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Prologue
ぼくには幼馴染みがいる。
ちょっと変わった女の子だ。
癖っ毛なのか爆発気味の黒髪と、若干垂れている黒茶の瞳。
爆発気味の髪は大体雑把に括られているし、黒茶の瞳は興味があることに出会うと言葉より雄弁で、ふんふんと鼻息が荒くなるのは女の子としてどうなんだろう。
彼女の興味は色々だ。
出会ったばかりの頃は、男と女に分かれるのは何故なのか、男と女の身体の違いは何なのか、みたいなことに夢中で、様々な人に赤裸々に尋ねまくっては怒られていたし。
今は、何だったかな。
あ、そうそう、恋愛と友愛、親愛の違いは何だって、思春期真っ盛りのクラスメイトたちに尋ねまくってドン引きされていたんだ。
ここまでくると、ちょっと変わった女の子、じゃなくて、変人かもしれないな。
けど、まぁ、これだけ長い付き合いだとそれすら微笑ましく思えてしまう謎加減。
うん、キミたちさ、手に負えないってぼくのところに相談に来るの、止めてもらっていいかな?




