第49話 親方!空から〇〇が!!
短め
港町から離れて数日、俺たちはまたあてもなく歩いていた。
「今度はどこに行こうかな?」
「今度はそうですね・・・」
「この国広いからのぉ・・・」
「なかなか決まりませんね」
まあ、特にあてもないし、歩き続けて旅をするといった感じだからな。某狐の人と同じ感じだ。
「そういえばさ、この国以外の国ってどこにあるんだろうか?」
今歩いているエリアの国は「ガント王国」。結構広大な国でもあるそうだ。
「そうですね・・・だいたい一つの大陸に国が2~3ぐらいありますからね」
「あまり気にはしていなかったのぅ。なんせラミアの一族は男を探しては適当に渡り歩き・・・」
そこまで話してからカルミアはやや恥ずかしそうな顔をした。そういやカルミアってその生活が嫌だから出てきたんだっけ。
「そうですね・・・鬼神様、ここよりより遠くの山脈、そこを越えたあたりに別の国などがあったはずです」
「そうなのか」
ぶっちゃけ言ってこの世界に転生して時間は立っているが、あんまりそういったことには疎いからな。
「ですが、まあしばらくはこの国の中のままだと思われます」
「なるほど、ありがとなタマモ」
「いえ、鬼神様のしもべですので」
まだ言っているのかよ。いい加減仲間って言ってほしいな。なんかソティス達の目線がきつくなったけどなんでだろ?
「そういえば、ラル様って鬼神ですよね?鬼神って、どうやってなったんですか?」
「あー・・・」
まあ、別に仲間に隠す必要性もないので前世があって転生されたともう簡単に略していったわ。
「なるほど・・・転生者でもあったわけですか」
「転生者かのぅ・・」
「鬼神様なら納得です」
皆の反応薄いな。どうやら転生者ってのも珍しくもないらしい。おい、女神どんだけ送り込んでいたんだ?通算1000人目とか言っていたが、もしかして一期に送り込んだ時期とかあったのかな?よく異世界物で大勢が異世界に転送されることがあったとかいうようなやつ。
「ま、ラル殿が転生していようがいまいが、今はただここにラル殿として生きておると考えればよいな」
「そうですね、ラル様はラル様ですもんね」
「そういえば、転生前の鬼神様って家族いたのですか?」
「あー、いたな」
簡単に転生前の状況を話した。
「なんかろくでもない父親ですね」
「そんな親からよくこんなラル殿が生まれたもんじゃな・・・」
「まさに生命の神秘」
そこまで言われるとは・・・。
まあ、話はこれで終わりにして、とりあえず日が暮れてきたし、今夜の野宿場所でも、
「お~に~い~さ~ま~!!」
「ん?」
なんか空から聞こえてきたような。
ふと見上げると、空からものすごい勢いで何かが落下してきた。
「な、なんだ!?」
慌ててよけると、それは先ほどまで俺がいた地面に突き刺さった。
土煙がはれ、その姿を見て見ると・・・・。
「け、剣?」
そこには1本の日本刀の形をした剣があった。
親方!空から女の子じゃなくて凶器が落ちてきたよ!!
つい、日本の有名なことを叫びたくなってしまった。
いや~このネタ一度やって見たかったんだよね。




