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メイドと仲良くなろう


嫌な予感するよー。


これ絶対ダメなパターンだ。


俺は変な直感だけ冴えるようになっていた。



「レオ様!やっとお会いすることができました!!

 どれだけ!どれだけ!心配したことか…」


「いやーごめんね。落ち着いたら連絡しようとは思ってたんだけどね。」


「そうですよね!私には・・・もう、レオ様ったら」

頬を赤く染めメイドさんは照れている。

泣いたり照れたり忙しい人だな。



「でも、どうしてここが分かったんだい?」


「それは愛の力です!と言いたい所なのですが…

 レオ様が消息を絶ってから色々なつてで調べたところ古の森を最後に痕跡が見つからず・・・

 なので私も同じ場所に行き、森の奥へまいりました。」



「凄いね!まぁ今の君ならあそこでも大丈夫か」

レオは爽やかに答える。


古の森?今の?


えっ?ちょっと待って!


そこから奥に進んできたって・・・


この村ってそんなヤバい場所の奥にあるの?


俺は二人の会話を聞きながら、決して盗み聞きをしているわけではないが…

かなり動揺している。だってそんなヤバい森によく放り出されてますよ。俺は・・・



「レオ、立ち話も疲れると思うし家の中でゆっくり話したら」


「そうですね!ご主人様のご理解もやっといただけたので

 さぁ家の中で話しましょう。」


あーサラッと言っちゃったね。


すいませんね。気遣いが無くて…


もっと早くに家の中にって事でしょ。


でも最初のあの雰囲気で言い出しにくいんですけど。俺、一応10才だよ!


そんな気持ちはさておきメイドさんの目が点になっている。


「ご主人・・・?レオ様それは・・・?」


「まぁ中に入りましょう」

そういってレオはメイドさんをエスコートして屋敷の中に入っていった。



「長旅は疲れたでしょう。甘い紅茶を入れたのでどうぞ。」


「そんな固い言い方は辞めてください!でも久しぶりにレオ様の紅茶が飲める!

 頑張ったかいがありました!」

メイドさんはカップを片手に凄く喜んでいる。


もう二人だけの世界だ。


ここ俺の家だよね…


それにさっきから気のせいかメイドさん俺のこと空気扱いなんだけど


「あのー先ほどと言いますか服装も何ですが

 なぜ、そのようなお恰好を?」


「なかなか、似合ってるでしょ。

 今の私は執事をやらさせてもらってるので」


「あの、オークに殴られブフォッブフォッ喜んでいる糞変態野郎のですか?」



うん?あれ?メイドさん口が急に・・・



「何故ですか!何故レオ様が・・・あんな男に・・・縄に巻かれ・・・

 まぁあの光景を見つけたおかげでレオ様の関係者ではと思い

 ついてきたおかげもありますが…それ以外に価値のない男ですよ。

 道端にあるごみクズのような男、いえゴミ以下の男に何故レオ様が・・・」


「これこれ、私の主人の悪口はいけませんよ」


「でも・・・」


ギリッ!




めっちゃ睨まれてるー


メイドさんにめっちゃ睨まれてますよ。


なんか新しい境地に・・・ってそういう趣味は無いので


ってかさっきとキャラ変わりすぎませんか・・・?





俺が連れてきたメイドさん?は屋敷で働いてもらうことになった。



そしてあれから俺とは一言も話してくれないです。


俺が雇い主ですよね。


なんでレオが呼んだ時だけ答えるの?



レオにそのことを聞くと


「実は昔に・・・」


もう聞けないよね。そんなこと言われたら聞きにくいわ!


地雷でしかねぇ!!


ということで我が家ながら空気のような使いを1週間ほど受けております。



ほんと、マイホームってなんだろうねー


熟年離婚前の旦那さんってこんな感じかな


って俺まだ10歳なんですけどね。




「流石にこのままではいけませんね」


「何が?俺が悪いの?住んでるだけですけど?」


「何をおっしゃいますか!ジーク様!

 傷ついた女性の心をいやすのも貴族のたしなみでございますよ。」


「お前から初めて聞いたよ!なんだよ!貴族のたしなみってなんだよ!今ままで・・・」


「もう、反抗期ですか・・・嘆かわしい・・・」

俺の言葉を遮るように言われた。


ハンカチを目元にあて、嘘泣きまで


もういいや。なに言っても勝てる気しない…


「どうしたら良いんだ・・・」


「それはですね。こないだ綺麗にした庭の一部を花畑にしたらいいのです。」



「綺麗にした庭の一部ね‥」

俺はジト目でレオを見る。



そう、ある意味、綺麗になった箇所だ。


火の抵抗を付けるためにと・・・

あー思い出したくない。思い出したくない









とりあえずレオが言うことを試すことにした。


俺は庭に出た。目的の人物を探すためだ。



いたいた、ちょうど良い所にいるな。


「アカリさん、相談があるんですが」


「・・・」


まぁ無視されるのは予想通りですが



「ここに花畑を作りたいのですが」


「・・・」

あいかわらず無視されてるが肩がビクンッと少しだけ動いた。



「何を植えたらいいのか分からず・・・

 また種もこれから買いに行くのですが…」



「種ならあります。」


「えっ…」


「レオ様からの指示でしょ・・・仕方ありません・・・

 最低限の会話だけはしてあげましょう」


「ありがとうございます・・・」


「それより花畑ですが私の自由にしていいですか?」


「あっ…はい…好きに自由に作ってください・・・」


「わかりました、では私はこれから忙しくなるので」

そういってアカリさんは屋敷の中へ戻っていった。


鼻歌を歌いながら・・・




「まぁ30点というとこですね」


「いつからいたんだよ…レオ・・・」


「そうですね。アカリを見つけてもじもじしながらセリフを練習してるところからですかね」



「最悪だ。」


「まぁまぁ、ゆっくり頑張っていきましょう。では私もお茶の時間なので」



「俺の家だよね…」




読んで頂きありがとうございます!




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