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第2章 各々の傷、隠された過去


陰謀の糸を追う中、仲間たちの封印された記憶が次第に解き明かされていく――


■ 元科学者 セレナの真実


彼女はもともと、アストラルの光エネルギー開発チームの主任研究員だった。

「私は…『光は無限の平和をもたらす』と信じていました」

彼女の恋人であり同僚だった男は、実験の代償が「生命エネルギーの搾取」であることを突き止め、口封じに殺された。セレナも記憶操作を受けかけ、辛くも逃亡した過去があった。

「私の罪で多くの星が犠牲に…だからこそ、真実を暴かなければならない」


■ 狙撃手 ヴァイスの後悔


無口なヴァイスは、かつてアストラルの一員だった。

「俺は若かった…正義の剣だと信じていた」

初めて任された「浄化任務」の標的こそ、ゼインの故郷エルダ星だったのだ。現地の異常な反応に疑問を抱いた彼は発砲を拒否し、結果的に部隊を脱走。その罪悪感が、彼をゼインのもとへ導いていた。

「お前を救えなかった…せめてこの命で、間違いを正す」


■ 戦士 ガルムの宿命


彼の種族は、アストラルによって「光の適合者」として改造された。だが適合率が低い者は廃棄処分に。ガルムはただ一人生き残り、同族の魂が光の中に閉じ込められていることを知っていた。

「俺たちの命は、まだ闇の底で泣いている」


そしてゼイン自身も、遺跡の記録から衝撃の事実を知る。

「私の体に流れる闇のエネルギー…これは光と同じ起源。ただし『犠牲を拒む意志』が形になったものだったのか」

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