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面接

「コウヨウは私のおと……師匠なんだよ」


 ということはヨミがコウヨウの弟子になれば、彼女はヨミの姉弟子ということになる。


 正直そんな気はしていたので別に驚きはしなかった。彼女からはコウヨウと同じようなものを感じたし、同じような技名も叫んでいた。他にも弟子がいるのかと聞いてもみたが、どうやら弟子は彼女しかいないようだ。


 アオリはコウヨウからヨミの話を聞いていたため、名前を知っていた。コウヨウはヨミのことをかなり気に入っており、ヨミにやる気があるならすぐにも弟子にするつもりのようだ。だから、もしものことを考えて、彼女を迎えに寄越した。実際にもしものことがあったのだから、コウヨウの考えは当たっていた。


「今度からお姉さまって呼んでね」

「いやです」


そこはきっちり断っておく。


「ところで、あの蹴りはなんなんですか?」

「ああ、あれね。あれは改心脚って言ってね。勇者の聖なる力を参考に作られた格闘家の技なの」

「改心脚?」

「うん。悪の心にのみダメージを与えて、それ以外は素通りするんだ」


 かなりのトンデモ技のようである。ヨミには悪の心がなかったから、ダメージを受けずに素通りした。ということのようだが、いまいち実感が湧かない。


 ちなみに勇者が使う本物の聖なる力は悪の心を打ち砕き、本当に改心させてしまうまでに追い込むそうだが、そこまで行くとホラーの領域だ。ドゲルが心を入れ替えデレデレし始めたら、何か狙っているのではないかと勘繰ってしまうだろう。


 それはともかく、これ美味しいな。芳ばしくて、サクサクとした食感。堪らない。ほっとくと袋の中のものを全て食べてしまう。すぐに食べるともったいない。でも、悔しい。食べちゃう。


「ぱくぱくぱく。ぱくぱくぱくぱく」

「おっ、いい食べっぷりだね。これも付けるともっと美味しいよ」


 差し出してきたものは、赤くてドロドロしたものだ。舐めてみると、冷たくて僅かな酸味と甘味がある。


「それがケチャップ。で、君が食べてるのがポテトね」


 おお。これがかの有名なポテトか。じゃがいもを切り刻んで、油でこんがり揚げたものだ。そして、ケチャップはトマトを潰してソースにしたもの。素材の味を上手にいかした新鮮な味わいだ。何より匂いがそそる。匂いを嗅ぐだけで、パンの耳が百本はいけそうだ。覚えておこう。


 ヨミの食べっぷりを見ながら、アオリが自分の手前のポテトをさっと横に移動した。位置は左でヨミの利き腕とは反対側。だから、ヨミは彼女が取られないようにポテトを避難させたのだと思った。アオリさんもポテトが好物なんだなと察して同族意識を感じていたが、それはヨミの勘違いであった。彼女は何かを始めるために準備をしたようだ。


「ぱくぱく。ぱくぱく」

「これからアオリさんがヨミくんのために面接を行っちゃいます」

「むう……・ゲホッ……ゴホッ……」

「あっ、呑み込んでからでいいよ」


 唐突に発言した面接という言葉はヨミも知っていた。実際に接して行う試験のことだ。コウヨウはヨミの入門に異論はない。しかし、アオリはヨミのことをしっかりと認めているわけではなく、今からここで面接してヨミの人となりを知りたい。それは分かったが、そこはかとない恐怖を感じる。


 テーブルに両肘を付き手を組む。こちらの瞳を覗き込むように見つめてくる。しかも、ニヤニヤとしながらも、いくらか真面目な顔で。やっぱり怖い。


「ヨミくんは何歳ですか?」


 ゆったりとした喋り方だ。声も先ほどより低め。面接官気分でいるのだろう。


「……は?」

「どうしたの? 聞かれたんだから、答えないと」


 と言われてもヨミには答えなどなかった。ベアモンキーあたりなら、ヨミが生まれたところを見ていたかもしれないが、聞いたことはない。

 ヨミが黙り込んでいるので、彼女は先に進めた。


「ヨミくんの両親はどんな人ですか?」

「両親?」


 またまた難しい質問だ。そもそも両親なんていない。自分はダンジョンから勝手に生まれて来たのだ。


「どこで生まれましたか?」


 マシロの森。しかし、人間は森で生まれない。答えることができない。


「あの。 あっちの方。あっちにある町で生まれました」


 右の方を指しながら言った。すると、アオリが大袈裟に驚いた。


「おお。あっちかあ。あっちにはでっかい遺跡があるよね」

「……え? はい。遺跡ありますよ」

 それを聞くと、アオリが目を細めた。


「下手な嘘だね」

 遺跡はなかった。アオリはかまをかけたのだ。


「ふーん。ヨミくんってさ。自分のこと何も答えられないんだね」

 そう言って、ポテトを摘まんで食べた。


 ヨミは自分の心臓が少しだけ早くなるのを感じた。彼女の瞳を見ていると何もかも見透かされているようで不安になる。この人は怪しんでいる。自分がモンスターだとばれたら、自分はどうなってしまうんだろう。


