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出会い

『テニス部見学していきませんかー?』


『サッカー部、初心者大歓迎でーす!』


帰りの校庭に、部活勧誘の声が響き渡る。

その中を僕は、ただ下を向いて通り過ぎる。

そんな僕に、声をかける人はいない。

高校に進学しても、何も変わらない日々…


「いてっ…」


僕としたことが、誰かにぶつかってしまったようだった。


「すいません」


と、そっけなく謝罪し、そそくさと通り過ぎるはずだった。

なのに。


「あっ…あの‼」


声をかけられた。

なにか、失礼なことをしてしまっただろうか。

相手は、どうやら女子らしい。


「天文部入りませんか?」


「え…?」


これが、僕と彼女の出会いだった。

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