乱入者
sideエンドルフ
鮮血が舞い散った
だが、私には傷一つない。痛みもない。だからと言って死んでる訳ではない。
恐る恐る目を開けてみると・・・・・
「・・・・イ、イリ、ス?」
「かっ・・・こひゅっ・・・・・ッ」
そこにあったのは、胸にダガーの刺さったイリスと、刺したリーダーと思わしき男、尋問してた男の三人だった。
イリスが倒れこむ。顔を見てみれば相当な苦痛を味わっているようで、苦しそうな顔をしている。
そこで私はイリスが私を庇ったと言う答えに辿り着く。
「ーっ‼︎イリス、イリス‼︎しっかりしろ‼︎」
「エン、ド、ルフ。いえ、あ、なた、無事で、良か、った」
「すまない。私が油断したばかりに・・・・‼︎」
「良いの、よ。ゲフッ、カハッ・・・・アリシア、を、おね、がい」
「ーっ‼︎そんな事言うな‼︎大丈夫だ、助かる‼︎なんとかなる筈だ‼︎」
しかしどうする⁉︎私には治癒系の魔法に適性がない。レイアが居れば何とかなるかもしれんが、今は居ない。
「クソッ、クソォォォ‼︎‼︎」
「お別れは済んだか?まったく、暗殺者なのだから正面から戦うわけ無いというのに、何故気づかなかったのか。
まあ良い、さようなら、エンドルフ国王陛下殿!」
男のダガーがこちらへ向かってくる。回避は出来るが、私にはもう抵抗する気力も無い。
「(これで、終わりか・・・)」
私はイリスの手を取りそっと目を閉じたが・・・・・
ーギャイィィン‼︎
「よし!間に合った‼︎」
金髪の肌が黒い少年、
「ベルゼ!そのまま耐えてくれ!俺はイリス様の治療をする‼︎」
黒銀の髪の背の高めの少年、
「お母様‼︎レイア、速くお母様の治療を‼︎」
金髪の、毎日家で見ている少女、
現れたのは、とても頼もしい三人の少年少女だった。
sideレイア
「イリス様!しっかりしてください‼︎【神聖剣】!【治癒】!【治癒】!【治癒】!」
【神聖剣】で【光魔法】を強化し、【治癒】でひたすら癒し続ける。
俺には魔法の適性が殆ど無いから上位の治癒スキルは使えない。だから助かるかどうかは五分五分だ。
「よし、今はこれで良いはずだ。アリシア、エンドルフ様とイリス様を頼む。俺はベルゼに加勢してくる」
「・・・・えぇ、気をつけてね、レイア」
アリシアが不安そうな顔でこちらを見てくる。
「任せとけ‼︎」
俺は力強く返事をすると、ベルゼの方へ移動した。
「ベルゼ!大丈夫か⁉︎」
「問題ねぇよ!友だからって容赦しねぇぞ!」
「ちっ、金に釣られたか、ベルゼェェェ‼︎‼︎」
暗殺者が斬りかかってくるが、俺が聖剣で防御し、ベルゼが【悪食】で攻めていく。
「ちっ、流石にこっちが不利だな」
「ハッ、わかってんなら降参しろよ!お互い実力はよく分かってる筈だ‼︎」
ベルゼは懐に潜り込んで攻撃するが、敵も慣れてきたようで受け身ではなく回避をするようになった。
それでいて攻撃は相変わらずだ。あと一押し!
「ハッ、【閃光弾】!」
「ーっ‼︎今度はそっちかよ⁉︎」
暗殺者が俺の強化されて無駄に大きくなった【閃光弾】に意識を取られてる隙に・・・‼︎
「さよならだぜ‼︎【悪食之剣】!」
ベルゼが【悪食】の剣を振るう
「ーっ‼︎罠・・・だったのか」
その言葉を最後に、ベルゼの剣が暗殺者の足をごっそり削り取り、気絶させた
「はあぁぁ、勝てたぁぁぁ‼︎」
「あぁぁぁ疲れだ〜!もうヤダ、なんか食わねぇとやってらんねぇよ!」
だが上手くいって良かった。意外とベルゼとの相性いいな
「レイアァァ、テメェ俺が居るのに魔法撃つたぁ良い度胸じゃねぇか。俺の腹に収まる覚悟は出来てんだろうなぁ⁉︎」
「ハッ、俺の魔法攻撃は威力が低いんでな。
大きさを強化した分余計威力が下がってた。あんなんじゃ全員無傷で終わりだってぇの」
「どうだか。『名誉騎士』の魔法攻撃が弱いとは思えねぇよ!」
二人して駄弁りながら床にぶっ倒れる。
「レイア!レイア⁉︎」
アリシアが心配そうな顔してこっちに来る
「あぁ、アリシア〜・・・暫く寝るからあと頼む・・・・」
俺はそれだけ言って意識を手放した。
「え、これ全部私がなんとかするの?」
意識を手放したから聞こえないったら聞こえない。
だからアリシア、ガンバd(^_^o)




