発現する
突然背中から羽根が生えた青年
ここから彼の人生は一変する
世界も変わる
朝起きると
部屋中が羽根まみれだった
「はぁ?」
背中には小さな羽根が
「なんだよ、、、これ」
夢じゃないかと思い切り顔を殴る
「夢じゃ、、、ない!?」
階段を駆け上って来る母親の声が聞こえる
「まずい!」
急いで布団のなかに身を隠す
「入るわよ〜!」
入ってくる母親
「ノックしろ」
「もう起きないと遅刻するわよ」
「今日は体調悪いから休む」
目を見開く母親
「あら珍しい、、」
「ごめん」
「あなたが言うならホントよね
しっかり休むのよ」
「うん」
「お母さん仕事行くからね」
「わかった気をつけてね」
「行ってくるね」
ガチャ、、
なんとか窮地は脱出した
鏡の前に立ち背中を観察する
「ほんと、、なんだよこれ」
(不気味だ、、)
引っ張るが痛い
「どうしよこれ、、」
プルルル♪
「泰介からか、、」
電話に出る
「お前ズル休みすんなよ〜」
「この時間に駆けてくるってことはお前もサボったんだろ」
「バレた?」
「ばかか?」
「あそぼーよ」
「ちょっと緊急事態なんだ今俺」
「なにそれ〜おもろそうやん!」
ピンポーン♪
チャイムが鳴る
「誰か来たわ」
ベランダに出る
「俺でーす」
「・・・お前よぉ、、」
(まずいことになったぞ、、背中の羽根がバレたら、、)
[空、、お前なんだよ、、その羽]
「違うんだ!朝起きたら!」
[バケモンが、、、警察に!]
ってなりかねない、、
厚着をして出る
「変な格好してんなお前笑」
「うるせえよ、、俺風邪なんだわ」
「そう硬いこと言わずにさ〜ゲーセン行こうぜ」
いつのテンションで向けられた背中ビンタを避ける
(あっぶねぇ、、あっぶねぇ、、)
冷や汗が滝のように出た
「なんだよ〜」
「俺に触れるな」
「ひどくないか?」
「今日は帰れよ」
「あそぼ~よー」
「嫌だっての」
「大丈夫だってバレねぇよ」
「何がだよ」
「わかんない」
「しばくぞ」
「はぁ、、わかったよ」
背中を隠すため大きめのバックを背負い
外に出る
「にしてもサボった日は空が輝いて見えるな!」
「なんでこうもお前は俺が休むときと被るかな」
「わっかんね〜」
「能天気な野郎だよお前はさ」
「ゲーセンレッツゴー」
「おー」
「おっいいね乗り気じゃん」
「せっかく行くんだし楽しむしかないだろ」
近場のゲーセンに向かう
「そんなバックもってたっけ?」
「イメチェンってやつだよ」
「へぇ、、」
ゲーセンの扉が開く
「両替してくるわ」
「俺も」
2000円を百円玉に両替した
「とりま、、クレーンゲームだな!」
「そうだな」
「俺あのお面取るわ!」
「お前ほんとにいけるのか?」
「まかせろって」
横と正面から少しずつアームを合わせている
泰介
「お前って集中できるんだね」
「バカにしてるよな!?」
「してないしてない」
十分後
「クソ!このアーム絶対弱く設定されてる!」
「諦らめんなよ」
「お前がやってみろよ!」
「見る専です」
「できないのか?」
「できるわ!」
百円を投入し
集中して場所を合わせる
(ここだ!)
勢いよくボタンを押すと
アームが
お面を持ち上げて
取り出し口に落ちる
「はぁぁぁ?これ絶対贔屓してるだろ!」
「まあ才能かな」
「黙れ!」
お面をつける
「どう?」
「普通だな」
「褒めろよ」
「褒めるとこねぇ笑」
「お前しばくわ」
じゃれあっていると
何やら騒がしい
「なんだ?」
ガラスの割れる音
叫び声
サイレンの音
『うおおおおお!』
クレーンゲーム台が破壊されている
「何が起こってる、、?」
「俺もわからん、、逃げたほうがいいのか?」
破壊音が近づいてくる
『どけ!どけ!』
巨大な人型の何かが近づいてきている
「!?ヤバそうだぞ!」
「どうすれば、、」
「泰介危ない!」
押し飛ばす
泰介がいたところは粉々になっている
上をみると
人型のゾウが立っている
『うおおおお!』
「うわああああ!」
思わず叫び声を上げて逃げる
ガシャンガシャンと破壊しながら迫ってくる
化け物
「勘弁してぇぇぇ!」
勢いよく曲がると
化け物は曲がりきれず
クレーンゲーム台に突っ込んだ
「なんだよあれ」
「空!」
「泰介!」
『お前も邪魔するのかアアア!』
泰介に向かって突進する化け物
クレーンゲームを凹ます威力の突進
(あんなの当たったら泰介死んじまう!)
「逃げろ!泰介!」
「やばい!死ぬ!」
死ぬ気で逃げる泰介
それを追いかける化け物
その後を追う
「ここままじゃ追いつかれちまう!」
「空!俺もう走れない!」
後ろから迫るゾウの化け物
「やめろ!」
あの化物を止めたい
そう思った瞬間
背中の羽根が巨大化
「!?羽根が!」
『うおおお!』
「あいつを止めなきゃ!」
羽根に意識を集中させ羽ばたく
「飛べ、、飛べ!」
体がフワリと浮く
飛行に成功
「うおおお!」
足が鳥のように発達している
「止まれ!バカゾウ!」
飛び蹴りをカマス
横からの衝撃で
壁にめり込む化物
『が、、ガガガが』
ピクピクしながら白目を剥いている
『俺も、、こいつと同じ化物、、?』
「空!?なんだよそれ」
『泰介、、、わかんないよ、、』
「とりあえず警察来てるから逃げるぞ!」
『おっおう!』
泰介を抱え天井を破り逃げる
「とりあえず山に逃げるぞ!話はそれから聞く!」
続く、、




