表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/69

6林のダンジョン

 さて、いよいよダンジョン編に入りました。

 ここまで色々ありましたが、ここからストーリーの中身が深くなっていきます。

 ここから盛り上がっていくように書き上げていきますのでよろしくお願い致します!


 戦闘場面が苦手な方は好みでないかもしれませんが、そうで無い方は楽しみながら読んでいただけたら嬉しいです。


「いよいよだね。やっと……あいつに会える」


「油断しちゃダメだよ?」


「本当にダンジョンに籠るつもりですか?」


「ああ、強要はしないよ?」


「いえ、私は皆様に着いて行くと決めたのです。それにダンジョンに入った事は無いですから、興味はありますよ?」


「わぉ〜ぅ」


「クロも気合入ってるね。エリーやコアの事頼むよ?」


「うぉん!」


「行きましょう!」


「待って、ここでステータスを上げて行くよ」


「分かった」


 エリーは少し焦りすぎてる様だ。


【ステータス】レベル78→87

HP:10000→12000

MP:13053→14956

筋力:3250→4000

敏捷:4007→4679

魔力:4321→4930

耐性:2947→3800

運気:1000


 勿論ゴッドラックで、振れるだけ振った。


 エリーやクロ、コアのスキルもマスター済みだ。

 これでもSSランクに届いていないだろう。おおよそ5000が基準だと聞いたことがあるからね。

 しかもそれでもSSランクの成り立てって事だから世の中にはまだまだ上がいそうだ。


 それにエリーの【逆境】を使えばエリーも魔力3700くらいまで上がるからそのうちまた抜かれそうだ。


「よし、完了だ」


「うぉん!」


 4人でダンジョンへ入って行く……


「うぉう?」


「今何か通った?」


「分からんな」


「今のは結界だと思われます。入った事がなかったので聞いた話ですけど、ダンジョンには結界が張ってあるそうで、どれだけ暴れても外に影響はないそうです」


 そんな機能付けてなんの得があるんだろうか。

 疑問に思った事はそれだけじゃない。


 中は意外と明るい。そう、明るいのだ。人工的なライト? の様なものが所々付いている。と言ってもライトではなく魔具か何かだろが、探検する者にとって至れり尽くせりと言ったところだ。


 何かがおかしい。親切なダンジョン過ぎる。誰かが先に見つけてそういったものを取り付けた様子は無いし、ネット市でダンジョンを見つけた! なんて話は聞いていないので、まだ未発見のままだろう。

