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プロローグ

「あの…天文部入りませんか?」


思えばそれが、彼女との出会いだった。

僕に空の色を教えてくれた彼女とのーー



神原(かんばら) (ひなた)こと、この僕は今年4月から、はれて高校1年生になった。

といっても、景色はいつもと変わらない。

アスファルトの灰色。


僕は、この15年間下だけを向いて生きてきた。

別にいじめられていたわけではない。

かといって、友達がいるわけでもない。

その証拠に、高校にはいってから入手した携帯には、誰のアドレスも登録されていなかった。

別にそれいいと思っていた。

他人と関わろうなんて、これっぽっちも思っていなかった。

見えるのは、灰色だけでいいとおもってた。



けど、僕の世界を君が変えてくれた。


ずっといえなかったけど、



ありがとう



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