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第6話「指導」
颯と瀬成は各々の地点から梨音の走りを観察する。
「ADVANコーナーは安定して進入、加速できてる、っと。」
瀬成はそれをノートに書き留め、次の地点に移動した。
「100Rのライン取りも悪くない…アクセルワークもおおむねよし…」
颯が次に来たのはダンロップコーナー。
ここはいわゆるシケインというコーナー形状で、難易度は高い。
「ここはいかにブレーキをロックさせずに使えるかだけど…」
キュキュッとゴムが軽くこすれる音がし、少し煙を上げながらもスムーズにクリアしていく。
「ちょっとロックしたけど、大丈夫そうだな。」
次に瀬成が向かったのはGRスープラコーナー。
ここも若干難易度が高い。
「ここはライン取りをミスるとアウト側の縁石の外側に出てっちゃうからね…」
そうボソっと言っているとメタリックブルーのF4が来る。
「それは若干オーバー…」
メタリックブルーのF4がコース外に飛び出していく。
「やっぱりか…これはピット戻ったら言わなきゃな」
そして2人がガレージに戻ってくる。
「どうだった?」
「いいね。だいたい安定して走れてる」
「でも、細かいところはまだダメそうだね」
「だね、細かいところを伝えてもう一回コースに送り出そう」




