#41 パスワード当てるまで帰れま28
前回までのあらすじ
不良狩り
聖都グロリア ピーエル書店
主人「いらっしゃい、何かご用ですか?」
ユイ「ビーフ オア チキン?」
主人「は?」
マリア「違いますわユイさん、ゴホン・・・」
マリア「トリック オア トリート?」
主人「・・・いや、ハロウィンはもう終わりましたよ?」
ユイ「・・・」
マリア「・・・」
ユイ・マリア(合い言葉、なんだっけ・・・)
ユイ「デッド オア アライブ?」
主人「いや、急に生死を問われても・・・」
マリア「デス オア ダイ?」
主人「死ぬしかないじゃない・・・」
ユイ「カレー オン ライス?」
マリア「チーズ イン ハンバーグ?」
主人「もはや問いかけにすらなってないよね。それただのカレーライスと中にチーズ入ってるハンバーグだよね。いずれも美味しいけどさ」
ユイ・マリア「う~~ん・・・」
主人「お嬢さんたち、もしかして・・・」
主人「さっきのカップルの知り合いだったりする?」
ユイ・マリア「!?」
ユイ「・・・さっきのカップルとは?」
主人「名前は聞いてないんだけど・・・あ、たしか女の子が男の方を「カズ殿」って呼んでたかな」
ユイ「じゃあカップルじゃないな」
マリア「カップルではありませんわね」
主人「あ、そうなの。カップルじゃな・・・」
ユイ・マリア「じゃないです」
主人(なぜに食い気味・・・)
主人「あ、ていうか知り合いなんだね。さしずめ、彼らと待ち合わせしてるって感じかな?」
マリア「まぁそんな感じですわ」
主人「あ~そっかぁ~、それだけど合い言葉を忘れちゃったって感じかな?」
ユイ「そういうことだ」
主人「う~ん、そうかぁ。案内してあげたいんだけど、合い言葉を聞かないと案内してあげられないんだ」
マリア「そんな決まりがあるんですの?」
主人「んん、僕のポリシーなだけだけど」
ユイ「そんなくだらんポリシー捨ててさっさと案内しろクソジジイ」
主人「あっ、そんなこと言うなら案内してあげないもんね~っ!」
マリア「ちょっユイさん、口の利き方にお気をつけなさいな!」
ユイ「・・・す、すみませんでした。前言撤回します」
主人「そうだな、じゃあヒントを出してあげよう。あのままいくと永遠に正解に辿り着かないような気がするから」
ユイ「お、マジすか!あざっす!」
マリア「どんなヒントですの?」
主人「とりあえず、『雑誌』を買い求めてもらえるかい?」
ユイ「カタカナ語辞典」
主人「それ雑誌じゃないね」
マリア「ネットスラング辞典」
主人「なに、君たちにとって辞典は雑誌なの?」
ユイ「きょうの料理」
主人「まぁ雑誌だけどさ・・・」
マリア「ニッセン」
主人「まさかの通販カタログ・・・ってさっきから君たちアバンギャルドな雑誌挙げすぎだよ!もっと親しみやすい雑誌だよ!」
ユイ「『もしも王家側近の衛生兵がクラッカーを手づかみで食べたら』」
主人「なにその微塵も面白くなさそうな本。ただの兵士の間食だよそれ」
マリア「『成績ビリの兵士が1年で個体値を32上げて王家側近に配属された話』」
主人「君たちどんだけ側近好きなんだよ!ていうか雑誌だって言ってるじゃん雑誌って!それもう単行本じゃん!」
主人「もう最終ヒントね!これが最後のヒントだからね!!漫画雑誌だよ!漫画雑誌を買い求めてほしいんだよ!」
ユイ「マンガワン」
主人「それマンガアプリ」
マリア「マンガボックス」
主人「マンガアプリ!!!せめて紙の雑誌にしてよ!!」
マリア「先ほどから注文が多いですわね・・・」
主人「なんでこっちがワガママ言ってるみたいになってんの!?ていうか普通なら1回で合い言葉出てこない時点でお帰り願ってるからね?それを出血大サービスでチャンスを与えてるんだからね?」
