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独り苦しむ貴方へ  作者: 桐生桜嘉
*貴方に捧げる言葉*
6/7

“死にたい”は“生きたい”という想いの表れ

貴方は『死にたい』と思うことがあるだろうか。

思わず口から零れ出てしまうことが。


それは最大級の助けを求める言葉。

“生きたい”という気持ちの表れだ。


あまりに辛く、苦しい思いをしてきた貴方は、それらの感情から解放されたいと思っているだろう。


負の連鎖によって生み出された感情。


過去のトラウマによって生み出され、やがて心を蝕んでいった感情。


それらから解放され自由を求めている。



生と死は紙一重。


似て非なるものだ。



確かに死は、貴方に自由を与えてくれるかもしれない。


だがそこには必ず、悲しみや虚しさがある。


貴方は、本当の独りになってしまう。

本当の孤独を味わうことになる。


そしてそれらからは、もう本当に逃げ出せない。

後戻りはできない。



死んでしまえば、何もかもが終わる。



もしかしたら貴方は誰かに後悔してほしくて、その誰かに復讐したくて、死のうと考えたのかもしれない。


だがそれは間違いだ。


そうしたって、何も変わらない。


ただ悲しみが増えるだけだ。



それを貴方は望むのか?


違うだろう。




辛かったな。


何度も涙を流し、枯れるまで泣いて。



時に恐怖に追われ、自分を見失い。



そうして独りで苦しみ続けてきた。



未来に光が見えなくなって、過去には闇ばかりで、“今”しか見えなくなる。




いっそ死にたいと思う。




中にはそう思っても恐怖でできず、負の連鎖に陥り、さらなる苦しみを抱いている人もいるかもしれない。





恐怖を抑えてまで、感情を殺してまで、死ぬことはない。


死ぬほどの勇気があるのなら、その勇気は他のことにいくらでも使える。


死にたいという感情を抱くことになった理由を誰かに話すことも、その状況を変えることも。


いっそすべてを捨ててでも、自分の好きなことをすることもできる。



死ぬ前にやりたいことはたくさんあるはずだ。


まだ遂げてないことがたくさん。




それをやれば貴方の気持ちは変わるんじゃないか?


いつの間にか、死にたいという感情はなくなり忘れているはずだ。



やりたいことをやりたいと思う、欲がでてくる。

その欲はどんどん大きくなって。




気付けば、“生”を求めるようになるかもしれない。





でも今の貴方に、それは想像できないかしれない。

私がそうであったように。


死ぬほうが簡単で、ラクだと思っているかもしれない。



だから、どんな小さなことでもいい。


自分のやりたいことを紙に書いてみて。



簡単なものからやっていけばいい。




どんどんやりたいことは増えていくと思う。


付き足していって、それを達成するまで。




気付けば良い連鎖が生まれているだろう。








頑張れとは言わない。







ただ、楽しみなさい。











貴方は縛られるために生きてるんじゃないんです。

好きなように、生きていいんです。


どうせなら、楽しみましょう?



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