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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season5 星杯争奪の章(ヘルバラード編)
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#64 脱兎九族②[ノーキルは基本]

前回までのあらすじ


ハゲ隠しのスキンヘッドは髪への冒涜



???「え、もしかしてバレた?」


ズィヴェン「もしかしてじゃねぇ、普通にバレてるっぽいぜ。アハト君?」


アハト「あっそ。はぁ、随分とめんどくさいのが来たね・・・」


マリア「それはこっちの台詞ですことよ」


ユイ「ハゲのオッサンと物静かそうなガキ・・・マリア、お前どっちやる?」


マリア「じゃあ先ほどからわたくしのことを見つめてらっしゃる少年のほうで。ハゲの方はお任せしましたわよ?」


ユイ「えーい」


アハト「だってよ、ハゲのオッサン」


ズィヴェン「お前までそう呼ぶな、バーローが。じゃ、役割分担も決まったところでさっさとお帰り願いますか」


アハト「あ、ちょっと待って兄さん。ま(・)だ(・)終(・)わ(・)っ(・)て(・)な(・)い(・)」


ズィヴェン「あぁ、あと何秒だ?」


アハト「2・・・1・・・、はい」


マリア「・・・はっ!」


ユイ「あ、どうしたマリア?」


マリア「・・・どうしたって、分かるでしょう。急に視界が真っ暗になったではありませんか」


ユイ「え、何言ってんだお前。視界が真っ暗だなんて・・・月明かりに照らされて足下もよく見えるくらいだぞ」


マリア「えっ、わたくしには何も見えませんわよ・・・」


ユイ「おいおい、変な冗談はよせよ・・・」


アハト「冗談じゃないよ、彼女の言っていることは正しい」


ユイ「あ、なんだと?」


アハト「彼女の視界が真っ暗なのは、僕の能力のせい。僕の名は『リリーエンド・アハト』、物を盗み、人を奪う・・・脱兎九族のナンバー8」


ユイ「お前がマリアの視界を奪ったのか・・・!?」


アハト「視界を奪った、というのは少し語弊(ごへい)がある。僕が奪ったのは彼女の視力。僕は他人の身体の部位を10秒間見つめ続けることとで、その部位の機能を奪うことができる」


マリア「なるほど・・・そのためにわたくしを見つめ続けていたんですのね」


ズィヴェン「へへっ、そういうこと。まぁ安心しな、嬢ちゃんの視界は後でちゃんと返してやるからよ!」


アハト「もちろん、君たちを倒した後でね」


ユイ「へぇ~、どうやらアンタらはそれぞれ色んな能力を持っているようだな」


ズィヴェン「そ~ゆ~こと、まぁお前らは俺様の能力すら明らかに出来ないまま帰ることになるだろうがよ!」


ユイ「じゃあ私の身体機能まで奪われる前にさっさと終わらせねぇとな!!」


マリア「・・・じゃあわたくしは少々休んでいますわね」


ユイ「へいへ~い、というわけで久しぶりの・・・電撃魔法『浄化(ライトニング)の雷撃(・ブロー)』!」



[ユイの攻撃:電撃魔法『浄化の雷撃』]



ズィヴェン「ほ~威勢の良い嬢ちゃんだ(直立)」


ユイ「あぁ、避ける気がねぇのか!?」


ズィヴェン「違うねぇ、避ける必要がないのさ!」



[ズィヴェンに直撃!しかし効果はないようだ]



ユイ「・・・電撃が効かないのか!?」


ズィヴェン「ふっ、効かないんじゃねぇよ」


ズィヴェン「・・・『リリース』!」


ユイ「あ・・・なっ!?」



[ユイのもとに電撃がはねかえってきた!]



