仲間は欲しいがこの仲間はいらない。
ユキが仲間になり、不安だった旅が少し不安な旅になった。
もうすぐ暗くなりそうだし、宿を見つけなくてはならないのだが、俺は先程異世界転生したばかりなのでお金が無い。
ユキに払ってもらうわけにもいかないし野宿というのも流石に駄目な気がする。
今からお金稼ぎ?ノンノンまた噛みつかれるだけですよ。
じゃあどうするかって?まぁ見てなって。
「きゃぁあぁあぁぁぁぁぁ!!」
その悲鳴は村に響き渡った。
あれおかしいな。
「どうしたんですか!!」
警察やらなんやらが出動する自体になってしまった。
何故こうなったかというと、RPGでよくある不法侵入からの樽や壺を割るっていう器物損害の犯罪の2連コンボを行っただけなのだ。
だが、どうやらこの世界は許されないらしい。やっちっち☆
「とり抑えろぉおおお!!」
俺は牢屋にぶち込まれてしまうのか…
そんな事を思い、抵抗もせずにしていたら
「やめて!!」
ユキが叫んだ。
おいおい、やめろって…恥ずかしくなるだけだ。
ところがどっこい
「ユ…ユキ様!?ユキ様がそう仰るなら仕方ないですね!」
あっさりと俺の拘束を解き逃がしてくれた。
ユキって何者なんだ…?
取り敢えずありがとう。君には2度も助けられちゃったね。しかも一日に。
更に俺の動機をしったら宿代奢ってくれちまったよ。もうなんだか情けなすぎて泣きたい。
「ごめん…俺…強くなる!!」
そしてこの発言が口だけと思わせたのも遅くはなかった。
「まずはLv上げですね!」
ユキはそう言いながら指さしたのは「がぶがぶ」と書かれた物だった。
それにしても巫山戯た名前のモンスター多いっすね。
「名前からしてまた噛まれそうなんだが。」
「大丈夫サポートするよ。」
まじでさーせん。
そうして俺らはがぶがぶに畑を荒らされていて困っているという人の思いと同時にLv上げをすることにした。Lv上げ&クエストを同時進行っていうのは効率がいいからね。
「そうそう、トドメを刺した人にしかEXP入らないから気をつけてね。」
「じゃあ俺はあれか、ユキがHP削ったモンスターにトドメ刺せばいいんだな?」
「いや、海斗もちゃんと削ってね?」
「あ、はい」
そんなこんなでがぶがぶ討伐が始まった。
クエスト内容としては、畑が荒らされるので3体ほど倒せということらしい。
「シールドアタック!!」
俺はそう叫びながら盾で敵を殴っていた。
「何その技ー」
「俺が考えた技なんだぜ!1回殴るだけで5ダメージも与えられるんだ!」
俺は自信満々にいったが、
「がぶがぶってHP360あるんだけど…」
とユキが囁いているのを聞いてしまったがここでシールドアタックをやめてしまっては男じゃない!
計72回シールドアタックをし、一匹がぶがぶを倒した。
腕がつりそう。
「ユキ!!一体倒したぜ…」
俺はグットポーズをとるが、
「え…まだ一匹?私もう51匹目なんだけど…」
そんなにがぶがぶがいた事にも驚きだが、シールドアタックはこれほどまでに雑魚スキルだったっぽい。まぁ自作だし仕方ない。
夜になる頃には俺のLvは1から3になっていた。
少し強くなった気がする!
その隣でユキはLvが10位上がっていたのは見なかったことにしよう。
「なぁユキ…あと2人くらい仲間増やさないか?」
そう、俺の1番の目的。それは、
ハーレムを作ることだからだ。
「2人?まぁ確かに悪くは無いけど…その…海斗くんのサポートとしてついているので…」
あぁそうだった。
「でも、ユキに全部任せるよりはほかもいた方がいいだろう?」
「確かにそうだね。そうしよう!」
ありがとう、物分りがいい子だ。
そして俺らは酒場へ
そこには眼鏡を掛けた、髭が特徴的なダンディなおじさんがいた。
「仲間をお探しですか?」
「ん…あぁ…ええ!!そうです!!」
おじさんの香水の匂いがめっちゃいい匂いだったから話聞こえてなかった。不覚。
「なぁユキ…俺パーティバランスとかよくわかんないんだけど。」
「そう、じゃあ…今のメンバー的に回復職と攻撃職が欲しいね。だとすると戦士と僧侶かな。」
言われるがままに戦士と僧侶の職を募集しといた。
しかし、来たのは…
「おいっす!!俺戦士やってるゴローと申します!」
筋肉ゴリゴリの爽やかお兄さんと
「僕が使えるかどうかはわからないですけど、よろしくお願いします。あっマイクです。」
静かな感じの少年だった。
「ちっがぁぁぁあああぁぁぁう!!」
俺のパーティは逆ハーになりました。




