表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/42

序章の序章Ⅰ(真セスランディア王国記第一章より)



――かつて、精霊と人々が共に生きていた時代があった



精霊を敬い、大切にする人々

また、精霊も人々を慈しみ、惜しみなく加護を授けた


しかし、この穏やかな世界は、突然終わりを告げる



悲劇は、とある精霊が、人族の男に恋をしたことから始まった



その精霊は男のために、他の精霊を差し出し――男に、絶大なちからを与えた

男はちからを受け入れ、いくつもの国を滅ぼし、支配した

そして、自らをセスランディア王と名乗った


セスランディア王国の始まりである



初代セスランディア王のちからは絶大で、誰も逆らうことができず、

世界は希望の見えぬ時代に包まれた


初代セスランディア王は百年以上生きたが、

ちからを使いすぎ、己に加護を授けた精霊の消滅と共に、眠るがごとく没した


人々は、暗黒時代の終焉にようやく安らぎを得た



しかし――悲劇は続いた



精霊の加護を求める声が、世界に満ちた

権力を求める者による、精霊狩りが始まったのだ



精霊を捕らえるだけでは、加護は貰えない

ある者は調べるために精霊を切り刻み、

またある者は、より多くの精霊を手に入れるため、土地を奪った



初代セスランディア王の死後から四百年の間、精霊狩りは続いた



精霊は殺され、時には自ら死を選び、次々と消えていった

悲しみ、恨み、そして――人々を呪った



呪いはやがて瘴気となり、そこから異形が生まれ、人の世を襲うようになった


人々は、精霊狩りの代償として加護を失い、

報いを受けることになるのだった




――【真セスランディア王国記】第一章より



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