話しかけてきて、俺は一旦思考を中止する。

周りを見ると、全員俺の方を見ていた


「レイア、貴方どうしたの?目が死んでるわよ?」


「いや、大丈夫だ。ちょっと現実を直視出来なかっただけだ」


「ふぅん、ま、いいわ。次は私ね。

ソフィ、私のプレゼントはレイアと協力したものなの。

見せたいから、移動しましょう」


「??わかりました」


俺たちは馬車を使って出発する。

馬車を操るのは俺だ。人数がギリギリなんだ。

馬車で移動する事およそ10分、辿り着いたのは・・・・


「・・・・教会、ですか?」


「あぁ、教会だ」


着いたのはまだ出来たばかりであろう新しい教会だ。


「ーっ!まさか・・・⁉︎」


「あら、お姉様はもう気付いちゃいましたか。まだ秘密ですよ」


エンヴィは流石に気付いた様だが、他の皆は頭に?を浮かべている。


「さあ、中に入ろう」


皆を引き連れ入っていくと・・・・


「「「「「「「「「「ソフィーナさん!誕生日おめでとうございます‼︎」」」」」」」」」」


「ーっ⁉︎」


子供たちとマリーさんが、ソフィの誕生日を祝った。


「ソフィ、実はここ数日で親しくなってね。パーティーを開いて貰ったんだ」


「そんな・・・・こん、こんな事・・・」


俺とアリシアは半分近く泣いてる状態のソフィに祝いの声をかける。


「「ソフィ、誕生日おめでとう」」









「ありがとう、ございます・・・‼︎」


私にしては自信作です。

時間かかりましたけどね‼︎

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