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黒銀の魔眼剣士  作者: 神名一葉
第1章:学院2年生
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謁見の間にて

sideレイア


夏休みが始まって1週間、毎日勉強したお陰で課題は全て終わった。

今日から本格的に休める。休めた筈なんだ


「・・・・どうしたのアリシア?」


「えぇ、お母様が是非家に遊びに来なさいと言ってて、今日空いてない?」


「イリス様か・・・」


イリス様は昔から俺の事で遊んでくる。害意は無いんだけど俺や周りの反応を楽しむ癖がある。

その為俺や巻き込まれる人からしたらすざましく迷惑なのだ。巻き込まれる人は上手く回避すれば良いが俺は回避出来ない。

つまり何かが起きない訳が無いんだ。


「アリシア、悪いけどイリス様には御断りの返事を・・・」


「あとお母様から伝言、「来ないなら貴方の過去をある事無い事号外で言いふらすわよ」だって。

なんでも私も知らない事らしいから私としては来なくても良いんだけど」


「是非行かせて頂きます‼︎」


選択肢は初めから無かった様だ。









場所は変わって王城、今は謁見の間で国王様と王妃様、アリシアと面会中だ。

面会と言っても私的な物だから四人だけだが


「久しいなレイア」


「久し振り〜」


「お久しぶりです、王様、王妃様」


「はっはっは、そんなに固くなるな。我々の仲ではないか。

それに今は国王としてではなくアリシアの父親としてここに居るのだから」


「そうよレイアくん。敬語はやめなさい。やめないと・・・・わかるわよね?」


「はい‼︎わかりました‼︎」


イリス様のせいでつい大声で返事してしまった。


それにしても相変わらずだ。仮にも王族なのに軽すぎる。外見もイリス様は変わらない。噂ではエルフ族と言う噂があるが、真偽は分からない。

ちなみに外見は身長160後半、銀髪に紅い目をした何時もニコニコした人だ。

王様、エンドルフ様は少し皺が増えた位でとても父様の同期とは思えない。

エンドルフ様の外見は身長170前半、金髪蒼目で切れ目の人だ。最近は歳だから微妙だが、昔はイケメンだった記憶がある。


俺がアリシアの幼馴染みとして選ばれたのは父様とエンドルフ様が同級生であり、親友だったからだ。

昔は馬鹿やってたらしい。だから周りに対して気さく過ぎる。公私を弁えてるから文句も言えない。


「はっはっは、それじゃあ今日はゆっくりしていきなさい。なんなら泊まっていっても良いんだぞ?」


「いえ、学院の課題がありますので」


「あらあら?私の情報ではもう終わってると聞いてるわよ?

どういう事かしらねぇ、ふふふふふ」


恐ろしい、何処からそんな情報を仕入れてるんだ。


「まあまあイリス、その辺にしておきなさい。

さてレイア・ドライア・ナイトヴァンス、前回のゴブリンロードの件、ご苦労だった。

あのゴブリンロードはBランクの魔物として登録された。主に統率個体として脅威だった。君に聞いたステータスから予測すると、上位個体のゴブリンキングが前線に立つ王なら、ゴブリンロードは後ろで指揮する指導者タイプだな。この発見は王国史に名を残す程の功績となるだろう。

更にゴブリンロードの討伐により学院生への被害は男子生徒2人の犠牲だけで留まった。

被害が出たのは残念だったがそれだけで済んで良かった。例を言わせてもらいたい。

これらの功績を踏まえ、レイア・ドライア・ナイトヴァンスに『名誉騎士』の称号を与える事が検討されている。

時期に呼び出す事になるだろう、なのでその時はまた来てくれ」


「はっ、ありがたき幸せ」


王様が公的な名前で呼んだ以上、俺も公的な対応をする。

だが、流石に『名誉騎士』の称号が与えられる事になりそうと言うのは驚いた。


『名誉騎士』は国に数人しか居ない。

その『名誉騎士』は国民の大半に知られる程の有名人で、階級的には準男爵に位置する。

時期公爵の俺からしたら大した意味は無いが、準男爵はおまけであり『名誉騎士』には特権がある。

国に融通が効くこと、商品の購入時に値段が3割引きになる、宿での宿泊代5割引き、ギルドでの素材買取額3割上乗せ。

これが主な特典だ。相当なものだ。だから数人しか居ない。

それに俺が選ばれそうとか、驚きを通り越して呆れた。子供に渡す称号じゃないだろ


「私からは以上だ。

で、俺からは一つ、どうだ、アリシアと婚約してはどうだ?」


「はい!?」


「ななななな‼︎?///な、何を言ってるんでしゅか‼︎?///」


アリシア、噛んでるぞ。俺も動揺しすぎたが、それだけの破壊力のある言葉だった。


「お前もアリシアももう年頃だし、お互い知らない仲ではないだろう?

流石に結婚は早すぎだが、ツバを付けておくくらいなら今でも問題ない。いや、もう付けてあるのかな?

クククククッ」


「けけけけけけ、結婚‼︎?」


「エンドルフ様‼︎流石にお戯れが過ぎます‼︎それにアリシアの気持ちも考えてやって下さい‼︎」


確かにアリシアは悪くない。

容姿は綺麗なウェーブのかかった長い金髪、青空の様な蒼い目、整った体型。

性格は明るく、少し我儘でお茶目。成績は学年トップ。

剣の腕はそこそこだが魔法は抜群で、組み合わせれば相当な実力者でおまけに王族。

総合すれば非の打ち所がない美少女だ。

はっきり言って最高だと思う。


・・・・・ん?否定要素がない、だと!?

いや、さっきも言ったが本人の意思が大切だ。


「はっはっは、アリシアも満更では無いようだぞ?我々としても君が国王になるのなら安心だ。

例え誰の子であってもな」


「ーっ!?」


俺の出生をエンドルフ様も知っている、ならイリス様も知ってるのか?ならアリシアも?

イリス様は良いとしても、アリシアが知ってるのは、怖いな。

何故だかは知らないが、怖い。


「・・・・お話しがお済みでしたら、これで失礼します。

行こう、アリシア」


「え?え、ええ」


俺は一先ずアリシアを連れて謁見の間から出る


「ふふふふ、家の娘に手を出すなら幸せにしなさいよ〜」


変な野次が聞こえた気がしたが、気のせいだな。うん、唯の幻聴だ

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