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Ex.魔王視点2

「クソ!なんでこんな事になってんだ!?」


 人間界に向かう道中、俺達は盗賊に追われていた。人間界に着いた後、借り馬車屋で馬車を借りた後ゆるりと移動していると盗賊に追われた。


「で、どうすんだ?いい加減決めてくれないと俺達で焼いちまうぞ?」

「ううん、でもこんなとこで面倒を起こしたくないし……」

「大丈夫だ。もうすでに面倒くさい状況だから」


「お兄様、あそこに人影が見えるんですけど」


「え?」


 言われて見てみると、確かに弓を構えている人影が見えた。――――って、弓!?


「優鉢羅、避わせ!」

「了解だ!」


 一気に馬車を右に動かした。隣に追いつこうとしてた奴も吹き飛ばして。そして人影は矢を飛ばしてきたんだが……その光景はもう圧巻だったぜ?

 なんせ水の矢が一気に盗賊を呑みこんでいくんだから。俺らがぶっ飛ばした奴以外は全員溺死していた。いい気味だ。ざまあ見ろ。

 さっき矢を放ってきた赤髪の奴が俺達に近づいてきた。


「大丈夫か?」

「危なかった。いやあ、助けてくれてありがとうな」

「気にするな。ところで、龍と旅してるなんて君達も変わってるな」

「「「「!?」」」」


 今、こいつなんて言ったんだ?


「今、なんて?」

「だから、龍と旅してるなんて変わってるな。って言ったんだよ」

「どうして分かるんだ?」

「龍を従える身としては分かるよ。氣みたいなものかな?」

「龍を従える身って……まさかあんたは」


「初めまして。俺はクロヤ・テルミヤ。この世界に召喚された勇者だ」


 目的の人物にばったりとあってしまったよ。これ、どうすりゃいいんだ?

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