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3話 ゲームスタート



ゲームの説明が終わり広場を覆う壁がタバコ煙のように雲散霧消する。

「学校の教室、、、多分、大学か、、、?」


       ゲームの舞台は大学校舎


ニヒルは大学内を探索していた。今1番の策である“ゲームに敗れ不老不死となり反乱の機会を伺う”というものであるのだが、制限時間は3日、より良い策が思いつく可能性が十全にあるため隠れ場を探していた。

「あーあ、大学って、今の俺にはセンシティブ、って言える状況じゃねーな。うーん、半径5キロだろここ。相当な有名大だな。でも人いないな。大学に人が誰1人いない。電脳世界だからか、、、、、、はあ、やっぱ考えても分からないことばかりだな。」

探索を始めて20分ほど、隠れ場所を決めた。図書館の最下である地下3階。

「地下は逃げ場が地上より少ないし狭い。普通の人間なら隠れないって鬼はそう思う。けど違う。このゲームには必勝法とまでは言えないけど勝ちやすくする方法はある。いかに動かないかだ」

ニヒルの作戦は神隠しをフルに活用した戦略。図書館に鬼が来た時のみ神隠しを使用。その時以外は呼吸を整えて少しでも神隠しを使用できる時間を増やす。

「あと35分くらいか?35分で不老不死より良い策思いつかないとな。ゲーム始まったらなんだかんだ緊張して頭が回らなくなるだろうし、、、、、、あ。」

ニヒルはある重要な情報を聞かされてないことに気づく。

「鬼はどこから現れるんだ?普通言うよな、、、。」

「神隠しを使えば対策可能だろ。はぁ、独り言を言うなら他所へ行け。」

高飛車な青年が少し離れた所からニヒルに話しかけた。

「え、もう神隠し使えるのか!?」

「壁が瓦解した時から使える。試さなかったのか?」

「してない」

「そんな事も確かめないのか。判断が遅い、不老不死確定だな。」

貶す言葉にニヒルは反応せず淡々と返答する。

「別に、それでもいい。」

「は?変態かお前。不老不死になりたい奴が本当にいたんだな。」

「いや、なりたいんじゃなくて、なった方が目的を達成しやすいだけで。でもいい方法があるなら不老不死なんてなりたくないけど」

本来は少し話すだけで会話を辞めようと高飛車な青年は予定したのだが続行を選んだ。

「お前は、AIを憎んでる輩か?復讐するのが目的か?」

「AIは憎んでないって言ったら嘘になるな。親が間接的に殺されたし。でも復讐に関しては違うと言える。

俺の目的はAIに抗う事だから。具体的に言うと強制的にこんなゲームをやらされて負けたら不老不死か乗っ取られる、なんていう不条理をやめさせることかな。」

「、、、そうか。」

「君は?、、、あ!?さっきAIになんか反論して負かされた人だっけ?」

「そうだ。完膚なきまでに負かされた男だ。だからと言ってはなんだが勝たなければいけない。」

ニヒルは侮辱発言になり得る事を言った後に言ってはいけない事だと気付いたが高飛車な青年の余裕の心持ちにより難なきを得た。

「そうなんだ。俺の名前はニヒル、鶏鳴ニヒルだ。君は?」

「急だな、、、神居、俺は神居という名前だ。」

「あだ名?」

「あだ名だ。本名を言うリスクがあるからな。」

「そうかな?」

「そうだ。」

神居はニヒルに背を向ける。

「俺の方から話しかけたがそろそろ会話を打ち切りにさせてもらう。最後に、長話に付き合ったお礼に助言してやる。

神隠しは逃走者同士でも使える。この意味がわかるか?」

「、、、囮になるように脅迫、とか?」

「それ以上のことも、あるかもな、、、じゃあな。」

神居はニヒルの立つ真反対の位置の椅子に座り込んだ。

「優しい人だったな。色々と、、、よし!!考えるか。妙策を」

残り時間、ニヒルと神居は有効に時間を消費した。









そして時が経ち

ニヒルと神居は息を止めた。

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