「あの。ボク、人間ですっ! 人間なんですっ!」

 両手でテーブルを叩いた。彼女は無反応。


「誰もそんなこと聞いてないけどね」

 確かにそうだ。何を焦っているんだろう。


「じゃあさ。質問を変えるね。ヨミくんはどうしてコウヨウの弟子になりたいの? どうして強くなりたいと思ったの?」

「はい。その質問に答える前に一つだけいいですか」

「なにかな」

 ヨミは少しだけ間をおいた。頭の中にマシロの森にいたモンスター達のことを思い浮かべた。


「ボクはモンスターを殺したくありません。でも、強くなるにはモンスターを殺さなければならないんですよね」

「何故そう思うの?」

「レベルを上げないと強くなれないからです」

 現にヨミはドゲルに手も足も出すことができなかったのだ。完全な敗北だった。


「モンスターを殺さないとレベルが上げられない。だから、自分は強くなれない。あるいは強くなりたくない。君が言いたいのはそういうことだよね」


 合っている。ドゲルに負けたときは確かに悔しかったのだ。でも、それ以上にモンスターを殺したくはない。モンスターを殺してしまうのは嫌だ。そして、それをしてしまうと自分の中の何かが崩れてしまうような気がするのだ。


「君がその質問をするのは分かってた。君からは血の匂いがしないからね」

 ヨミは自分の手を嗅いでみる。先ほど拳を擦りむいてしまったこともあり、血の匂いはする。


「血の匂いって言っても、本当の匂いのことじゃないよ。あとコウヨウからも血の匂いはしない。たぶん君はそれを本能的に感じ取っちゃったから、コウヨウに惹かれたんだろうね」

 コウヨウは今まで見た冒険者とは違ったところがあった。でも、それがどこなのかと問われたら、ヨミはそれを上手く言葉には出来なかった。


「ヨミくん。あのモグラの人は私のレベルが低いって言ってたでしょ。でも、私はあの人を倒せた。どうしてだと思う?」

「それはアオリさんが強いから」

「でも、私の方がレベルが低いんだよ。レベルが低いと弱いんじゃないの?」

「あれ? ほんとうだ。なんで……」


 なんだか頭がこんがらがってきた。でも、彼女の言う通りだ。彼女は自分よりレベルの高い相手をあっさりと倒してしまったのだ。自分は逆に何もできずに負けてしまったのに。


「まあ、口で説明しても分からないよね。とにかく私から言えることは、君は何も心配する必要はないってこと」

 アオリがカウンターまで行くと、すぐに注文を済ませて戻ってきた。手にはアップルパイが握られている。甘くていい匂いがする。出来立てのようだ。ほかほかしている。


「はい。これは君のね」

 手渡されたのは彼女と同じアップルパイ。ヨミの分も買ってきてくれていたのだ。


「うわあああんっ! アオリさん大好きですっ!」

「はいはい。ありがとね。あと面接はこれで終わり。結果は不合格ってことで」

 アオリがアップルパイにかぶりついた。


「……え? 今なんて」

「君には決定的に欠けているものがある。それはハングリー精神だ」

 ハングリー。ヨミは空腹だったから食事をしている。絶賛ハングリーだったわけだが。


「もっとガツガツ来て欲しいんだよね。ヨミくんもっとガツガツ行こう。『ガハハハッ。オレは世界最強になるぜ』とか、『我は神を殺し、神になる』とか、『人間を超越するっ!』とか。『ハーレム作って世の美少女を抱き放題だっ!』でもいいよ。男の子なんだからその方が健全だ」


「そうか。つまりボクがアオリさんと××××したり、アオリさんの×××を×××しながら……ゲフっ!」

 蹴られた。


「そんなわけで、君には再試験を受けてもらうよ。内容は実技。これから君には戦ってもらいます」

「アオリさんとですか?」

「私がどれだけ手加減したところで今の君じゃお話にならないよ。試す価値もないから」

 酷い。でも、アオリの強さは察しが付くので何も言えない。


「君の対戦相手はこの建物の中にいます」


 ヨミは建物の中を見渡してみる。

 今ヨミ達がいるのはパラズの町でこの建物は町の中にある冒険者ギルド。ヨミは町に着くと、真っ先にギルドまで行って石を渡しておきたかったのだ。そして、めでたくクエスト達成できて報酬も受け取ることができた。


