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61、新しいおもちゃを買いました

橘 信司はワクワクしていた。

「このおもちゃはきっと猫様達を驚かせるに違いありません」

そのおもちゃは、魚の形をしていて、さわるとビチビチはねるぬいぐるみだった。

「良く出来てますね、信司さん」

「ええ、アレスさん」


店を開けると、アリサがやって来た。

「おはようございます」

「おはようございます」

信司とアレスはアリサに挨拶をした。


「あれ? 新しいおもちゃですか?」

「はい」

にゃんにゃんは夢中で魚のぬいぐるみと格闘している。


「ご注文は?」

アレスが尋ねるとアリサは答えた。

「今日は、ドーナツとコーヒーをお願いします」

「はい、承りました」

アレスは台所に行った信司に、注文を通した。


「遠くから見てる分には可愛い気がしてきたわね」

アリサは一人、呟いた。

魚のぬいぐるみに、猫達が群がっている。


「お待たせ致しました」

信司がアリサのテーブルに、ドーナツとコーヒーを置いた。


「今日は猫ちゃん達、新しいおもちゃに夢中ですね」

「はい」


アリサはコーヒーを一口飲んで微笑んだ。


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