表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/31

1 求人広告

三万文字足らずの短編ですが、

よろしくお願いしますm(_ _)m

「なんだ、コレ?」


 宝来尊ほうらいみことは、思わずスマホを二度見する。


 外出も制限されてしまっている昨今、暇を持て余していた彼は、在宅で何か出来る事はないかとスマホを検索していた。


 するとその中に、おかしな求人案内を発見する。


『急募! 魔王になりたい方、大募集。経歴、資格一切関係なし。未経験者大歓迎。私たちと共に世界を征服してみませんか?』


「何かのイベントか?」


 少し興味を惹かれた宝来尊は、スマホの画面をサッとスクロールさせた。


「まあでも、今のご時世イベント会場なんてやっぱ論外。時給も千円で特に美味しい訳でもないし、さすがに密は避けないとな」


 その途端、スマホの画面がグニャリと歪み、画面の表示が切り替わる。


『急募! 魔王になりたい方、大募集。外出の必要一切なし。在宅勤務で、私たちと共に世界を征服してみませんか?』


「……はい⁉︎」


 宝来尊は、思わず我が目を疑った。何度も目をこすって再び画面を凝視する。


 すると突然、スマホの画面がブラックアウトし、カタカタと文章が打ち込まれた。


『了承の返事を確認。これより転送します』


 次の瞬間、光り輝く円形の魔法陣が表示され、画面から眩い光が溢れ出す。


 そのあまりの光量に、宝来尊は右腕を顔の前にかざして、そのまま両目を固く閉じた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