表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第4章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

485/490

第469話 知り合いの面々


 今日は縁日の前日。

 リハーサル日であり、去年と同じく身内で楽しむ日となっている。


 明日からは、お金を払って来てくれるお客さん方が集まるため、私たちはこの一日を楽しませてもらう。

 ということで、招待を受けてやって来てくれた方々に挨拶をしていく。


「ミラグロスさんとアス君、遊びに来てくれてありがとうございます。アス君は久しぶりですね」

「佐藤さん、お久しぶりです! 僕、ここに来られるのをずっと楽しみにしていました! 呼んでくれて、ありがとうございます!」


 久しぶりにやってきたアス君は、どことなく大人びているように見える。

 テンションは前と変わらないけど、明らかに背が高くなっているし、口調も少し丁寧になっている気がする。


「既に楽しんでもらえているみたいで良かったです。この村のお祭りですので、ぜひ楽しんでいってください」

「ん。今年も楽しませてもらう」

「ぜひぜひ。……ミラグロスさん、アス君が随分と大人っぽくなりましたね」

「ん? 変わらないよ。久しぶりに会うからって、少し猫をかぶってるだけ」

「ミラグロスお姉ちゃん! それを言わないでよ!」


 ミラグロスさんに裏事情を暴露され、あたふたしているアス君は、確かに年相応に見えた。

 そんなアス君に笑いながら、次の来訪者のもとへ向かう。


「ヤトさん、アシュロスさん、ローゼさん、イザベラさん。こんにちは」

「おお! 佐藤なのじゃ! 今年も凄いお祭りじゃな!」

「……去年以上? ……佐藤さん、招待してくれてありがとうございます」

「こちらこそ、わざわざ来てくださりありがとうございます」

「あれだけ楽しいイベントを断るわけがないわよ。今年も楽しませてもらうわ」

「はい。ルチーアさんやソアラさん、ルナさんの屋台もありますので、ぜひ顔を見せてあげてください」


 腕まくりをして、朝一から既に楽しむ気満々といった様子のイザベラさん。

 ヤトさんとローゼさんも、キョロキョロと目ぼしい屋台がないかをチェックしている様子。


「……佐藤さん、先日はお嬢様の暴走に巻き込んでしまい、申し訳ありませんでした」


 みんながお祭りムードの中、申し訳なさそうに謝ってきたのはアシュロスさんだった。

 恐らくだけど、突発的に行くことになり、巨人族とリザードマン族の抗争に巻き込まれたことを言っているんだと思う。


「いえいえ。私も行きたいと言いましたし、アシュロスさんが謝ることじゃありませんよ。結果的に仲を取り持つこともできましたしね」

「それは本当に結果論ですし、佐藤さんのおかげです。本当にありがとうございました」

「アシュロスさん、頭を上げてください。せっかくのお祭りですし、忘れて楽しんでください。そうしてくれるのが、私にとっても一番嬉しいので」

「……分かりました。佐藤さんには救われてばかりです」

「お互い様ですって」


 そもそもアシュロスさんは関係がないからね。

 本当ならヤトさんが申し訳なさそうにしなくちゃいけないわけで、私も気にしていないことだし、みんなで楽しくやりたい。


 アシュロスさんをそう励ましていると、遠くから新たにやってくる人影が見えてきた。

 あの大きな人影は間違いなく巨人族の方々。

 噂をすれば何とやら、だね。


「うおーい! 佐藤さん! 遊びに来させてもらったぞ!」

「ゴさん、来てくれたんですね。リザードマン族とのことは大丈夫なんですか?」

「おう! 佐藤さんが上手くまとめてくれたからな! リザードマンも大人しくしているってことで、遊びに来させてもらった!」

「おお、ゴなのじゃ!」

「ヤト様、この間はありがとうございました! お陰様で長年続いていたリザードマンとの抗争が終わりを迎えそうです!」

「ぬっはっは! それなら良かったのじゃ! わらわは大したことをしておらんがの!」

「……こういったパターンで、本当に大したことをしていないのはお嬢様が初めてではないでしょうか?」


 アシュロスさんが冷静に突っ込みを入れているものの、ヤトさんは気にする素振りを見せず、胸を張って高笑いしている。


「それにしても、凄い賑わいだな! 俺たちの村の祭りとは規模が違うわ!」

「そりゃそうなのじゃ! 何と言っても、あの佐藤が開催する祭りじゃからな! ぬっはっは!」

「なんでヤト様が偉そうなのよ」

「……ん。本当にヤトは関係ない」

「関係なくないのじゃ! 佐藤はわらわの親友じゃ! 凄い親友を持つわらわも凄いのじゃ!」


 話が飛躍しすぎている気がするけど、ヤトさんに親友と言ってもらえて嬉しいため、基本的にツッコミは入れない。

 他の方々も呆れたようにしており、ヤトさんだけがキョロキョロと辺りを見ている。


「ヤトさん、ありがとうございます」

「うぬ! 礼には及ばぬのじゃ!」

「わっはっは! 佐藤さんとヤト様は本当に仲がいいな! よし! 俺たちも全力で楽しませてもらうとしよう!」

「「「おおー!!!」」」


 巨人族の野太い掛け声が響き渡る。

 とにかく、みんなが楽しんでくれたら、私は本当に嬉しいなぁ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 画像をクリックすると、販売サイトに飛びます! ▼▼▼  
表紙絵
  ▲▲▲ 画像をクリックすると、販売サイトに飛びます! ▲▲▲ 
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