ユイ「あぶねっ!(回避)」


ズィヴェン「ちぇ~っ、避けられたか」


アハト「避けられるエイムしてる方が悪いんだよ、兄さん」


ズィヴェン「へっうるせぇやい!」


ユイ「これは・・・私の攻撃を跳ね返したのというか・・・?」


ズィヴェン「せぇ~か~い!よく分かったなぁ!俺様は他人の攻撃を吸収し、跳ね返すことが出来る・・・その名も『キャッチアンドリリース』!」


アハト「俺様の能力すら明らかにならないまま帰らせるんじゃなかったの?」


ズィヴェン「女の子には出血大サービスをしてやらんとなぁ。そういうとこだぞ、アハト」


アハト「そういうとこでしたか、ハゲ兄さん」


ズィヴェン「だーからスキンヘッドだって言ってんだろうが!!!」


マリア「・・・」


ユイ「・・・だってよ、マリア」


マリア「了解。感謝しますわ、ユイさん」


マリア「・・・能力を明らかにしてくださって(発砲)」


アハト「ぐはっ・・・!(被弾)」


ズィヴェン「・・・っアハト!?」


ユイ「ナイ~ス不意打ち。今度は成功したな」


マリア「えぇ、ユイさんのおかげでしてよ」


ユイ「そうだろうそうだろう、もっと褒めてくれてもいいんだぜ」


ズィヴェン「お、お前・・・どうしてアハトの位置が・・・マグレ当たりか!?」


マリア「まさか、そんな無粋な真似はしませんわ。視力なんてなくても、生憎わたくしは気配で察知できますの」


ズィヴェン「へぇ、可愛い顔してとんでもなく鋭い神経の持ち主のようだな・・・」


ユイ「・・・マリア、悪いがハゲのほうも頼んでいいか?」


マリア「悪いだなんて思ってもないくせに・・・」


ユイ「あ、バレた?」


ズィヴェン「しか~し、嬢ちゃんの神経が研ぎ澄まされていようと、射撃の腕がどれだけ優れていようと、俺様には効かない!なんたって俺の能力は相手の攻撃を跳ね返せるんだからな!!!その銃を俺に撃つということはすなわち、自分に対し銃を撃つことと同・・・」


マリア「はぁ・・・関係ありませんわ(ズィヴェンの背後に回り込む)」


ズィヴェン「はっ、いつのまに背後を・・・!」


マリア「直接殴ればいいだけのお話ですから―――」



[マリアの攻撃:ロイヤリティ・ブロー(正拳突き)]



ズィヴェン「ぐぇぇぇぇぇっっっ!!!!(気絶)」


ユイ「・・・なんだ、あっさり倒せてしまった。脱兎九族ってのも大したことないな」


マリア「ユイさん、お怪我は?」


ユイ「まさかだろ、私はなにもしていない。お前こそ怪我はないのか?」


マリア「ご謙遜(けんそん)を。ユイさんが敵を引きつけてくださったお陰で、苦労せず倒すことができましたんですのよ?」


ユイ「そうだな、そういうことにしとこう。ところでマリア、目は見えるのか?」


マリア「えぇ、見えますわ。恐らく『奪う能力』が解除されたのでしょう」


ユイ「っし、じゃあ先を急ごう」


アハト「っはぁ・・・はぁ・・・」


マリア「はっ、ユイさんお気をつけなさい!彼、まだ意識がありますわよ」


ユイ「そうだった、忘れてた。たしか右肩を撃たれたんだったな」


アハト「・・・お前達、何者だ?」


ユイ「何者ってか。・・・う~んマリア、私たちは何者だ?」


マリア「さぁ、少なくとも盗賊とかいう野蛮な者たちではないことは確かでしょうけど」


ユイ「そういうことだ。で、どうだ?右肩は平気か?」


アハト「はぁ、銃で撃たれて平気なわけないだろ・・・ってあれ、なんともない?」


ユイ「よし、じゃあOK。くれぐれも私たちの邪魔をするんじゃないぞ、行こうぜマリア」


アハト「お、おい・・・どうなってる、お前が治してくれたのか?」


ユイ「そうだ、なんだって私は回復役だからな」


アハト「・・・僕は敵だぞ、なぜ敵を助ける?」


ユイ「たしかに、敵に対し慈悲をかけるつもりはない。だが、見殺しにするってのはまた違う。私たちの本当の敵は人間じゃないからな」


マリア「大人しくしてくだされば、手荒な真似はいたしませんわ。無益な殺生も」


アハト「・・・あっそ、まぁくれぐれも気をつけなよ。僕はあくまで8番目。他の皆は僕よりもっと強いから」


ユイ「あぁ、油断する気はねぇよ。じゃあな」


マリア「ご機嫌よう・・・」


アハト「・・・」


アハト「ふっ、ははっ・・・まったく、こりゃあ勝てないや」


アハト「あんな正義の人に、僕らみたいな悪が敵うわけないよな・・・」





[『脱兎九族』メンバー紹介]


⑦リリーエンド・ズィヴェン


性別:男

職業:盗賊

年齢:17歳

髪型:スキンヘッド

趣味:キャバクラ通い


特殊能力「キャッチアンドリリース」

他人の攻撃を吸収し、跳ね返すことができる。ただし、飛び道具に限る。悪口も跳ね返すこともできる。放て特大ブーメラン!



⑧リリーエンド・アハト


性別:男

職業:盗賊

年齢:15歳

髪型・髪色:ショート・黄緑

趣味:バンド鑑賞


特殊能力「ルッキング・ザ・ゲーム」

他人の身体部位の能力を奪うことができる。奪うには10秒間その部位を見続ける必要がある。奪った能力は任意で本人に返すことができる。視力検査の時に視力を奪われると4択の運ゲーがはじまる


戦闘描写かくのつまらんなぁ・・・

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