SIDE 海賊たち
ちょっと海賊視点。
「よーっし野郎ども!!あの港町をこれから襲うぜー!!」
「「「「うぃーっす!!」」」」
ドンパチ海賊団船長、ドンパチ・ルボーナッスは己の魂の形ともいえる海賊船「ボンベ号」の船上にて、手下たちとともにこれから襲う港町に向けて気合を入れていた。
「ドンパチ海賊団の海賊行為3つの掟!」
「「「「ドンパチ海賊団の海賊行為3つの掟!」」」」
「ひとーっ!!根こそぎ奪いましょう!」
「「「「根こそぎ奪いましょう!」」」」
「ふたーっ!俺たちの名前を叫びながらおそえー!!」
「「「「俺たちの名前を叫びながらおそえー!!」」」」
「みーっつ!!みんな生きて帰ってこい!!」
「「「「みんな生きて帰ってこい!!」」」」
「行くぜ野郎どもー!!」
「「「「「おーっ!!」」」」
この海賊団、彼のこうして仲間を思う心によって結束が固いことで有名だった。必ず全員で襲い、全員がちゃんと生きて戻ってこれるようにし、仲間全員で酒を飲みかわす。船長と手下、従わせるものと従うもの、人間、獣人、ドワーフ、エルフ、その他亜人たちで構成はされているが、それでも垣根を超えて対等に接することにより鋼の結束で結ばれているのだ。ちなみに、船長は人間である。その分、裏切り者が出れば容赦がないが。
「船長!港町の港のへりに何者かがいます!!」
上の見張り台で港町を見ていた手下の一人が叫んだ。彼はエルフで、森で暮らしていたが海に出たくなり、何やかんやで今海賊団に入って目がいいことから見張りを担当していた。
「どんなやつだ!!」
「髪も目の色も黒色、身長は180ほどの青年、何やら変わった武器のようなものを手にしています!他に、後方には・・・美女が3人!」
「その報告はいるか!?」
「ですが船長!その美人たちもそれぞれ武器のようなものを持っています!!弓、杖、火の玉・・・火の玉?」
「まあいい、おそらく港町を守るために出てきたやつらだろう!!せっかくだ、俺たちドンパチ海賊団の恐怖を覚えさせてやれ!!ただし女どもは殺すな!!あとで俺らの酒の借でもさせるんだ!!」
「「「「ういーっす!!」」」」
ドカーン!!
いきなり船が揺れた。
「何事だ!!」
「お、女たちが一斉に放ってきた魔法のようなものが被弾しました!それと、男が一人、ラミアと思わしき女に巻き付かれたと思ったらそのまま投げ飛ばされてこちらに飛んで、」
「どっせい!!」
報告の途中、見張りの男はそれ以上は言えなかった。飛んできた青年が何やら武器を振り上げてその勢いのまま見張り台の根元を破壊し、落下したのだ。
青年はそのまま船の後方の方に着地した。
「よっと、これがこの世界の海賊船か・・・イメージ通り過ぎてなんか良いな」
「だ、だれだてめぇは!!」
何やら少しわけのわからないことを言ったような気もするが、今はこの青年が何者かが気になった。
「俺か?たまたまこの町に寄っていたただの旅人だよ!」
何やら不敵な笑みを浮かべ、そういいながらその青年は彼らに襲い掛かってきたのであった・・・。
なんとなく体育会系のノリ。




