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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第四十五話 「急な訪問者」

設置班の主な仕事は

読んで字のごとく、

看板の設置にあるわけだが、


看板が完成するまでは

設置するための道具の準備や寸法を測り、

安全に迫力ある見せ方などを計画していくことにある。


そして今

俺に任された仕事が

どういう設置をすれば

迫力あるように見えるかという

見せ方を企画してほしいとのことだ。


一年目で

体育祭への見通しも全く

持てていないというのに

なかなかの無茶ぶりではないか。


そもそも道具の準備などは

昨年度の引継ぎ等で簡単にできるはずなのに、

ほとんどの人員がそっちにいって、

最も重要な見せ方の企画には

俺一人とはトップに文句の一つでも言ってやりたい。


いったいどんな

人事をしているのかと!

可愛い後輩に

こんな責任重大な

仕事押し付けていいんですかと!!




「もちろん、

いいわけがないよね」



「当たり前だ!」



って・・・え?誰?



突然後ろから語りかける声に

無意識に答えてしまった。


後ろを振り返ると

設置班取締役の美名城夏帆が

ニコッと頬を緩め、俺の肩をトンとたたいた。



なぜここに美名城夏帆がいるのか。

いやそれよりも驚くことがある。



まただ・・・



入学式の駿の時と同じ。

俺の心がいとも簡単に読まれてしまった。


ここはエスパーの集まりなのか?



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