 そこでアオリがついでにご飯を食べて行こうと言い出したので、ヨミは応じることにした。ちょうど腹が空いてきてたし、彼女がおごってくれるというのだから、願ってもない申し出だった。


 このギルドには受付けとは別に食事のスペースがあり、ギルドの中に飲食店があるのだ。しかも、美味しいことで有名なんだとか。


 そんなわけで二人は席に着いて、食事を頂いている。当然、周りには冒険者がたくさんいる。ちょっと首を捻れば、ギルドの受付まで見えてしまうのだ。


 対戦相手はこの建物の中にいると言われたところで分かりはしない。


「誰なんでしょうか?」

 アオリが何も言わないので、堪えられなくなってきいてみた。


「ギルドの中にいると先輩冒険者が絡んで来るんだよ」

 この人が何を言っているのかさっぱり分からない。


「古き良き伝統であり、お約束なんだよ。ヨミくんもこれからこういうのをどんどん覚えていかないとね」

 いや、説明されても意味が分からないが、彼女がやけに自信満々なので本当にそんな気がしてきた。


「君も冷める前に、アップルパイを食べるんだ。それを食べ終わる頃にはやってくるよ。すっごい柄の悪い先輩冒険者がオラつきながらやってくる。お約束だからね」


 たしかに冷めるのは嫌なので、ヨミも食べることにする。

 それを食べ終わるころ、そいつは本当に現れた。でっかい体をした先輩冒険者がオラつきながらやってきた。

  驚くべきことに、彼女の予言はピタリと的中したのだ。


 *


「オラオラァっ!てめーら何やってんだっ! コラっ!」


 オラつきながらやってきたこの男はギルドの中にいる屈強な冒険者の中でも、ひときわ大きな体をしていた。フランクなシャツを着ながらも、その日々を戦いに注ぎ込む戦士のようなオーラがある。その上半身は胸筋が盛り上がっており、腹筋もバッキバッキに割れている。服の上からでもそれが見える。腕や足も丸太のように太いし、首なんかもがっしりとしている。


 だが、コウヨウとは比べるべくもなく、威圧感のようなものは感じられない。体が大きいとは言っても規格外なコウヨウと比べてしまえば、想定内。まあ、あの男は別格と言えばそれまでなのだが、それにしても射すくめられるような空気は放っていない。だから、ヨミも別に物怖じしないで、その男の顔を拝むことができた。


 男は声や口調で想像できる通りの顔をしており、眉を吊り上げながら、口をへの字に折り曲げている。鼻息も荒い。誰の目にも分かりやすいような怒りの表現を使う男だ。


「ほらね。言ったでしょ」

 アオリがひそひそと話してくる。当たったのがよほど嬉しいのだろう。楽しそうだ。


「ふざけんなよっ! オラァっ! 俺はラバって名前だオラァっ!」

 男の名はラバというそうだ。さりげなく自己紹介してくれた。ヨミは記憶に留めておく。


「てめーら、メシ食ってんじゃねぇっ! メシ食うなあっ!」

 未だにアップルパイを頬張るアオリに向かって、ブンブンと腕を振り回して威嚇をする。アオリが無視して頬張っていると、更に腕をブンブンと振り回すので面倒になったのかアオリも手を止める。ヨミはラバを見たときすぐに残りを口に放り込んだので問題はなかった。今ちょうど呑み込み終えたところだ。


 それにしても、なんて言い草だろう。腹が減ったからご飯を食べる。自分達は動物としての基本的な行動をしているだけだ。それを妨害してくるとは腹立たしい。けしからん、自分は満腹になるまで食べたいのだ、とヨミは思った。


「え~。なんでご飯を食べちゃいけないの~。私たちお腹が空いてたんですけど~」

 なんか甘ったるい変な喋り方をしている。脚を組んで、椅子の背もたれに背中を預けている。口までクチャクチャとやり始めたし、この人が何をやりたいのかヨミにはいまいち掴めない。

 しかし、彼女の発言はまっとうな意見なので、そこには賛成する。


「冒険者って、上から目線で偉そう。体が大きいだけで頭の中はからっぽ。あいつら算数の足し算できるのか。品性の欠片もない汚物のような奴らだ。糞に群がる蠅のようだ。気持ち悪い。近づくだけで反吐が出る。臭いんだよっ! クズどもがっ! ヨミくんがいつも言っている通りだね。ヨミくんはやっぱり物知り~」