ユイ「もういいじゃん、頑張ったよ。たくさん雑誌の名前言ったんだからもうお情けでセーフにしてくれよ」
主人「ユーザーの頑張りでロック解除できるならこの世界のセキュリティは崩壊するよ」
マリア「週刊少年マーガレット」
主人「おっ、いいね!いいじゃんいいじゃん!今日イチのクリティカルアプローチだよ!」
マリア「ほんとですの!?これが近いんですって、ユイさん!」
ユイ「店頭限定マーガレット」
主人「ちがう!近いのはマーガレットじゃなくて週刊少年のほう!!」
マリア「週刊少年ジャンピン」
主人「うおっすげぇいいじゃん!ナイスアプローチだよ!キミ今日のMVPだよ!」
マリア「ジャンピンがナイスアプローチですの?」
主人「う~ん、言葉の雰囲気が近いっていうか、ノリはそんな感じ。上がっていく、みたいな?」
ユイ「拡大解釈ジャンピン」
主人「だからなんで週刊少年から離れたがるんだキミは、週刊少年は合ってるの!」
マリア「週刊少年フライアウェイ」
主人「そうそうそんな感じ!上がっていく感じね!もうちょっと規模のデカい・・・」
ユイ「週刊少年ジェノサイド」
主人「急に殺伐になっちゃったよ!僕のヒントガチ無視じゃん!」
マリア「週刊少年ブラッディレイン」
主人「あ~~~っ、キミさっきまで良かったのに~~~!!こっちの子のせいで逸れちゃったよ!!」
ユイ「なんだ、私が悪いとでもいうのか!」
主人「そうだよまさにそう言ってるんだよ!」
マリア「上がっていく・・・規模がデカい・・・」
マリア「週刊少年・・・ライジングサン・・・?」
主人「ほいきた!!!」
マリア「正解ですの!?」
主人「すっごいねキミ!よく戻ってきた!そうだドンピシャだ、ドンピシャ正解なんだがもう一息だ!週刊少年ライジングサンの何月号かを当てるんだ!」
ユイ「週刊なのか月刊なのかはっきりしろよ」
主人「合い言葉なんだからいいだろ別に!」
ユイ「2月号」
主人「ちがう!」
マリア「11月号」
主人「んー、近いな!」
ユイ「4月号」
主人「キミさっきからわざとやってるだろ!わざと遠ざけてるだろ!」
マリア「12月号」
主人「ちがう!」
ユイ「10月号」
主人「ちがう!」
マリア「11月号で近いのに、10でも12でもない・・・。13月号とか?」
ユイ「ははっ、そんなわけのわからん月なわけがないじゃないかマリア・・・」
主人「せいか~~~い!!!!」
ユイ・マリア「!?」
主人「あ~長かった、ほぼ僕が教えたようなものだったけど」
ユイ「ふざけんな!なにが13月号だ、そんな月あるわけねぇだろうがクソが!」
主人「なぜそこまで合い言葉に現実味を求める!現実離れしてるからこそ秘密の暗号ってもんだろうに!」
マリア「・・・とりあえず、週刊少年ライジングサンの13月号をいただけますか?」
主人「お、おうよ。ついてきな・・・」
ユイ「あー納得いかねぇ(イライラ)」
主人(もうやだこの子たち・・・)
ピーエル書店 スタッフルーム地下道
マリア「いつまで続くんですの~この地下道」
ユイ「もう10分くらい歩いてるな。何があるんだこの先に」
マリア「つかれましたわつかれましたわ~」
ユイ「文句言ってもしかたねぇだろ」
マリア「その言葉、さっきのあなたにそのままお返ししますわよ・・・」
ユイ「お、なんか出口が見えてきたぞ」
マリア「やっと終わりますわ~」
???
ユイ「・・・ここは」
観客「うおおおおおお!!!!」
マリア「なんだか、騒がしいですわね・・・」
実況「続いては~~~第3試合~~~ッ!!!」
ユイ「観客・・・第3試合・・・、まさか・・・!」
???「そう、ここは・・・地下闘技場だよ・・・」
ユイ・マリア「!?」
誰だお前