 まるで誰かがダンジョンを()()()かのようだ。


 まぁ分からない事は仕方ない。その辺りはコアに聞いても知らなかったみたいだ。


 洞窟の中の様子はまさにダンジョン。と言っていい。土のトンネルに弱そうな魔物がいっぱいだ。ここから魔物が溢れ出てくると言うのだから当たり前か。

 変わった特徴と言えば間欠泉の様な花がいくつもある事くらいか。特に湯気や煙が出てる事もないし心配要らないだろう。


 またジメッとした感じがダンジョンぽい。


「ここがダンジョン……」


「とりあえず通路を進んでいこう」


「やっぱり洞窟の中ですね……ジメッとしていてなんだか気持ち悪いです」


「それくらい我慢してくれ。クロ念のために覚醒と展開をして置いてくれ」


「うぉん!」


 万全の状態で挑まないとね。


 ゴブリンやら、コボルトやら弱い魔物が襲ってくるが俺達の前には蚊みたいなもので、目の前に来た奴だけ斬り裂きながら前へ進んで行く。


 結構中は広い様であれから4.5時間ほど歩いただろうか。


 すると目の前に広めの部屋が現れる。

 東京ドームのグラウンド位だろうか。


「広いな」


「中にこんな部屋があるなんてね……」


「こう言った広い部屋があるとボスみたいな強い魔物が出そうですね」


「ちょ、それフラグ……


〝ズォーーーンッ〟


 何か大きな塊が俺の後ろの落ちた。


〝ビシビシ……〟


 嫌な予感がする。


〝ダァアアアンガラガラガラ〟


「アル! クローーー!」


「アルさん! クロちゃん!」


 地面が抜けたのだ。巻き込まれたのはクロと俺だ。


 一瞬の事で反応が遅れてしまったのだ。


 1階層下に落とされた俺は瓦礫の中からなんとか脱出。


「クロ、大丈夫か?」


「グルォウ!」


 相手が何者か分からないが2人だけで相手をすると危険かも知れない。

 すぐに上の階層へ戻ろう。


「クロ、上まで魔法で飛ぶよ?」


「グルォウ!」


 目標を確認するためにあるはずの穴を確認するが……

 あれ?穴がない。

 あ、やばいかも。そう思って魔法を使って壁に攻撃してみる。


「ファイヤーボール!」


「サンドボーン!」


「ウォーターガン!」


〝ドンッガンッザァン〟


 いろんな音がするだけで壁に変化がない。


「おいおい」


 魔力が効かないのかもしれない。


「衝破!」


〝ザッ〟


 何もない。


「クソッ! マズイぞ! クロ急ごう!」


「グルォウ!」


 直ぐにクロの背に乗り辺りを見回す……どっちに行きゃあいいんだ?


「グルル……グァウ!」


「クロ、わかるのか?」


「グルォウ!」


 音なのか匂いなのか、クロには居場所がわかるらしい。

 そう言えばコボルト討伐の時も急に現れたな……クロのお陰だったのか。


 だが流石に匂いを追いながらでは全力疾走できない様だ。


「ッチ早くしないと……」




ーーーーーーーーーーーー




〝ズォーーーンッ〟


〝ビシビシ……〟


〝ダァアアアンガラガラガラ〟


「アル! クローーー!」


「アルさん! クロちゃん!」


 アルとクロが下へ落ちてしまった。

 直ぐに無事を確認する為に開けられた穴を除いたけれど数旬の内に塞がってしまった。


 短い詠唱をして魔法を放つ。


「ウィンドカッター!」


 地面には傷一つ付かない。掘ってみようと剣を突き立ててみたが鉄の様に硬い。

 これ以上やると折角作ってもらった剣が折れてしまうかもしれないので諦める。


 アル達なら大丈夫。だってアルだもん。


 とりあえず今は……


 アル達を下へ落とした張本人。先ほどの塊をエリーナは睨みつけた。


 大きな塊は緑の巨体。オークだ。その巨体は3メートルを優に超える。横幅もかなりあり、純粋な大きさではトラックと対峙したのかと思う程だ。そんな巨体がこれまた巨大な大斧を持っている。


 あんなので叩かれたら一撃でぺちゃんこだよね。


「オーク……けれどこの大きさは、オーク・キングですね。コボルト・エンペラーもAランクでしたけど、こっちの方がはるかに強いですよ!」


 らしい。不本意だけど今は彼女と手を組む他ない。


「構えて!油断は禁物ですよ!……来ます!」


 オークが大きく飛び上がり、自身の巨体を活かして加速しながら斧を叩きつけてくる。


「分かってる!!」


 一瞬で左右に分かれて飛び退く。


〝ゴォァアアン〟


「とんでもないですね。こんなの貰ったら原形を留める事も不可能です」


 そんな事いちいち言われなくても分かってる!