 アオリが『ヨミくん』という部分を強調しながら、ヨミに話しかけてくる。それを聞くと、ラバがヨミのことをギロッと睨んだ。ヨミは縮こまる。


 しかし、当たり前だがヨミはこんなことは言っていない。ランド達のこともあるし、冒険者にそんな印象も抱かない。というか、アオリとはついさっき森で会ったのが初めてだ。アオリはこのラバという男を煽っており、ヨミにその罪をなすりつけようとしている。それは分かった。

 ラバは特にヨミに掴みかかるということはなく、彼なりに落ち着いた調子で話した。


「念のために聞くぞ、コラッ! お前たちは冒険者じゃねーなっ!」

 二人とも頷いた。冒険者ではないからだ。


「あれを見てみなっ!」

 ヨミは指された方を見る。そこには立て札がある。書かれている内容を読んでみる。


『この席は冒険者専用の席です。一般の方の利用は認められておりません』


 笑えない冗談のようだが、 間違いではない。

 この席は冒険者専用の席だったのだ。言われてみると、窓際だから外の眺めもいいし、テーブルも他のところよりも新しめで汚れなども綺麗に落とされている。改めてみると、他の冒険者たちもこちらの方をちらちらと見ているような気がしてきた。


 本当に冗談のようだが、ラバは笑ってはいない。何か変だとは思っていたのだ。この人は悪意を持ってヨミ達に絡んできたようには見えなかった。それそのはず、彼はマナー違反を犯した一般人の部外者に対して、ギルドの代表として注意を促しにきたのだ。


「ここは部外者が飯を食うところじゃねぇっ! 分かったかオラァッ!」


 彼の意見はまったくもって正しい。なんで冒険者でもない奴がギルドで飯を食ってるのかって話だ。しかも、そいつらが窓際の特等席に我が物顔で座っているのだ。そりゃあ、冒険者からすれば気に食わないだろう。


「ちなみに一般の人にも開放されている日があるんだ、コラッ! ちょうど二日後だオラアッ! そのときは歓迎するぞ、コラッ! 」 

 何気に普通の人でも食べに来れる日を教えてくれている。


「これは割引券だオラアッ! 二割引きだぞオラアッ!」

 割引券までサービスで付けてくれた。この人は良い人だ。そうに違いない。


「すみません。すぐにどきますね」

「おう。わかりゃあいいんだオラアッ!」

 ヨミは立ち上がろうとしたが、その右手をアオリによって掴まれた。けっこう力が強いので、振りほどけないし、立ち上がることもできない。


「え~。なんで言うこと聞かないといけないの?」

 この人はまた何を言い出したのだろうか。


「私たち、自分より弱い男の言うこと聞けないんだよね」

 ちゃっかりヨミのことも含まれている。ヨミはそんなこと思っていないというのに。


 ラバは体を揺らし、額の辺りをピクピクさせている。しかし、なんとか耐えしのぎ、大きく息を吐いた。


「まあ、そのあれだ。おまえたちもこのギルドに来たのは初めてなんだろう。俺のことを知らないのは無理もないよな。俺も怒ってるつもりはないんだ。ここは穏便に済ませようや」


 必死に抑えながらも、穏やかな口調で話をしている。とても大人な対応だ。真向いでポテトを食べてる人にも見習って欲しいものだ。どう考えても悪いのは彼女の方だというのに。

 しかも、ここで彼女は更なる燃料を投下してきた。


「変な髪形。それ格好いいと思ってんの?」

 あっ、ヤバいとヨミは思った。ラバの顔が見る見るうちに真赤になって行ったのだ。これは完全に彼にとっては禁句だったのだろう。


「ヨミくんも笑いをこらえてたしね」

 だから、さっきからこちらのせいにしようとするのはやめて欲しい。


「この俺の髪形をバカにしやがったなっ! もう許せねぇっ!」

「え~。許せないとどうなるのかな~」

「表に出なっ! 格の違いを分からせてやるよオラアッ!」

 なんか酷いことになってきた。具体的にはラバの鼻息が酷い荒さになっている。


「冒険者ってほんとうに野蛮で困るよね。ヨミくん」

 だから、こちらに振らないで欲しい。そして、声が大きい。ラバにもきっちりと聞こえている。


 しかし、まあアオリが最初から言っていたとおり、この人が対戦相手ということなのだろう。 

 


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