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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第三十三話 「とぼけてとぼけない」

「佐藤、わざとでしょ?」


「え、何が?」


数分前も聞かれたようなことを

菊池さんの口から出てきたことに

つい驚いてしまい、またとぼけてしまった。


「私、今日佐藤よりも

先に寝てたんだけど、

気付かなかった?」


無論気付いていた。

それは直接的なものではなく

真千先生を始め、周囲からの間接的なものであるが。


普段の俺なら

ここは気付かなかったふりをして

とぼけ続けるわけだが、

昼食もとらずに待っていたわけだ。

とぼけるのは失礼に値するかもしれない。


仕方ない


真千先生同様

菊池さんにも見抜かれているのだとしたら、

これ以上とぼけても無駄だ。どちらにしても正直に話すとしよう。


「気付いてたよ」


「なら、なぜ私ではなくて

佐藤が先に真千先生から罰を受けるの?」


「それは俺の方が

先に真千先生に居眠りが

バレたからじゃないかな」


「そういうと思った。

でもそれは違う。」


「え?」


「実はね、

私うつぶせになってたけど

寝てたわけじゃないの。」


何を言い出すかと思いきや、寝てない発言!!


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