「私が魔法と剣戟で援護するから、あなたは機動力で撹乱して!」


「あなたじゃなくて『コア』です!」


 文句を言いながらも頼んだ事をこなしてくれる。


 オークはすぐさま体制を持ち直して上から下へ左手の斧を叩き下ろす。


「こんな遅い攻撃当たりません!」


 コアが紙一重で斧を交わす。更にその斧を足場にオークの喉元へ飛び上がる。


 流石に歴が長いだけあって確実に弱点を突いていく。


 これならいける! 短めの詠唱の後土の魔法をお見舞いする。


「サンドボーン!」


 エリーナは死角になる腹を目掛けて魔法を放つ。


 オークは右手を横へなぎ払いコアを吹き飛ばし、左手を軽く持ち上げて斧でサンドボーンを防ぐ。


「きゃあっ!」


 全く予想していなかったのか嫌な形に身体を曲げながら壁に激突した。


「くっ、戦い慣れてる……」


 コボルト・エンペラーは力で押してくる。みたいな所があったけど、コイツは確実に『戦い』を知っていた。


「おおぉおおぉお!!」


 叫びながら壁へ叩きつけたコアへ走り出すオーク。


 コアはピクリとも動かない。


「何してるの!!」


 動かない。


 流石にこのままオークを行かせるわけにはいかない。


「こっち向きなさい!」


 詠唱をする。


「サンダーランス!!」


 凄まじい勢いで雷の槍がオークに向かっていく。


 斧を避雷針にして軽くかわす。


 厄介な相手!


「ウィンドラン!」


 風の力で背を押しながら走る。風を利用する事で普段より速く走ることができる。


 まさに風のように疾走してオークの振り下ろす足からギリギリでコアを助け出す。


「うっうぅ」


「しっかりして!」


「守りながらなんて戦えない!」


「ごめん、なさい……」


「いいよ、せめて自分の身は自分で守ってね」


 エリーナは素直に謝られると思っていなかったので驚いた。


「もう足は、引っ張りません!」


「分かった。今度は2人で切り込もう!」


「了解です!」


 ニタニタと私達を弄ぶような態度で!


 2人は怒りを覚えながら向かっていく。


 動きの遅いオークでは彼女達の敏捷値には基本的に敵わない。当然攻撃は空を切り、2人は瞬く間に足元へ潜り込む。


「一気に足の腱を削ごう!」


 一際オークは大きな笑みを浮かべた。


「いけない! 離れて下さい!!」


 なんとかコアは足元から突如()()()()()()を躱すことができた。


 岩の棘……そう、魔物が魔法を使わないなんで誰が言っただろうか。

 デーモン・キングも魔法を使っていた。


 オーク・キングなら大丈夫だと言う先入観を持ってしまったが故に反応出来なかったのだ。


 今エリーナはなんとか直撃は避けたものの左腕と右脚に大きな傷を負ってしまった。


()()()()()()!」


「だ、大丈夫……」


 岩で抉られたのだ。大丈夫な訳がない。かなり血が出ている。


 このままではエリーナが出血死をしてしまうのは明白だ。

 コアは直ぐにアイテムボックスから止血剤と回復ポーションを取り出した。


「これを飲んで下さい!」


 そう言って()()()()は私に回復ポーションをくれる。

 そのまま止血剤を抉れた部分に塗って流血を止めてくれた。


「あ、ありがとう」


「いいえ、大丈夫です。倒しましょう。2人で。2人でアルさんを驚かせるんですよ!」


「そうだね! 負けない! 絶対に!」


 この時エリーナは気が付いていなかった。自分のステータスが徐々に上がり、現在はピークを迎えている事に。


「はぁああああ!」


 詠唱とともにウィンドランでコアとオークを挟んで撹乱する。


 流石のオークも2人で撹乱されては戸惑った。


「今!」


 目くらましのためにコアは喉元へ跳び上がる。

 本命は……


「ここだよ!!」


 そう、アキレス腱だ。


「おおおおおおお!」


 オークがコアに向かって腕を振り抜く。


 待ってました! と言わんばかりにエリーは詠唱を終えていた。


「フライ!」


 風の力でコアを押し上げる。


「助かりました! です!」


 オークの腕が空を切る。


「くらえ!」


〝ザンッ〟


 オークの左アキレス腱が斬れる。


「おおおおお!」


 悲痛の叫びをあげるがそんなものを聞いている余裕は2人にはなかった。


「まだだぁぁあああ!」


〝ドンッ〟


 回転力使って軽く飛び、膝裏を蹴りつける。


「トドメです!!」


 フライで持ち上げられたコアが急速に加速度を利用して、エリーナに倒され弱点を晒しているオークの喉元へ腱を突き立てて落下する。


〝ズンッ〟


 両の手に握った2振りの剣には確かな感触がありました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=973208053&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