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商人がやってきました

久しぶりに更新しました!

商人がやってきました!



はい、俺です。


アカリさんとはあれから仲良くやってます!






嘘です。朝、晩の挨拶のみ躱してくれるようになりました。


ほんと最低限って感じですね!


そして通常運転のように合えば睨まれます。


美人に睨まれる。


ドMなら嬉しい状況!かもですが

あいにくそういう趣味は無いので苦痛でしかない。


出来る限り合わないよう合わないよう家の中を行動してます

でもこれだけは言いたい…


俺の家ですよねー


まぁ今はそんな事気にしなくなってきました

というより気にしたら持ちません。主にメンタルが・・・



今日は珍しいお客さんが来ました。



「これはこれは珍しいキノコ、それにこの苔まで…

 一部の方からすればお宝の山ですな。フッフッフッ」



「そうですね。しかしその分取れる量も少なく、

 せっかく来ていただいたのに申しわけないです。」


「何をおっしゃいますか。この量だけでも王都に持っていけば何倍にも膨れ上がります。

 これがあるならもっと早く言っていただければ定期船の回数も増やし・・・領主さまも聞いてますか?」


さっきまでのやり取りは基本レオと商人です。


どうやらキノコは元気のない夜に大活躍

苔の方は頭頂部の過去の栄光を呼び覚ますそうだ。


まぁ貴族のオッサン連中にとって金をはたいても欲しい商品に化けるということだ。


レオは少ないって言ってるが

山の中で取り放題ぐらいとれる。


むしろ今回みせてる量は、ほんとカスみたいな量だ。

ってか俺が採りに行かされてるし。


倉庫に眠ってますよ

でもレオなりの考えがあるんだろう


ここは余計なことは言わずに・・・


「あっ…聞いてますよ。それに領主様なんてやめてください。

 今まで通りジークでお願いします。」


「いえいえ、今はもう立派な領主様ではないですか。

 まさかレオ様から直接指導・・・」


「ジン殿、その話は・・・」


「おっと、これはすいません。

 ついついお会いできた嬉しさのあまり商人としての基本を忘れておりました。

 申しわけありません。お詫びといってはなんですか、今回の買い取りに色を付けさせて頂きます。」


「相変わらずですね。」


「それはレオ様も。」




黒いわー


この2人真っ黒ですぜぇ!奥さん!



ジンさんは父の代から付き合いがあり

顔の知った相手で唯一この街に外から船で定期的に来てくれる商人だ。


父いわく、良い奴だが油断はするなと・・・


言われていた意味が今わかった。



コイツ(レオ)と知り合い。



絶対にヤバい奴に決まっている。




「ジーク様は学校の方には行かないのですか?」



「あっ、そういえばそういう時期ですね。

 でもこの辺境、王都は見てみたいですが義務ではないので私は行かないでおこうと思います。」


貴族はある年齢になれば王都の学校へ行くのが習わしになっている。

だが俺みたいな辺境の貴族や学校に行く必要のない者は別に行かなくてもいい。


まぁ学友?、自分の実力を見せつけ

これからの貴族社会で生きていくための派閥作りや、

ただ純粋に研究したいものなどは行くのだが…


俺としては貴族の派閥・・・これ以上問題を増やしたくない

研究・・・そんな缶詰生活はきつい


まぁほとんどの子供が行くのだが

行かないのは変わり者か他の貴族の影響を受けない者だけだ。


まぁ俺は後者だがな。


「そうですか。今年は稀にみる豊作の時代と言われていて

 きっと良い刺激になるのですが…なんなら私が送り、帰るときも定期船で送りますよ」


どうしても俺を行かせたいみたいだが…なぜ?


レオの方を見るが、コイツ寝ている。


俺にはわかる。


考えこんでいるふりをして絶対寝てる。


ふと寒気がしたのでアカリさんの方をみると

絶対行け!絶対行け!と殺気を飛ばしてくる。


いや、だからここ俺の家だって。


それに一応雇い主ですよ。


あー気分転換にいった方が良いのかな


それにそのまま帰らずに・・・



「帰っては来てもらいますからね。」




ですよねー


いや、どうして分かったの?



読んで頂きありがとうございます!


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