９９９人で組む有名なパーティの最後尾、その俺がパーティから抜けたら急に覚醒して……組んだ人数によって弱くなっていく。　～今更戻ってきてくれと言われても、みんなで作ったパーティが楽しいから断る～

※グロや残酷な描写、鬱等の要素はありません。

■短いあらすじ
　主人公『アプロ』という１７歳の青年は、パーティを組まず１人になると身体能力が最強になり、パーティを組んだ人数が多ければ逆に弱くなっていくという、『孤独薬』を謎の男から受け取る。

　薬の効果で最強になったアプロを見て、その強さに惹かれた者達がパーティ勧誘をするが、アプロは全て断り今組んでいた仲間達と楽しく過ごす事を選んだ。

　……その課程で恋も芽生え、みんなで家を建てたりダンジョンへ探検に行ったりと……この物語は季節を経て全員が成長していく課程を描いたギャグファンタジーである。

■長いあらすじ
　１７歳の青年『アプロ』は今の９９９人の大所帯パーティ、『円卓の卓が無くなるほどもの凄い多い騎士団』通称、円卓の騎士団に所属していた。

「うちのパーティは強い者が前を歩く方針でね、君はその最後尾になるけどいいかな？」

　と、団長の言葉に同意したアプロは人数が多いならその分楽しいだろうと期待していたが……突然１人のメンバーに「やる気がねえなら失せろ！」と怒られ、嫌気が差したアプロはあっさりとパーティを抜けてしまう。

　その瞬間、１人でいれば『最強』、複数人とパーティを組んだら極端に弱くなるという『孤独薬』の効果が発揮する。

　同時に『契約の楔』によってアプロは常に『誰かとパーティを組まないと死亡』する呪いにかかってしまった。

「アプロさん、必ず助けますからね！」

　心配する仲間達は何とかパーティの知名度ランクを上げ、国からの特別報酬である孤独薬を売った『謎の男』の情報を掴む事に成功した、その途中で円卓の騎士団である団長から契約の楔の話を聞き、ある副作用についてアプロ達は知る事になる。

「異性や同性を、貴方は一切愛せなくなってるんですよ？」
「別にどうでも良い」
「どうでも良い！？」

　アプロを仲間に入れようと強い力を持つ魔王、様々な他種族から誘われるが。

「どうだい、君も仲間になりたくなっただろう？」
「べ、別にこの魔王と手を組んでも良いわよ！」
「断る」

　アプロは全て断り、ダンジョンへ行ったり、拠点である家を建てたり街を救ったり果てには世界を救ったりと……ラブコメハーレムスローライフ大冒険の物語が今始まる！！

【キャラクターイラスト】真種まつね様
【挿絵イラスト】KUREHA様