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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season4 聖都動乱の章(アンダーワールド編)
40/114

#39 大義のためなら(長老を恫喝しても)いいんです

前回までのあらすじ


聖都をなんとかしよう



聖都グロリア ゴールデンアイ城前



カズ「はぁ、謎を突き止めろって言われはいいものの、めんどくさそうだな」


ユイ「愚か者、生ハムメロンが懸かっているんだ。手ぇ抜いたら殺すぞ」


カズ「お前のその執念はどこから沸いてくるのか」


マリア「H&K(スナイパー)PSG1(ライフル)も懸かってますのよ」


カズ「これ以上所持品に国家機密を増やさないでください」


ネロ「いいな~私もゴミゲー番長から何か貰いたいぞ!」


カズ「お前は王様のランクをどこまで下げる気だ。別に事前申告じゃなくても、後から何か貰おうと思えば貰えるだろ」


ネロ「本当か、焼きトウモロコシとかも貰えるのか!?」


カズ「んなもんその辺で買えよ!!」


カズ「・・・まぁいい、とりあえずこの辺で別れて聞き込み調査だ」





グロリア城下町



カズ「すみません、最近なにか変わったことはないですかね」


商人「変わったこと?そうだな、最近変な噂は聞くけどなぁ」


カズ「どんな噂です?」


商人「・・・あくまで噂だぜ、俺が言ったって言いふらすんじゃないぞ」


カズ「分かってます」


商人「3丁目に住んでるエレドアさん、不倫してるらしいぜ・・・」


カズ「・・・はぁ」


カズ(殺してぇ)





40分後 中央広場



カズ「・・・はぁ結局有力な情報は無かったな」


ユイ「てめぇ舐めてんのか!手ぶらで帰ってくるなんて情けないと思わないのか!?」


カズ「お前も手柄ゼロだろうが」


ユイ「馬鹿野郎、医者のローエンさんが不倫してるらしいという情報を得たわ!」


カズ「うん、それ手柄ゼロだよね」


ユイ「なんだと!!」


マリア「あ、ネロさんが戻ってきましたわよ」


ネロ「ははいはほほっはほ」


カズ「うん、焼きトウモロコシ食べてて何言ってるのか全く聞き取れないね」


マリア「ただいま戻ったぞ、と言ってますわね」


カズ「え、よく分かるなマリア」


ユイ「なんで分からねぇんだよ、読心術できねぇのかお前は」


カズ「いや、焼きトウモロコシ頬張(ほおば)ってる奴に読心術もなにも・・・」


ネロ「ががごもももほぐがががげごごごご」


マリア「怪しい男がいたけど見失ってしまった、と言ってますわね」


カズ「・・・早く飲み込んで、ネロさん」





ネロ「へぁ~っ、食った食った」


カズ「はい、飲み込んだね?質問してもいい?」


ネロ「うむ、どんと来い」


カズ「怪しい男がいたって言ってた(らしい)けど、どこで見かけたんだ?」


ネロ「屋台街だ。黒いコートを身に(まと)い、下を向きながら歩いていた。見るからに怪しかったなぁ」


カズ「それで、尾行してたら見失ったと?」


ネロ「いや、そいつを見かけた直後に焼きトウモロコシの屋台を発見し、購入しているうちにどこかに行ってしまったのだ」


カズ「優先順位バグってんのかお前」


マリア「まぁそれは仕方がないですわね」


ユイ「誰も(とが)めることはできない。もしそれが生ハムメロンの屋台だったと思うと・・・」


カズ「お前らほんとネロには寛容(かんよう)だよな」


ネロ「いやぁ申し訳ない。他には聖都にいる()()()の所に行けば何か有益な情報が得られるかもしれないという噂を聞いたぞ」


カズ「収穫あったんやないかーい!」





最長老の家



カズ「すみませ~ん、最長老さんのご自宅でしょうか?」


最長老「あい、そうです。てか私が最長老です」


カズ「あ、そうでしたか」


ユイ「え、これ最長老?最長老若くない?」


マリア「失礼ですが、おいくつでして?」


最長老「47歳ですが」


ユイ「47歳で最長老って名乗っていいのか・・・」


カズ「色々あるんだろ、黙っとけ」


カズ「えーそれでですね、最近この辺で変わったこととかありませんか?」


最長老「・・・あー、変わったこと?」


カズ「そうですね、なんか良くない噂を聞いたりとかしないですか?」


最長老「え?」


カズ「あの、変な噂とか聞いたりしてないですか?」


最長老「変な噂・・・が何?」


ネロ「・・・んん」


カズ「変な噂を、知りませんか?」


最長老「変な噂ぁ~?」


最長老「う~ん・・・あ~あれかな~?」


カズ「何か、ありましたか?」


最長老「う~ん、多分アレだと思うんだけど、多分アレなんだよ」


ネロ「・・・ちっ」


マリア「どうかしましたの、ネロさん?」


ネロ「い、いや、なんでもない。なんでもないんだ・・・」


ユイ「・・・?」


カズ「どんな些細(ささい)な情報でも構いませんので教えていただけませんでしょうか」


最長老「う~ん、すっげーしょーもない情報でもいいの?」


カズ「大丈夫です」


最長老「・・・う~ん、まぁそれはいいんだけどさぁ」


カズ「・・・?」


最長老「初対面の人にタダで教えろっていうの?」



ネロ「あぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」



ユイ「えっ!?」


マリア「どうしましたネロさん!?」


ネロ「ネチネチほざいてねぇでさっさと教えろよこのクソジジイが!!!」


最長老「ぐあぁぁぁぁぁ!!!」


カズ「やめろっ、仮にも最長老と呼ばれている方の胸ぐらを掴んで激しく揺さぶるんじゃない!!!」



ネロ「こんの老いぼれが・・・黙って聞いてりゃチンタラボソボソほざきやがって!!!渋ってんじゃねぇぞゴミクソボケカスが!!!ネチネチしやがって!!!聞かれたことにさっさと答えろ、お前の知っている情報をさっさと言え。我々が求めている以外の情報を口走ってみろ、ぶっ殺すからな!!」



最長老「すみませんすみません、言います言います!刹那(せつな)の速さで言います!」


ネロ「ていうか47歳のくせに何が最長老だ!長老ですらねぇじゃねぇか訳わかんねぇこと言ってんじゃねぇよ虫けらが!!!」


最長老「あぁっ死んじゃう!(タップ連打)」


カズ「おい、やめろ!最長老とっくにギブしてるから!タップしてるから!!」


マリア「えいっ(当て身)」


ネロ「うっ・・・!」


ネロ「・・・(気絶)」


ユイ「ナイス当て身、マリア」


カズ「つくづく思うが、こいつの裏の顔って凶魔より怖いよな」


マリア「・・・それは同感ですわ」


ユイ「普段と比べると余計にな」


ハキハキしゃべりましょう

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