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ep.1
「白の呪い」
「むかしむかし、あるところに白い瞳を持つひとがいました
そのひとは、たくさんのひとを集め、そのひとたちの瞳の色を、自分と同じ白色にしてしまいました
そのひとの瞳は、虹色になっていました
それをみた色を盗まれた人々は言いました
『彼は生まれてくるべきではなかった』
『死んでしまえばいいんだ』
そう言われた、虹の瞳を持つ人は、やがて処刑されました
その瞳は、最後まで虹色に輝いていたと言います」
「もうおしまい?」
楽しそうな子供の声が響く。
「おしまい。ほら、寝なさいな」
自分は、なぜこんなことをしているのだろう。
どうして、私が。
「お姉ちゃんも、わたしも、白色」
「おそろいだね」
「……翠ちゃんにはきっと、神様が色をくれるよ」
私に色はない。
神様に見放された子だから。
あるいは、逆なのかもしれない。
神に見放されたから、白の瞳を持ち続けている。
「さ、早く寝なさい」
僕はまだ、色をもらえない。
けれど本当は、色なんて、いらなかった。
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